回路図

2009.12.15 D2,D3追加 R1 56Ω→30Ω変更

【BDMコネクタ】
スペースがある場合はBDMコネクタを設ける方が便利ですが、今回はスペースが無かったので、下図のようなICクリップを使用してプログラミングを行う事にしました。ICクリップの先にBDMコネクタ基板が接続されています。基板の半田面はショート防止のため木工ボンドでコーティングしています。
【D1 赤外線ダイオード】
OSIR5113AはOPTSUPPLY社製の赤外線発光ダイオードです。
絶対最大定格と電気特性を下記に示します。
最大順方向電流25mAです。最大順方向パルス電流は100mAでパルス幅最大10mSでデューティーは1/10です。
つまり、1mS以上連続して100mAの電流を流し続けると破損します。
今回の仕様ではデューティーは1/3でパルス幅は8.77μSですから100mA 流しても問題は有りませんが、消費電力を考えて制限抵抗を設定しています。
次に電気特性ですが、ピーク波長は940nm(ナノメーター)です。これは一般的な赤外線リモコンの波長で暗視カメラの赤外線LED投光機もこの波長の物が一般的です。
LEDの順方向電圧Vfは1.25V。1S2076Aの順方向電圧は0.8Vですから3V - 1.25V-0.8V = 0.95Vとなります。この電圧がR1(33Ω)にかかるので流れる電流は0.95V ÷ 30Ω= 31.17mAとなります。マイコンの出力電圧は出力電流が増加すると低下します。正確な出力電流は、マイコン出力電圧を実測した方が正確です。この電流で3m程度の距離で受信モジュールに信号が送れるので十分かと思います。
半値幅について
下図がLEDの指向性を表したグラフです。0°が最大値ですが、最大値の半分の光量が得られる角度を半値幅と言います。今回のLEDは±7.5°なので両方合わせて15℃と表示されています。
【WAIT MODE MON】
マイコンがウェイトモードになった事を確認できるようにポートを操作しています。通常モードではHiとなり、ウェイトモードになるとLowになります。
【COMMAND START SYNC】
赤外線の送信は38kHzで変調されているため、オシロスコープで観測する同期信号として送信が始まる時にパルスを出力しています。
このパルスをトリガーとすれば不連続なデータも1フレーム単位で観測する事が出来ます。

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