メルモンテ日光霧降(栃木県日光市

○はじめての利用(2002.4.27・28)

 伊勢志摩のメルパールの施設が立派だったこともあり、それと比べて見る意味も含めて宿泊することにした。
 浅草から東武鉄道のスペーシア号を利用。スペーシア号の利用は2度目。子連れでゆったり過ごしたいということもあり、個室を利用した。前回は、カーテンが自動開閉できたり、インターホンで食べ物を注文できたりした記憶があるが、そのようなサービスは無くなっていた。経費節減というところであろうか。 

 東武日光駅からは無料の送迎バスが利用でき、10分程度で到着。異質な感じの外観にややとまどいを思えたが、それは外国人設計者によるものだった。エレベーターの中に記載されていたことで初めて知ったのだが、この建物は米国のポスト・モダン論の先陣をきったロバート・ベンチューリ氏の日本で唯一の作品であるという。
 外観もさることながら、内部のアトリウム部分の電柱と電線の看板には「何故?」と感じてしまう。今はなくなってしまったが、昔はここに提灯の看板まであったようだ。

 日経トレンディの公共リゾートランキングの1位というだけあり、施設は充実している。
 アクアパーク館の温水プールは広い。連休中にもかかわらず利用者は少なく、ゆったりしていた。
 スポーツ館では屋内テニス、バトミントン、バスケットボール、卓球などができる。屋外テニスコートもある。
 天文館では、毎日天体観測が行われおり、この日は木星とその惑星をみることができた。


アトリウム。食事をする
場所になっている。

温水プール

 部屋はデラックスツインを4名で利用した。ゆったり利用することができ、洗面も広く満足できる。 自然に囲まれた立地で展望がよい。日の出を見ることができるのが売りものらしく、日の出の時間が掲示されていた。運良くみることができたのが下の写真だ。


デラックスツイン。2部屋あり、
1部屋が寝室でツインベッドとエキストラベッドが入る。
リビングのソファーがベッドに。

部屋からみた日の出

 ここでも伊勢志摩と同様、森の中を散策できる。時期がよかったせいか、うぐいすの鳴き声がよく聞けた。鳴き声はたくさん聞こえるのだが、なかなか鳥を見つけるのは難しい。
 残念だったのは、防犯のためなのか、ずっと音楽が流れていること。静けさの中で鳥の鳴き声を聞く方がずっと趣があると思われるのだが…。


散策路にある吊り橋。

うぐいす

 全体的には満足できるが、食事に関してバイキング方式であり、連泊するとあまりメニューが変わらないため、ややもの足りなく感じた。
 帰りもバスで駅まで乗せてもらったのだが、途中で降りる人がいてビックリ。チロリン村や霧降の滝のあたりで下車できるらしい。そんなサービスを行っているのなら、教えてほしかった、というところだ。 

【基礎データ】

  • 郵便貯金総合保養施設
  • 1997年4月オープン
  • ツイン、和室8畳・10畳・14畳、和洋室、メゾネット、ファミリー、デラックスツイン、スィートルーム
  • 1泊2食付き料金 大人15,500円、子供10,850円(デラックスツイン休前日)
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