研究テーマ->ドラム演奏->バスドラム

 

大阪で活躍中のSugarSweetでドラムを担当しているH氏(仮名)による、ドラムと演奏法の解説です。

 

 

 

 

名称と外観 大きさ & 材質 & ヘッド セッティング チューニング ミュート その 他の準備 基本奏法 ドラムペダル & ミュート テクニック 練習方法 好きなドラマー
 
奏法〜テクニック
バスドラムでは、足の(ペダルの)使い方が全てといえます。
ビーターの動き イーブン(等間隔)な音符を刻む場合においても、ペダルや足の動きは一定速度ではありません。転がる車輪であるとすれば、楕円形です。重力より加速度です。スティックと同じくビーターがしなるようなイメージです。
大きな音を出すには、力をいれる(重力を加える)のではなく、ショットの瞬間のビーターのスピードを速くするのです。
つまり戻し方と加速度の加え方で決まります。
ヒールダウン奏法
 (足首で)
足首によってペダルを動かします。
小音量のプレイに欠かせない奏法です。
足の裏がペダル面に乗ったままのイメージで足首によってショットします。
ヒールアップ奏法
(ひざ)
ひざからの動きでペダルを動かします。
かかとがペダル面から離れた状態のままで、踏み込みます。ひざごと踏み込む(動く)ことになります。つま先は常にペダル面から離れないようにして、ばねによるビーターの戻り方をコントロールします。スティックでいうと振り上げる大きさの違いに相当します。スティックの場合と同じで、ショット(ダウン)の前には、的確な戻し(アップ)が必要です。
大音量のプレイに向いています。もちろん音量のコントロールによって、アクセントプレイも可能です。

アップダウン奏法 ひざから踏み込むのがダウン、ひざが上昇する際に足首を使ってショットするのがアップ、ということになります。この組み合わせにより、連続打ちが可能になります。
やや難しいかもしれませんが、ひざの上下が1回の間に、2回、音を出すわけです。
自在に使いこなせるようになると、細かい音符等、表現のバリエーションが得られると思います。
すべらせる 連続打ちのもうひとつの方法ですね。二つ目を踏み込む時にペダルの上で足をペダルの前方(上方)へスライドさせることにより、すばやい連続打ちを実現します。ややねじりこむようなイメージです。


「ドドッ ドドッ」といういわゆる「サンバキック」のパターンは、アップダウン奏法か、スライド奏法で演奏します。
ロール? 貧乏ゆすりのようにひざからの動きを伝える事で、ドロロロロロロ・・・ とスネアドラムのロールのような効果が出せます。曲のエンディングでたまに使用します。大きく正確に出すのには熟練する必要があります。
 
   
 
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