言葉の世界・伝言板 2001年1月



濁音←→清音

UEJ (2001/01/31 23:57)

こんなんあります。
 news(ニューズ)→ニュース

清音→濁音の例
 looseleaf(ルースリーフ)→ルーズリーフ
 closeup(クロースアップ)→クローズアップ
 matroos(マトロス)→マドロス



濁音 → 半濁音

ビーバ (2001/01/31 22:43)

 少し考えてみたら結構ありました。まだまだありそうな気がします。

  バッグ → バック
  ビッグ → ビック
  バグダッド → バクダット
  バッジ → バッチ
  ドッジボール → ドッチボール
  zed → ゼット
  jug → ジョッキ

 たしかに濁音に続いています。促音「ッ」の後の濁音は発音しにくいので、
その影響もあるとは思いますが。

 おまけ(半濁音 → 濁音)
  ジャンパー → ジャンバー
  ギプス → ギブス



濁音

佐藤和美 (2001/01/31 12:43)

「ブルドッグ」を「ブルドック」、「ベッド」を「ベット」、「キューピッド」を「キューピット」と言ったりします。日本語はこのあたりの濁音は嫌いなんでしょうか。

柴田武「日本語はおもしろい」岩波新書 P50 からです。
「古代語で濁音が一語中に二回以上出ることがない」

そういえば「ブルドッグ」も「ベッド」も「キューピッド」も濁音二つ(半濁音も濁音として)ですよね。
このあたりが関係してるのかな?

もとは濁音なのに、清音になってる他の例があるでしょうか。
ちょっと思いつかないので。
それが全部(ほとんど)もとは濁音二つ以上だったらおもしろいですね。



(無題)

松茸@22世紀研究会 (2001/01/30 20:41)

 どうも全般的に説明不足だったようで、申し訳ありません。
 ご意見全般には異論ございませんが、少し引っかかる点があったということで、ご了承ください。


◆ ABC…の日本語での読み:
> 私はこれを「デフォルトの読み方」、
> つまり条件を設定しない場合は、
> 英語の読み方を使用する、という風に、
> 解釈しています。
……ここが引っかかるところです。“ある言語の話者の間で、デフォルトの「読み方」(音声表現)が決まっている(そして<決まっていること>自体が了解されている)”なら、それは(起源的に外来語であっても)「母語」だろうと思うのですが?
 むしろ反対に、「エー・ビー・シー・……」が英語由来であることが了解されているので、英語の略語の場合も<日本式>に読む慣習がなくならない、のではないでしょうか?
# これは、私個人が“Vは「ヴィー」・Zは「ズィー」だ”という権威的な教育を受け
# た後遺症かも知れません。(^^;


◆ 文字の名前:
> 「文字の名前」という定義こそ、少々的外れですよぉ〜。
> 英語や一部言語の「W, Y」は
> ちょっとややこしくなってしまっていますが、
> アルファベットの読みって、
> 基本的に実際の音価を表現しているわけですから。
……確かに。ここは「文字の読み方」とすべきですね。
 ただ、ギリシア文字やヘブライ文字なども「アルファベット」なので、<文字の名前>と<音価>は一応区別できるとは思います。


◆ GPU/KGBについて:
 舌足らずな表現でした。
 これらの語が日本語にどのようにとりいれられたかを考えると:
"ГПУ"
 戦前の政府・軍部の反ソ宣伝による。その際、キリル文字のロシア語読みのカナ表記である「ゲーペーウー」が使われ、それが定着した。
"КГБ"
 戦後、主に英米のスパイ小説・映画(の翻訳)を通じて。いったん"KGB"とローマナイズされたものを、英語式(<日本語式>か?)に読んだ「ケージービー」が広まった。
 しかし、ロシア語読み「カーゲーベー」を用いることもあるので、両方の読みが成立。
 ということです。
# あくまで想像です。(^^;


◆ 「セリエいち」について:
……要は、「Serie 1」全体を音訳すべきか、部分的に翻訳するか、ということです。
 後者の立場なら、"A"も、<ラテン・アルファベットの最初の字>という意味で「エー」と日本語訳してよいのではないか、ということになります。



re: ちょっと異論。

田邉露影 (2001/01/29 00:40)

> ……これにはちょっと異論が。
>  「エー」「ビー」「シー」……「ゼット」
> という語自体は、(主に英語由来の外来語ではありますが)母語話者が日常的に使うという意味で、過去はともかく現在では日本語でしょう。

これは、私の書いた部分が
誤解しやすいものだったのも原因なのですが、
要するに「母語訛りのアルファベット発音」のことです。

でも、日本語ではアルファベットは
使用しないわけですから、
> 母語独自のアルファベットの読み方が無いので、
と書いたわけです。


ABC の読み方はもちろん、
station の読み方ですら、
日本語では現状はともかく、
伝統的には確実な読み方は存在しません。

例えば日本語の両者の読み方、つまり
「エー・ビー・シー」
「ステーション」
は英語から輸入した発音を、
日本語の音韻体系に当てはめた発音です。

私はこれを「デフォルトの読み方」、
つまり条件を設定しない場合は、
英語の読み方を使用する、という風に、
解釈しています。


今回は略称の読み方だけが話題になったので、
その部分にしか触れませんでしたけれども、
例えばスウェーデンに“ABC-station”という駅があった場合、
やはり「アー・ベー・セー・スタシューン」などと
表記するべきだと私は思っていますし、
実際に各種辞典を見ると、
固有名詞・地名など多くの場合は原語の発音に
日本語の音韻体系に当てはめた発音で書かれています。


> # <文字の名前>が母語かどうかという議論そのものが的外れかな。

「文字の名前」という定義こそ、少々的外れですよぉ〜。
英語や一部言語の「W, Y」は
ちょっとややこしくなってしまっていますが、
アルファベットの読みって、
基本的に実際の音価を表現しているわけですから。


>  「日本の文字言語では、ラテン文字は“外国語(特に西欧語)をその正書法に忠実に表記する”場合に専用されるので、略語の場合も<もとの言語での略称>とみなして読む(音訳する)」とすべきだと思います。

私の意図としては、
そういうことを述べたつもりなのですが……。

日本語では
正式名称が何語であるかを判断して、
それに基づいて略語の読み方を判断する、
ということなのではないでしょうか?

で、デフォルトでは英語発音なので、
「日本語」にはアルファベットの読みが存在しませんから、
Nippon Hoso Kyokai の略語は「エヌ・エイチ・ケー」と
表記するんだと思います。


>  "GPU"と"KGB"の読み方の違いは、日本とソヴィェトとの政治的関係の時代的変化に由来するのでは?
> # 「ゲーペーウー」は官憲用語/「カーゲーベー(ケージービー)」はスパイ小説用語、という意味。

官憲用語と小説用語っていうのは、
政治的関係の時代的変化には相当しないと思いますが?

あくまで原語の発音を意識しているだけだと思いますよ。


現在では GPUを「ジー・ピー・ユー」、
KGBを「カー・ゲー・ベー」と
読むようになったのは
今まで述べたように
政治的関係の時代的変化だと思いますが。


>  "Serie 1"(あってとして)を「セリエいち」と言うのはまずいでしょうか?

善し悪しの問題ではないのですが、
筋としては間違っていて、
慣例としては良い……というか仕方がないのだと思います。

数詞は……なにしろ難しいですからね。
言語によってほとんどの場合は違いますから。
(フランス語の数詞で挫折した経験があります)


> # 「セリエ・ワン」は論外。(^^;

でも、そういう例もあるんですよ。
「ビタミン・ビー・ワン」とか。
(それにも関らず
 「ビタミン・ビー・じゅうろく」とか
 言ってますね。)

……さすがに「ウィタミン・ベー・ウヌス」とか
言う気にはなれませんよね。

定着している語は、
いくら反抗しても
もうどうしようもないでしょう。


結局この問題って、
非常に恣意的で
突き詰めると筋が通らないものなんですよね。

私は敢えて「英語に対する反抗」という
大義名分(笑)のもとで、
今回はいろいろと発言して参りましたけれども、
別に「〜は良くない」とか言っているわけではありませんので、
その辺はどうかご了承下さいね。

言語は常に変わるものなのですから、
これから 30年もして公用語が英語になったら
私は「外来語およびその略語は英語発音にすべきだ」
と唱えていると思います。



チュラサン

佐藤和美 (2001/01/27 08:25)

四月からのNHKの朝の連ドラの題名は「ちゅらさん」
沖縄方言で「美しい。きれいである。」
今度の舞台は沖縄ですか。



ちょっと異論。 re: GPU

松茸@22世紀研究会 (2001/01/27 03:41)

田邉露影さん曰く:
> つまり、日本語の場合は、
> 母語独自のアルファベットの読み方が無いので、
> あくまで表記されている言語の発音を使用する、というのが、
> (少なくとも近年までは)一般的でした。

……これにはちょっと異論が。
 「エー」「ビー」「シー」……「ゼット」
という語自体は、(主に英語由来の外来語ではありますが)母語話者が日常的に使うという意味で、過去はともかく現在では日本語でしょう。
# <文字の名前>が母語かどうかという議論そのものが的外れかな。
 「日本の文字言語では、ラテン文字は“外国語(特に西欧語)をその正書法に忠実に表記する”場合に専用されるので、略語の場合も<もとの言語での略称>とみなして読む(音訳する)」とすべきだと思います。


追記1:v  "GPU"と"KGB"の読み方の違いは、日本とソヴィェトとの政治的関係の時代的変化に由来するのでは?
# 「ゲーペーウー」は官憲用語/「カーゲーベー(ケージービー)」はスパイ小説用語、という意味。

追記2:
 "Serie 1"(あってとして)を「セリエいち」と言うのはまずいでしょうか? # 「セリエ・ワン」は論外。(^^;



その逆に...

益山 健 (2001/01/26 11:20)

森永アカディ牛乳は High Digestive の頭文字を取ってイタリア読みしたものだそうな...

歌の題とかで, 英語の単語の前に「ラ」をつけて, フランス語っぽい雰囲気をだす, と
いうのもあるような。



re: ケー・ジー・ビーの類例

田邉露影 (2001/01/26 04:23)

> 憶測ですが、英語式の読み方に統一している放送局もあるようで……。

そのようですね。


KGBを
「カー・ゲー・ベー」と読むことにしても、
「ケー・ジー・ビー」と読むことにしても、
筋としてはどちらの意見も基本的に正しいですから、
やはり最終的には感情論になってしまう恐れがありますね。

合理的にどちらが良いか……、
日本の今後を見ると英語発音、英語表記の一般化は、
さらに進むことでしょうね。
(英語を第二公用語にしようという動きもありますし)



ケー・ジー・ビーの類例

面独斎 (2001/01/26 03:34)

ドイツ語の BMW を「ビー・エム・ダブリュー」とか、
イタリア語の Serie A を「セリエ・エー」とか……。

> 日本語の場合は、母語独自のアルファベットの読み方が無い

憶測ですが、英語式の読み方に統一している放送局もあるようで……。



re: GPU

田邉露影 (2001/01/25 22:31)

> [ GPU ]
> 〔(ロシア) Gosudarstvennoe Politicheskoe Upravlenie〕
>
> こっちは「ジー・ピー・ユー」ですか。(^^)

筋論からしたら「ゲー・ペー・ウー」でしょうね。

無論、いくつかの辞書(『新辞林』など)には、
そう記載されていますし……。

USSR(Union of Soviet Socialist Republics) なんかは
「ユー・エス・エス・アール」でも
構わないとは思いますけれども。

つまり、日本語の場合は、
母語独自のアルファベットの読み方が無いので、
あくまで表記されている言語の発音を使用する、というのが、
(少なくとも近年までは)一般的でした。

ところが、最近は英語発音重視の傾向が強まり、
それどころかわざわざ英語以外の印欧語で書かれたものを、
わざわざ日本国内では英語に書き改める傾向も、
ところどころに見られます。

例えば最近のバッハの国内版CDでは、
『フーガの技法』を
Die Kunst der Fuge と表記するものよりも、
The art of fugue と表記するものが、
目立ってきたように感じられます。

その場合「英語で書いた方が分かりやすいから」というのは、
実は言い訳に過ぎないわけで、
分かりやすさを求めるのなら
日本語で書けばいいだけです。

結局、英語発音にしろ英語に書き改めるにしろ、
「格好良いから」なんですよね。
ほとんどの人が学校で習っていて知名度が高いし、
多くの人はネイティブ並みに会話することに
憧れをいだいているし。


ただ、ここで私の意見を述べておきますけれども、
その国の持つ「個性」を
間近で体験できるようになったのに、
言語だけはいつも「障害」であるように
認識されてしまっているのが悲しいです。
「自分の母語が日本語でなくて英語だったら……」
というように。


もちろん英語は
ザメンホフがエスペラント語に対して
期待していたような、
「中間言語」として非常に重要で
大切な言語ではありますが、
今の「なにがなんでも英語」という傾向は、
果たして良いものなのでしょうか??



GPU

佐藤和美 (2001/01/25 12:27)

田邉さん
>それに最近はKGBを「ケー・ジー・ビー」と
>発音するようになっちゃいましたし。

「大辞林」からです。
[ GPU ]
〔(ロシア) Gosudarstvennoe Politicheskoe Upravlenie〕ソ連の秘密警察。国家政治保安部。反革命分子の摘発・逮捕・処刑にあたった。1934年、内部人民委員部に改組された。

こっちは「ジー・ピー・ユー」ですか。(^^)



galley

佐藤和美 (2001/01/24 12:32)

英和辞典で「galley」をひくと、どういう意味が出てるでしょうか。
いくつかありますが、一つは「ガレー船」、昔の船ですね。
他には「ゲラ」があります。印刷の「ゲラ刷り」の「ゲラ」です。
「ゲラ」って「galley」だったんですね。(ずいぶん訛ってるけど。)
「ゲラgalley」ってもともとは「組版を入れる盆」で、それがガレー船に似てたようです。



re^2: 国際音声記号

田邉露影 (2001/01/23 21:27)

>  ラテン語ですか。

元権威(苦笑)ということで。

ところで言語学のほかにも
ラテン・ギリシア語は「学術」という点で、
必須語学だったわけですけれども、
宗教ではルーテルあたりから
「難解なラテン語を使うから
 学問は排他的存在になりつつある」
なんて考えられるようになってきましたね……。

一種の共通語的な意味合いから、
ラテン語が学術界で使われることには、
私はさして疑問は感じられないのですが、
一方で学問の独占という視点では、
ラテン語が及ぼしている弊害も、
認めざるをえないと思うんです。

……さて、今日の英語は??
やはり非常に共通点があるように感じます。


> でも、日本の場合、英語のアクロニムじゃないと
> 通じないのが普通でしょうけど。

そうでしょうね。

それに最近はKGBを「ケー・ジー・ビー」と
発音するようになっちゃいましたし。
(別に悪い、ということはありませんが……)



RE: 国際音声記号

ビーバ (2001/01/23 18:18)

>IPAは英語で International Phonetic Alphabet ですよね?
>APIはラテン語で Alphabetum Phoneticae Internationalis です(たしか)。
>フランス語なんかも修飾語を後置する文法形態なので、
>APIと表記していたように記憶しています。

 ラテン語ですか。フランス語かなとはちょっと想像していたのですが、ラテン
語というのは思いもよりませんでした。
 AIDS(エイズ)という言葉も、フランスではsida(シーダ)となるそうです
し、アクロニム(頭字語)は言語によって順番が違うのが多そうですね。でも、
日本の場合、英語のアクロニムじゃないと通じないのが普通でしょうけど。



国際音声記号

田邉露影 (2001/01/22 22:30)

> ところで、田邉露影さんの
> 「API(俗にいうIPA)」とは何でしょうか?
> 深い意味はないのかもしれませんが、
> ちょっと気になりました。

はい、あまり深い意味はありません(笑)。

つまり、
IPAは英語で International Phonetic Alphabet ですよね?
APIはラテン語で Alphabetum Phoneticae Internationalis です(たしか)。
フランス語なんかも修飾語を後置する文法形態なので、
APIと表記していたように記憶しています。

……別にラテン語を持ってくる必要はないんですが、
なんだか今の「英語」って、
かつての「ラテン語」と同じくらい
権威主義になっているきらいがあるので、
敢えてAPIという用語を使用しただけです。
(体制に対する反発ってやつです)



ありがとうございます!

ゆうき (2001/01/22 19:48)

とてもくわしく説明していただいて本当にありがとうございます! なるほどーー・・そういう本がちゃんとあるんですね。 さっそく図書館なんかでさがしてみます!!



RE: 発音記号・・・

ビーバ (2001/01/22 12:26)

 発音記号については、なかなか簡単に説明するのは大変ですので、やっぱり
本を読んでもらうのがいいと思います。日本語には英語にない発音も多いので、
日本語の発音について知りたければ、できれば英語音声学の本ではなくて音声
学全般を扱った本の方がいいと思います。

 最近の本でお勧めなのは、斎藤純男『日本語音声学入門』(三省堂, 1997)
です。日本語を中心にした音声学全般についての入門書ですが、IPA(国際音標
文字、普通使われている発音記号)についての解説が結構詳しく、アクセント
やリズムについての解説もあり、英語音声学の本とは感じが違います。入門書
ということから全体的に粗いような気もしますが、その分とっつきやすいので
はないかと思います。
 また、小泉保『音声学入門』(大学書林, 1996)もよかったと思います。こ
の本については詳細は覚えてませんが、IPAについての解説があったと思います。
この2冊は比較的大きな図書館ならあると思います。これらが見つからなければ、
「音声学」と名の付く本をパラパラめくってみるのもいいかもしれません。


 ところで、田邉露影さんの「API(俗にいうIPA)」とは何でしょうか?
深い意味はないのかもしれませんが、ちょっと気になりました。



re^2: 発音記号・・・

田邉露影 (2001/01/19 16:58)

話が外れてしまうんですけど、
発音記号って言語によってミョ〜に違うんですよね。
API(俗にいうIPA)は確かに難しすぎて、
音声学のセンセイでもなければ使いこなせない、ということは
ありますけども、
「これじゃ、何のための発音記号なんだ!?」という
矛盾を感じる今日このごろです。

それはさておき、
発音記号はこういう状況ですから
「日本語の発音記号」でしたら、
日本語の本の方が良いかもしれません。

日本語の専門ではないので、
良い本がご紹介できなくて残念なのですが……。



RE:発音記号・・・

佐藤和美 (2001/01/19 12:44)

発音、発音記号に関しては
竹林滋「英語発音に強くなる」岩波ジュニア新書
当りがとっつきやすいかと思います。
岩波ジュニア新書なんで学校の図書館にも置いてあるでしょう。

講談社ブルーバックスから出てる二冊の本
山田恒夫・足立隆弘・ATR人間情報通信研究所「英語リスニング科学的上達法」
山田恒夫・足立隆弘・ATR人間情報通信研究所「英語スピーキング科学的上達法」
はWindowsPCがあればいろいろ遊べるでしょう。
CD-ROMが付いてるので実際の発音を聞くことができます。



発音記号・・・

ゆうき (2001/01/18 17:27)

はじめまして。最近、日本の言葉に興味がわき、いろいろな本をよむのですが、発音記号がたくさんあり、どんな発音をするのかわかりません。Oの真ん中に/を書くものくらいはわかるのですが・・・。中学生なので、わかりやすくお願いします。



また書きたくなりました。

resaknay (2001/01/18 17:23)

サチさん

オサッナイは、苦慮するアイヌ語地名です。
・・・というのは
o-sat-nay(尻・乾いた・川)か
o-sak-nay(尻・無い・川)か
o-sar-nay(尻に・湿原(ある)・川)か
転訛している場合があるので、即断することが
出来ないからです。
その上、植物生態学を少しかじると
湿原は遷移して乾地化していく傾向をもって
いますから、排水路などが造られるなど開発が
進むと、潜在自然植生も分からなくなって・・

・・・ということで、難しい!!!
でも、そうだから、なおさらファイトが
わくのかも知れません。勉強ガンバッテね!



ロートル

佐藤和美 (2001/01/18 12:40)

最近はあまり使わないと思いますが、年寄のことを「ロートル」と言ったことがあります。
この「ロートル」って何語? 英語?

「老頭児」
中国語だったんですねぇ。



ありがとうございます。

サチ (2001/01/18 09:24)

resaknayさん、ありがとうございます。
河川関係の地名はよく聞きますよね。まだ、あまり分からないのですが
O-sat-nayとか・・・。
もっと勉強して皆様とアイヌについて談話できるようになりたいと思います。



horka-nayについて

resaknay (2001/01/18 06:49)

サチさん
“ホロカナイhorka-nay(後戻りする・川)”
<但し、ロはポイントを2段位下げて表記する>
となります。
「後戻り」というのは、人が河口から川を遡って
いくと、水源部は大きく曲がっていて、あたかも
また、河口のある方向へ進んでしまう、というような
そんな流れ方をしている川(沢)に対して
用いられる表現です。
本流筋が「?」の形のようになっているもの、
と考えてください。
<なお、この場合は、点を河口部と見立てます>

河川は、アイヌの人々にとって交通路と
なっていましたから、川の形態・・・というより
その川を通っていくとどうなるか
という内容を含んだ地名も多く見られます。



ありがとうございました

尾島正樹 (2001/01/17 17:23)

佐藤様、フランス語が語源とは知りませんでした。30年来の疑問が解けました。



質問です。

サチ (2001/01/17 16:28)

初カキコさせていただきます。アイヌ語の「horka-nay」という地名の意味がわからないんですけど、教えていただきたいです。最近アイヌ語に興味をもったばかりなもので、まだまだ未熟者ですがよろしくお願いします。



ありがとうございました

たっちゃん (2001/01/17 14:48)

佐藤様、めんどくさい様、あんぽ柿の件ありがとうございました。



RE:オーエス

佐藤和美 (2001/01/17 13:59)

「オー・エス」佐藤和美(2000/01/21)wrote
>綱引きのときに「オー・エス」って、掛け声をかけますよね。
>いったい、この「オー・エス」ってなに?
>富田仁・村岡正明・編著「街角のフランス語」(駿河台出版社)
>という本を読んでたら、「オー・エス」の語源がでてました。
>「オー・エス」はフランス語「オー・イス(Oh, hisse)」に由来し、
>「hisse」はフランス語の動詞「hisser」(帆や旗などを揚げる、巻きあげる、の意味のことば)から出た間投詞とのこと。



オ−エス

尾島正樹 (2001/01/17 13:23)

昭和30年代東京の小学校で運動会の綱引きの時、掛け声は「オ−エス」でした。最近では聞きません。海軍などの軍隊用語か船乗り言葉かと想像しているのですが、どなたかご存知ありませんか?



しゃぶしゃぶ

佐藤和美 (2001/01/17 12:05)

いくつかあるネタのストックから、食べ物ネタを紹介します。

古田金彦編「衣食住語源辞典」(東京堂出版)から引用します。

「しゃぶしゃぶ」
 料理名だが、その由来を示す文献はまだ発見されてない。しかし、一九五七年に大阪のスエヒロ本店が「肉のしゃぶしゃぶ」を商標として出願しており、名称は一九四〇〜五七年の間に生まれたことになる。おそらく、薄切りの肉を湯に入れて動かしすすぐさまをいう擬音後「シャブシャブ」から出たのであろう。



Re: あんぽ柿

面独斎 (2001/01/17 01:33)

下記ページからです。

「江戸時代には天干し柿(あまぼしがき)と呼ばれていた記録があることから、おそらく「あんぽ柿」とは「天干し柿」がなまったものではないかと推察されます。」

↓ 五十沢(いさざわ)のあんぽ柿

http://www.takenone.com/sales/ampo/



あんぽ柿

佐藤和美 (2001/01/16 15:48)

http://www2.117.ne.jp/~kazu/tie/kaki.html
渋柿の主な品種名
蜂屋(岐阜、あんぽ柿にする−福島県地方、天日に干すところからその名がついたと言われる)

これだけだと、なんか意味がわからないですねぇ。



地名の世界地図

佐藤和美 (2001/01/16 15:46)

「地名の世界地図」が1/15付けで三刷出てました。
売れてるんですねぇ。(^^);
早く「君にも書ける「地名の世界地図」」書かないとダメかな?



なるほど。

カツ (2001/01/15 23:01)

「えてこう」の語源が分かりました。
なるほど、こういう事だったんですか。ありがとうございました。



ありがとうございました

くみこ (2001/01/15 13:09)

遅れましたが佐藤さんありがとうございました。無事資料を
提出することが出来ました。ありがとうございます。



えて

佐藤和美 (2001/01/15 12:04)

以下の書き込みを読んでみてください。
「縁起が悪いのはやだ!」佐藤和美 (1998/06/01)
「えて、たけなわ」佐藤和美 (2000/05/17)
このへんはいずれまとめるつもりです。

それと「犬」のことを「わんこう」とか言いますよね。
渋谷の駅前にいるのは「はちこう」



えてこう。

カツ (2001/01/14 18:35)

猿の事を何故「えてこう」と言うんでしょうか?
大辞林には、以下の通りの記載がありました。

(4)〔サルが「去る」に通ずるのを忌んでいう〕猿のこと。えてきち。えてこう。

が、何故、「えてこう」なのかは、分からずじまいです。
どなたかご存知ですか?



あんぽ柿

UEJ (2001/01/14 16:26)

この時期になるとスーパーなどでよく売られているあんぽ柿のあんぽとはどういうこと?



Re: テキ屋

UEJ (2001/01/13 16:39)

広辞苑より

てきや【的屋】
いかがわしい品物を売る商人。やし(香具師)。
ねらいが当れば利益を得るところから、的に矢が当ることになぞらえたものという。
一説に、「やし」の「や」と、てき(的)とを合せた「やてき」の倒語。



good-by(e)

佐藤和美 (2001/01/13 09:42)

「good-by(e)」は「God be with you」の短縮形ですね。
「good-bye」→「bye」→「bye-bye」ということのようです。



テキ屋

たまちゃん (2001/01/13 02:29)

テキ屋は、古くは香具師(やし)とも呼ばれたそうですが、なぜ今はテキ屋と呼ばれるようになったのでしょうか?



かっぱ巻き

kappa (2001/01/12 23:40)

かっぱ巻きはそもそも 
伝説のかっぱがきゅうりを好んで食べていたというところからきていますよね
友人が、きゅうり巻きとかっぱ巻きの違いはなんじゃ?と言っているので
わたしは、きゅうり巻きはきゅうり ”も” 入った巻物
かっぱ巻き=きゅうりオンリーの巻物
と、答えました  が きゅうりオンリーの巻物でもきゅうり巻きと言うとその人は言い張ります
それなら、わざわざ河童のエピソードを語ってまでついた”かっぱ巻き”という名前が
あまりにも惨めじゃありませんか!

くだらない疑問ですが どうも、 きゅうり=かっぱ と呼ぶから、
かっぱ巻きなんだというその人の安易な考え方にも納得いきません
かっぱ巻きは、固有名詞であって欲しい  きゅうりオンリーの巻物だけの・・・

http://ha8.seikyou.ne.jp/home/yummy00/



コロッケ

佐藤和美 (2001/01/12 18:35)

コロッケの語源はフランス語のクロケットcroquetteです。
(「コンサイスカタカナ語辞典」三省堂)



「地名の世界地図」経過

佐藤和美 (2001/01/12 18:34)

文藝春秋からきのうメールがありました。
著者と文献を調べなおし中とのことです。
返事はもうすこし時間がかかりそうですね。



BYE-BYEの語源

新宿仙人 (2001/01/12 09:51)

BYE-BYEの語源教えて下さい。
多分「神様がいつもそばについていますように」という意味だと思いましたが
英語でどうしてbye−byeとなるのでしょうか?



16世紀に「茶碗」があったか? Re: luncheon

松茸@22世紀研究会 (2001/01/12 07:09)

 お久しぶりです。今年もよろしくお願いします。

UEJさま 曰く:
> Random Houseより抜粋します。
>  1580.nuncheon(現在は方言)の異化異形;nuncheon は中期英語 none(s)chench 正午の飲み物
>  =none NOON+schench(古期英語 scenc 飲み物,茶碗(ちゃわん))

……語源はともかく、一つ気になったので、差し出口を。
 私の調べた範囲では、西ヨーロッパで一般に茶が飲まれるようになったのは17世紀半ばから、とされています。
 例えば、http://www.m-w.com/ の "tea" には、"Date: circa 1655" とあります。
 16世紀ごろのイングランドで「正午の飲み物」として飲まれたものは、ビールなどの酒ではないでしょうか?
 UEJさまの引かれた訳語の「茶碗」は、“飲み物を容れ、直接口を付けて飲む食器一般”の意味と思われますが、《英国⇒紅茶》という印象があるので、誤解を招きそうです。



コロッケの語源

naruu (2001/01/11 20:19)

コロッケの名前の由来おしえて〜!



やはり・・・

ぶぅき (2001/01/11 12:08)

佐藤さん、ありがとうございます♪
また分からないことがあたっらここにきますので
皆さんどうぞよろしくおねがいします。



luncheon

UEJ (2001/01/11 08:33)

Random Houseより抜粋します。
 1580.nuncheon(現在は方言)の異化異形;nuncheon は中期英語 none(s)chench 正午の飲み物
 =none NOON+schench(古期英語 scenc 飲み物,茶碗(ちゃわん))



銀河

佐藤和美 (2001/01/11 00:33)

「銀河」は漢語(中国語)だったと思いますけど。
和製漢語ではないはずです。



stuff

佐藤和美 (2001/01/11 00:31)

英語「stuff」は古フランス語「estoffe」が入ったもの。
フランス語にどのように入ったかは諸説あるようです。



RE:lunchの語源について

佐藤和美 (2001/01/11 00:30)

>ある英和辞典でlunchはluncheonから来ていて、
>”原義”として「正午の飲み物」と出てたんですけど、
>その飲み物ってなんだったんでしょう?
>午後の紅茶ならぬ正午の紅茶なんかだったんでしょうか?

「luncheon」「午前の食事の間の軽い食事」
(「スタンダード英語語源辞典」(大修館書店))

「正午の飲み物」っていうのは、私の持ってる資料では出てこないです、
「ある英和辞典」の名称を教えていただきたいですね。



Re^3:本当は使われていない言葉

田邉露影 (2001/01/10 22:38)

> 解剖学を習ったときには、ラテン語ではこれこれ、と習いましたが、
> その時のラテン語の発音は、日本独自のものでした。

そうですね、ただ理論的には
日本語訛りのラテン語って、
案外、かつてキケローの時代にしゃべっていたであろう発音に、
近いのかもしれません。

その辺は、ラテン語の教科書の、
発音に関する部分をご参照くださいませ。


> 各国のアルファベットの発音が違う様に、
> ラテン語の発音も各国で異なると習いました。

そうなんです。
きっと、欧米ではそれほどラテン語が溶け込んでいるという
証拠なのかもしれませんね。


> たとえば、炭素、二重結などのドイツ語には、
> ラテン語的要素は、感じないのですが、
> これは、私の無知なせいなのかもしれません。

気をつけてください!
そういう場合はギリシア語源、ということがありえます。
iso-, tele-, -graph, -phone などは、
ラテン語ではなくギリシア語です。
(「炭素」「二重結」に関しては
 語源を調べていないのでわかりませんが)

両者はいつも「ギリシア・ラテン」と一括りにされる割には、
お互いの語彙は非常に異なっています。
(同じだった場合には、
 多くはラテン語がギリシア語から借用していると、
 みなしてもよいでしょう。
 -gn- や -th- や -ph- や -y- や-z- がある場合は
 ギリシア語源とほぼ断定してもよいかと思います。
 ただし、北欧語の場合は -ph- は -f- に
 置き換えてしまっている傾向が見られます。)



Re:Re:本当は使われていない言葉

Nupkes (2001/01/10 20:41)

>日本語はアルファベット言語ではないので、
>「母語訛りのアルファベット発音」を持っていません。
>別にルールがあるわけではなく、
>慣習上、ということですけれども。
解剖学を習ったときには、ラテン語ではこれこれ、と習いましたが、その時のラテン語の発音は、日本独自のものでした。そのとき、教授は英語での発音も教えてくれましたが、各国のアルファベットの発音が違う様に、ラテン語の発音も各国で異なると習いました。
 ただし、解剖学の授業ですので、言語学的に正しいことなのかは、不明です。
 わたくしは、以前、某国立大学の工学部化学系にも、いたことがありましたが、ドイツ語の化学の専門用語には、あまりラテン語的なものがあった記憶がありません。
 たとえば、炭素、二重結などのドイツ語には、ラテン語的要素は、感じないのですが、これは、私の無知なせいなのかもしれません。



Re:Re:本当は使われていない言葉

田邉露影 (2001/01/10 19:14)

> ラテン語は、使用されてはいないのでしょうか。
> 英語のようでも、実は、ラテン語の英語風発音ということは、ないのでしょうか。

それならば、
ドイツ語におけるラテン語も同様ですし、
ラテン語をドイツ語に翻訳したというケースも存在します。

ただ、ラテン語の場合は単に医学用語というだけではなく、
「学術用語」として共通語であった時期があります。
(ニュートンの論文もラテン語ですし、
 ジャルマティの論文もラテン語ですし、
 リンネ(本当の発音は「リネー」)の論文もラテン語です)

こういうケースって常日頃思うのですが、
ドイツ語にしても英語にしても、
常にその分野の最有力である国の母語が
使用されるわけですから、
その最有力性を持つ国が
時代とともに移り変わった場合には、
学術語としてメインであった言語が移り変わってしまうのは、
仕方がないのでしょうね。

でも、だからといって
何が何でもその最有力国の母語をができなければいけない、だとか
そういう右に習え、のような態度も
非常に私は嫌悪感を感じますけどね、やはり。
(今でいうと「英語ができなければ社会から落ちこぼれる」だとか)


ちなみに結構、以前から私も言ってますし、
ほかの方々もおっしゃってますが、
日本語はアルファベット言語ではないので、
「母語訛りのアルファベット発音」を持っていません。

そこで、日本語の場合はとりあえず、
学術用語ならば輸入元の発音を尊重しますし、
人名ならばその民族の母語の訛りを(いちおう)尊重しています。
(詳しく言うと、日本語の音韻体系にのっとって、
 輸入元の言語の発音を参考に音が当てられています)
といっても、別にルールがあるわけではなく、
慣習上、ということですけれども。



あれは夢だったのでしょうか・・・

ぶぅき (2001/01/10 13:24)

昔、小学生ぐらいの時だったと思いますが、
「銀河」という言葉を初めて使ったのは、宮沢賢治だと聞いたような気がします・・・
でも、宮沢賢治関係のHPをいくら調べても、そのようなことは一切書いてないんです。
もしも本当に、賢治が作った言葉だとしたら相当重要なことだと思うので書いてあるはずですよね・・・
やっぱり私の記憶違いでしょうか?(笑)



(無題)

くみこ (2001/01/10 16:18)

度々お願いしたいのですが、STUFF(今度はUのほうですが)の語源は何でしょうか?意味は材料・原料の他にがらくた・駄作などあるようですが。



ありがとうございます

くみこ (2001/01/10 15:51)

佐藤さん教えていただいてありがとうございます。初めて覗かせていただいたのですが礼儀知らずの書きこみで申し訳ありませんでした。これからも是非よろしくお願いします。



Re:取鳥?

いばら (2001/01/10 13:24)

佐藤さん、みなさん、ご無沙汰しております。
昨年はありがとうございました。今年もどうぞよろしくお願い致します。

郵便番号検索システム「郵次郎」で検索してみました。
http://yuujirou.inac.co.jp/index.html
「北海道」「取鳥」では該当なし。
「北海道」「鳥」で検索しましたら、「鳥取」がついた地名はありました。
084  → 084-0906 : 北海道 釧路市【くしろし】 鳥取大通【とっとりおおどおり】
084  → 084-0905 : 北海道 釧路市【くしろし】 鳥取南【とっとりみなみ】
084  → 084-0907 : 北海道 釧路市【くしろし】 鳥取北【とっとりきた】
もしかしたらう〜ちゃんさんの御覧になった「取鳥高校」というのは書き間違いの
可能性もありますね。
(釧路市に鳥取小学校があるのは確認できましたが、鳥取高校はちょっとわかりませんでした。)



Re:Re:本当は使われていない言葉

Nupkes (2001/01/10 12:59)

 投薬時には、N.D.E.と書きますが、これは、ドイツ語で食後を意味します.
そのくせ、疼痛時をat painと書きます.また、次回来院時をN.V.と英語で書きます.
わたくしは、恥ずかしながら、英語、ドイツ語、ラテン語、日本語のごちゃ混ぜでカルテを書いています.
 また、薬品は商品名で書きますが、ビタミンB1,6,12製剤は、商品名でないときはそのままで言います.ビタミンと言う言葉は、まだ死語とは言えないと思うのですが.



取鳥

佐藤和美 (2001/01/10 12:41)

郵便番号簿には「取鳥」はないみたいですね。
gooでの検索で「取鳥高」なし。



staff

佐藤和美 (2001/01/10 12:38)

「staff」の語源です。

(歩行・武器用の)つえ。
「棒、杖」が原義で、「職員」の意味は職権を示す「棒・杖」から。
(「スタンダード英語語源辞典」(大修館書店)から)





佐藤和美 (2001/01/10 12:37)

強ち
あながち

強いる
しいる

でした。



Re: 鳥取

UEJ (2001/01/10 08:40)

鳥取で思い出したのですが、南アルプスで耳にした笑える会話
 おじさんA:あそこに見えてるのが「のうとり岳」だよ。
 おじさんB:「のうとり岳」の「とり」ってどういう字?
 おじさんA:「鳥取」の「とり」だよ。
 おじさんB:なるほど〜。
 隣で聞いてた私:(どっちの「とり」やねん(^^;)
正解は「農鳥岳」です。

ふと抱いた疑問:
 鳥取大のことを「とりだい」って言うけど「鳥大」のことですよね。
 実は「取大」だったりして )^o^(



lunchの語源について

笑い男 (2001/01/10 00:09)

ある英和辞典でlunchはluncheonから来ていて、”原義”として「正午の飲み物」と出てたんですけど、その飲み物ってなんだったんでしょう?午後の紅茶ならぬ正午の紅茶なんかだったんでしょうか?



Re:Re:本当は使われていない言葉

のんきぃ (2001/01/09 17:54)

確かに、医者のカルテは英語が主流になりつつありますね。
でも、お年寄りのお医者さんの中には頑固にドイツ語で書いている人がまだいるようですよ。

実は、学術用語って思った以上に頻繁に変更されるんですよね。だから、10年前に学会に通用していた言葉が、今では死語になっていることって結構あります。
それがなかなか一般に広まらないので、そこに差が出てくるんだと思います。社会の中心をなしているのは、学校を卒業して10年以上経っている人達ですからね。ギャップが生じるのは仕方ないんじゃないでしょうか。



RE:本当は使われていない言葉

Nupkes (2001/01/09 17:18)

 あらえびすさん
>現在お医者さん関係はすべて英語が基本になっているようです。

 ラテン語は、使用されてはいないのでしょうか。英語のようでも、実は、ラテン語の英語風発音ということは、ないのでしょうか。



取鳥?っていったい

う〜ちゃん (2001/01/09 14:58)

以前宮崎県宮崎市で北海道取鳥高等学校というのをみました。鳥取ではなく取鳥。そんな地名、もしくは学校があるなんて!なんと呼ぶのか?誰か知ってる人教えてください。



(無題)

くみこ (2001/01/09 14:38)

STAFFの語源を知りたいので教えてください。



木で鼻を括(くく)る

佐藤和美 (2001/01/09 12:59)

「木で鼻を括(くく)る」ですが、「大辞林」からひろってみました。

「木で鼻をこくる」の誤用が一般化したもの。「こくる」はこするの意〕ひどく無愛想にもてなす。木で鼻をかむ。「―・ったような挨拶(あいさつ)」

こくる
一(動ラ四)強くこする。「寄せ付けず木で鼻―・る男ども/浄瑠璃・井筒業平」
二(接尾)〔動詞四段型活用〕動詞の連用形に付いて、その動作の激しいさまを表したり、その動作を強調したりするのに用いる。「黙り―・る」「ありや去り―・つてしまうて/歌舞伎・幼稚子敵討」〔主として近世に用いられ、現代語では「黙りこくる」などの語として残っている〕



本当は使われていない言葉

あらえびす (2001/01/08 21:33)

いつも拝見してます.投稿は初めてのあらえびすです.

何となく専門用語みたいだけど実際に専門家たちは使わない用語ってありますよね.
たとえば患者さんを「クランケ」って呼ぶこと.医療の現場ではずいぶん昔から使わ
れいないどころか,本家のドイツでもとっくに消え去った言葉です.TVドラマではあ
いかわらず使っているようですけど
それに現在お医者さん関係はすべて英語が基本になっているようです.

あとは水素イオン濃度をペーハーとドイツ式に発音すること.
これも私が教育を受けた20年以上前からピーエイチと英語読みにするのが普通でした.
どちらも専門外の人にはそこはかとなく専門用語に聞こえるからかな?
あとビタミン×と言う用語も科学の現場では使われませんね.全部物質名で呼びます.
例:ビタミンC→アスコルビン酸(栄養学では使うかも)
たぶんビタミンって言うほうが有難みを感じるのかも.





佐藤和美 (2001/01/08 16:21)

以前、「因り」、「因む」の訓読みを問題に出したことがありましたが、
「強」の訓読みもいろいろあるようですね。

強ち
強いる

読めますか?
私は読めませんでした。(^^);



身も蓋もない

佐藤和美 (2001/01/07 16:31)

「身も蓋もない」の語源です。

山口佳紀編「暮らしのことば語源辞典」(講談社)から引用します。

「身も蓋もない」
あまりに露骨すぎて、味気のないこと。言うことが直截で、話のつづけようもないたとえ。
 容器の身(本体)も蓋もないということで、何もかもさらけ出している状態のこと。そこから、含蓄も情緒もないという意味を表すようになった。



伝言板・お持ち帰りパック

佐藤和美 (2001/01/06 12:49)

UEJさんのマネをして伝言板・お持ち帰りパックを始めました。
PC上に置けば検索もできます。



地名の世界地図

佐藤和美 (2001/01/06 12:48)

文藝春秋へ送ったメールが、受け付け部門から新書編集部へ転送されたそうです。
思ったより早く返事がくるかな?



地名の世界地図

佐藤和美 (2001/01/05 09:32)

文春新書の「地名の世界地図」に関してですが、
きのう、文藝春秋へメールを送りました。
松茸さんの書き込みも参考にさせていただきました。
送った内容はここです。
さて、どんな返事が来るかな?



Re:「本当のことが知りたい」が原点

jets (2001/01/05 01:00)

佐藤さん、resaknayさん、レスありがとうございます。
resaknayさん、本の件でメールをお送りしましたので、よろしくお願いします。
まず、知里真志保さんの2冊の本はネット書店で注文しました。
せっかく縁があって興味をもったので、自分でもいろいろ調べてみようと思います。



「本当のことが知りたい」が原点

resaknay (2001/01/04 21:26)

難しいからやめちゃう
・・・というのは、すんごく残念!
JETSさん、そう言わずにチャレンジ
して下さい。
すべからく、「本当は何?」ということから
文化は発展するものです。
方法論さえ間違えなければ、ある程度の所までは
行けますって・・・!
良く言うじゃありませんか、
「習うより慣れろっ」・・・て!

「私のアイヌ語地名調査」という入門書を
昨年の4月に自費出版しました。ある程度
方法論的には網羅しているものと自負しています
もし、ご入用なら、連絡下さい
resaknay@syd.odn.ne.jp
一人でも多くのアイヌ語地名研究者が増えてくれる
のを心待ちにしています。



RE:アイヌ語地名のおすすめ本は?

佐藤和美 (2001/01/04 17:09)

私が以前書き込んだものです。

「これであなたもアイヌ語地名研究家」佐藤和美(1998/09/24)
>最短でアイヌ語地名研究家になる(なったふりをする?)には次の3冊を手に入れましょう。
>知里真志保「アイヌ語入門」北海道出版企画センター
>知里真志保「地名アイヌ語小辞典」北海道出版企画センター
>山田秀三「北海道の地名」北海道新聞社
>まず知里真志保「アイヌ語入門」を読んで、後の2冊は手元においておく。
>「地名アイヌ語小辞典」は地名に出てくる単語が、「北海道の地名」は北海道内の地名が解説されています。必要のつど辞典のように引きましょう。
>これであなたも一週間でアイヌ語地名研究家です。(笑)

山田秀三「北海道の地名」は現在では草風館から出てます。

これを書き込んでから2年ちょっとたちましたが、あいかわらず一週間でできることをやってない「アイヌ語地名研究家」が多いですね。(^^);



Re:ニセコアンヌプリは和製アイヌ語

jets (2001/01/04 14:49)

resaknayさん、早速のレスありがとうございました。
>和製アイヌ語であると思われます。
アイヌ語は本当にむずかしいですね。素人が少々勉強したところで解読できそうにありません・・・



ニセコアンヌプリは和製アイヌ語

resaknay (2001/01/03 22:14)

全国規模の知名度となった「ニセコ町」は、
昭和39年に改称によって出来た町名で
それまでは、「狩太(かりぶと)町」といっていました。
この「かりぶと」は
マクカリペップトウmak-kari-pet-putu
(真狩川・の口<合流点>)
の後半部を地名化したものでした。
また、「ニセコ」は、蘭越町との境界
となっている「ニセコアンベツ川」が
その起源となっており、「ニセコアンヌプリ」も
この川がその名前の起源となっていますが、
ニセイコアンペッnisey-ko-an-pet
(渓谷・そこに・ある・川)
の前半部を用いて地名化したものです。

「ニセコアンヌプリ」については、
これを採録している歴史的資料はなく、また、
それを解釈しても妥当な解釈は得られません。
松浦武四郎はこれを「チセネシリ」と記録し、
これは、チセネシリcise-ne-sir
(家・のようである・山)
と解釈できますが、この山を南側から見ると
「等脚台形:家の屋根の形」に見え、
まさにこの解釈が妥当であると言えます。

ということは、「ニセコアンヌプリ」は明治以降
になって誰か<北大のスキー部あたりであろうか??>が
つけた・・・つまり、和製アイヌ語であると思われます。

この山の近くには、
「シャクナゲヌプリ」や、「ワイスホルン」
それに『そこに兎が2羽いたので名付けられた』
「ニト<二兎>ヌプリ」などの名峰が存在します。



アイヌ語地名のおすすめ本は?

jets (2001/01/03 16:05)

はじめまして。よろしくお願いします。スノーボードが好きで北海道へ行くようになってから北海道の地名に魅せられました。意味がわかって現地を訪れると、昔の人がその場所をどう見ていたかを知り、感慨もひとしおといったところです。しかし、初めて北海道へ行ったとき、バスガイドさんが「(スキー場の)キロロはアイヌ語で心という意味です。」と説明を受け勝手に感動していたのですが、このサイトを見ると違うようですね。幽霊アイヌ語の存在も知り、なかなかむずかしそうです。図書館や現在手に入るアイヌ語地名を調べる本で皆さんがおすすめなのは何でしょうか。ちなみにヌプリはわかりましたがニセコエリアの「アンヌプリ」や「チセヌプリ」はどういった意味になるのでしょうか。



Beethoven、Mozart

佐藤和美 (2001/01/03 10:00)

KAORIさん
>私は著名クラシック作曲家の人名の意味の中でどうしても
>「ベ−ト−ベン Beethoven」「モ−ツァルト Mozart」だけが分
>かりません。他は大体調べました。ベ−ト−ベンはオランダ語なの
>で分かりません。モ−ツァルトは、私自身ウィ−ンに住んでいてこ
>っちのいろんな人に聞いたけど、誰も知りません。ドイツ語の名前
>には、全く意味の無い物もあるらしいですが。

下宮忠雄編著「ドイツ語語源小辞典」(同学社)からです。

Beethoven
人名[Beet甜菜(てんさい)+hov園(→Hof)の人の意。Beetはオランダ語形で、そのドイツ語形Beteは主にrote Bete 赤かぶ、において用いられる]

Mozart
オーストリアの作曲家[<Motzhart(1331)=”Schmutzfink”(不潔な人)または”sumpfiges Geho(Umlaut)lz”(沼地の茂み)]



2000年後半伝言板アイヌ語関係集

佐藤和美 (2001/01/02 09:23)

「北海道のアイヌ語地名」に「2000年後半伝言板アイヌ語関係集」を追加しました。



「言葉の世界」伝言板12月分

佐藤和美 (2001/01/01 09:12)

 「「言葉の世界」伝言板12月分」を追加しました。

12月分は過去最高の書き込みでした。ファイルの大きさでいうと128キロバイト。ちょっと大きすぎますね。そろそろ対策を考えないと。



あけましておめでとうございます

佐藤和美 (2001/01/01 09:11)

A HAPPY NEW CENTURY!
今世紀もよろしくお願いします(^^)



Copyright(C) 2001 Satou Kazumi

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