仕事日記●○●4月
小文字青〈佐山さん〉小文字赤〈管理人〉※小タイトルは管理人がつけています。
4月1日（月）
きょうからゴルトベルク後半にはいる。一日のうちに使える時間の多少はあっても覚えられるのはやはり一つ。NBA
final が終わるころに３０変奏まで辿り着けるか？
4月2日（火） 朝日生命 TV CM
三宅純(comp)・??? (spanish guitar + voice)・山口智(perc)・三沢またろう(perc)
spanish mode で jazzっぽいアドリブ、、、チックにならないように、、、これは結構縛りのきついオーダーだったが、三宅君との久し振りの仕事はやはり楽しめる。才人である。
behind enemy line 観
カメラワークがせわしないのは流行りなんだろうな。matrixでは面白かったが、この戦場モノでは判り辛かった。がしかしずいぶんと楽しんだ。マリオンはやはり気分よく映画鑑賞できる。
M's（マサちゃんズ） 銀座・スイングシティ
スイングシティでは久々のM's（マサちゃんズ）単独ライブ。just friends,it might
as well be spring と2曲 new arrenge も良く出来た。
4月3日（水） lord of the ring 観
はやく続編がみたい。それにしても渋谷のパンテオン、毎年のように年越しジャズコンサートをやってた思い出も空しい程にカップルのたまり場になっているのには驚いた。タイトルバックの間中、ほぼ全席から、無駄な大声による尻上がり会話がワンワン鳴り響くのだった。あらたな社交法。おじさまは銀座？
サントリーホール小 ルガーノクァルテット聴
タマス・マイヨル（vln）
木野雅之（vln）............first,secondと曲で変わるのが面白かった。考えてみればあたりまえというか、大いにありありなことだが、ちょっとした先入観と決め込みを自分に発見して勉強。
エンリコ・バルボーニ（vla）
山下泰資（タイスケ）(vc)
ドボルザーク弦楽五重奏二番ト長調 w/エルマンノ・フェラ−リ（bass）
シューマンピアノ五重奏変ホ長調 w/小森谷泉（pf）
4月4日（木） PBYM rh 芝浦・bay studio
PONTA 、美奈子、ともにイイ感じの仕上がりを見せつつあって、なぜか開幕前の野球選手をみる思い。岡沢章さんの
in a sentimental mood があまりによくて、びっくり、、、っていうのも失礼なのだが、すごかった。勿論ほかの曲でもばっちりのビートで安心感を提供してくれるのだが人柄がなお一層の包容力。
4月5日（金） 伝兵衛DUO 岡山・MOGLA
1st Stage●●
wesが聴こえる
招待状のないショー
nobody knows you
星に願いを
サマータイム
雀荘のエッちゃん
湘南 rainy blues
いつものズブロッカ
2nd Stage●●
夢はいつも
paradice cafe
あと一杯
次の音
大きな古時計
わたしの青空
travelin'
hymn for nobody
encore●●夢はいつも（旧）
今回は弦カルアルバムのお披露目ということでいつにもまして張り切っていたが、１部からしてかっちりとしたムード。ての届きにくい人達なステージ感が漂う中、2部のnew
CD corner がごくタイト（基本的には僕は嫌いなんだが再現性の高い演奏）で良。CDがよく売れるとみえて総入場者の８割が買っていってくれたのだった。
4月6日（土） 伝兵衛DUO 大阪・ダルマード
岡山から大阪・日本橋まで水谷氏とご一緒で有り難くも万全のピアノコンディション。なぜだか上機嫌な調律師の仕事振りの脇で、弦カル４段を機械的にコンピュータ処理した譜面はやはり読みづらく、せっせと手書きする。
僕のアレンジは基本的にアドリブ的なものの自動速記なのだがそれでもやはり白い五線紙に書き連ねるときにはロジカルな構築性が加味されていて味わい深い。いや、自らの才能に対する自画自賛ではなくて（その回路は誤解を受けることが頻繁にあるほどに自分の中にうすい）たとえば東北新幹線の帰り便でアレンジをしてた時（およそ日本の街角で余計な音のしないのは交通機関の移動中くらいである、それも昨今はあぶないが）にはこういうサウンドが頭の中に鳴っていて、この部分はあそこの直感を論理的にあるいはテクニック的に受けて、このようなラインリードになったのだなぁ、、、、などと、いわば他者としての過去の自分と向き合う愉しみなのである。
終わって呑んでいると、いつだったか梅田don shop（この店はいまや数少なくなったafter hours session に寛大ないい店である）でセッションした日高ノリオ氏に気付いた。こういう正統的なうまさをきちんと身に付けた人に限って気遣いの度合いも時に過剰に働いて、ひたすら押し付けがましくするまいと振る舞うので気付くのが遅れたこちらが恐縮するという悪循環におちいりがちだがそれはともかく、さっそくno grater love, joy spring, body and soul とduo。いや上手い！音が良い！太い！シカゴ大学から帰って来て間もないというので、何故大阪でなく東京にかえらなかったかと余計なお世話の質問までしてしまったが、この逸材はどうにかなって欲しい。そうだ！大坂昌彦のバンドにいれてしごかせようと一人で悦に入ったがはてさてどうなるか、、、、とりあえず２４日の東京倶楽部に来てもらって皆にお披露目の約束はとりつけた。楽しみである。
4月9日（火） 伝兵衛DUO 和歌山・ギャバーンクラブ
和歌山には大人になってから幾度となく来ているが、今日のようにひとりふらりとするのは初めてで、心地よく一日を過ごした。前日入りというのはこれが良いところである。
のんびりと目を覚ましてバッハをおさらいしてから英語の本（イソップ物語の原書）をひとしきり読んだのち、神社に詣でてから墓参り、夜はジャズのピアノを弾くのである。じつに日本人的である。
4月10日（水） 伝兵衛DUO 高松・海人（かいと）
碁石さんという珍しい苗字のギタリストとアフターアワーセッションが楽しかった。
渡辺香津美と笹路マサノリのデュオもこの店でやったという。びっくり。
4月11日（木） 伝兵衛DUO 新居浜・サンジェルマン
今治で初対面のち、洲本や岡山までマメに来てくれていた松山の十時（ととき）君が”やっと近くにきてくれた”と訪ねてくれた。お土産はじゃこ天。
4月12日（金） 伝兵衛DUO 名古屋・バード
4月13日（土） 伝兵衛DUO 洲本・ジョルジュ
4月14日（日） 伝兵衛DUO 洲本・ジョルジュ
4月15日（月） PBYM rh 芝浦・東京bay studio
フリーパーツ大山氏との打ち合わせは新宿のいわゆるションベン横町。久し振りの感じ。渋谷のおでん屋といい、今日の焼き鳥屋といい、大山はこのテのところに強いというか詳しいというか、、、、
4月16日（火） PBYM rh 芝浦・東京bay studio
lady jane にて大木氏と広島イベントの打ち合わせ。フランシスアルバート（カクテル）が効く〜！
4月17日（水） PBYM 青山・円形劇場
村上ポンタ秀一・岡沢章・吉田美奈子
Stage●●
juggler
alfie
blue moon
my foolish heart
over the rainbow
all of me
in a sentimental mood
tea for two
the look of love
buy and sell
moonkight serenade
cute
caravan
footprints
never broken(e.s.p.)
seven steps to heaven
encore●●it don't mean a thing
if it ain't got a swing
double encore●●nobody knows
the trouble I've seen
調律が久々の”ムッシュ鈴木”今回フェンダーローズもひと月以上かけてメンテしてくれてバッチリの仕上がり。嬉。
4月18日（木） PBYM 青山・円形劇場
4月19日（金） ウエイウエイ･ウー 銀座・スイングシティ
4月20日（土） 小原孝と教材吹き込み
いやまいった。というより相方に迷惑千万かけてしまった。きのうのきょうでリベルタンゴっていうからすっかりリラックスしてスタジオ入りしてみたら小原という人は、ファックスで譜面を取り寄せて（書き下ろしだから当然わざわざ送らせて）この半日でばっちり譜読みをして来るのだった。すごい。ていうかPONTA
氏の ”あったりめぇだろうよ”という声が聴こえてきそう。密かに自信を持ってる初見の強さや、現場での学習能力など、相手のできのよさに面喰らって発揮出来ないようじゃ大したことないんだから、カワイの皆さんには申し訳ないけど、文化会舘にむけての手痛い修行だったと捉えて頑張ろう。
4月22日（月） PBYM 博多・IMS hall
沖縄料理屋の古酒にやられてたったニ軒目で気がついたらつぶれてた。部屋で××。
4月24日（水） M's（マサちゃんズ） 水道橋・東京倶楽部
4月25日（木） 黒葛野敦司rh
クリス絶不調。コンビニのパンで食あたり、、、スターがそんなもん食べるなって感じ。それとも庶民派？
4月26日（金） PBYM 仙台・zepp
かわはぎ専門店ってのがあるもんだ。極旨。岡沢章さんの紹介。このひとはどこへいっても美味しいところを知ってるどころか、たいていの店となかよし。
4月27日（土） 月猫リハ
新作は”三枚のおふだ”面白い！チーム性がどんどん高まっている。愉しい。
4月28日（日） PBYM 神戸・chicken george
つぶれたり、別行動だったりが多かったこのツアーでなんと初めて、岡沢＋美奈子と呑。いろいろ話せて良。岡沢章さんは、優しく、熱く、厳しく、おおらか。今、日本で一番好きな人かも知れない。
4月29日（月） PBYM 大阪・banana hall
終演後目眩。真剣勝負の感有之。
4月30日（火） PBYM 名古屋・diamond hall
時々はいるが大ファンのくせにというか、だからこそでもあるのだろうがステージを壊す客あり。ひきずりだすのがもう少し早くても？