世界観に究極にこだわった至高のSTG作品を紹介!

メガドライブソフト黙ってこれをやれ!


数あるメガドライブの秀作ソフトの中でも、
特に厳選してよいものをご紹介するこのコーナー。

今回のソフトはこれ

鋼鉄帝国

STEEL EMPIRE
鋼鉄帝国パッケージ

美しきパッケージ


そのほかのレビューソフト

・バトルマニア

・メガパネル

・ソーサルキングダム

・JAGUAR XJ220

・ジョーモンタナフットボール

・CRYING〜亜生命戦争〜

・デザートストライク-湾岸作戦-


第一回の今回は、このホームページのタイトルにも選ばせていただいたほど大好きなゲームである鋼鉄帝国を紹介します。

鋼鉄帝国は1992年3月13日に今はなきHOT・Bから発売された横スクロールシューティングゲームです。

当時はメガドライブのソフト全般がソニックとGENESISの波に乗って良作ソフトが数多く発売され、最も活気のあった時期でもあります。そんな中、メガドライブではこれといって「凄い」といえるような作品を出してはいなかったHOT・Bからひょっこり発売されたのが鋼鉄帝国です。

まず驚かされるのはそのこった設定でしょう。映画を意識し、オープニングからエンディングまで完全に一つの映画作品のように作られており、もちろんそれは取扱説明書にも反映されています。また、世界観も天空の城ラピュタに代表されるようなスチームパンクの世界で繰り広げられる国家観戦争が舞台になっていて、敵機や外観、背景までこだわりが感じられる設定になっています。

さて、ゲーム本編に目を向けると、システム的に目立つのは自機のレベルアップシステムでしょう。これは経験値アイテムを3つとることで自機が1レベルアップし、その後はたとえ自機がやられてもやられたときのレベルから再開できるという、初心者にとっては大変ありがたいシステムです。また、自機が2機種から選べるのも特徴ですが、どちらかといえばエトピリカばかり使って、ゼッペロンは使わない方が多いのであまり意味はないかもしれません(笑。それ以外にこれといってシステムで特筆するべき点はないというのもまた事実だったりします(^^;

肝心のゲーム内容は、というと、自機のレベルアップシステム、そして体力制ということもあって、どちらかといえば難易度は優しい方に分類されると思います。また、敵の数より、敵弾のほうが多いので、どちらかといえば弾よけがメインとなる感じです。1ステージごとに中ボス、大ボスが存在しており、どちらともこれでもかとばかりに堅いのも特徴ですね。映画的な演出が随所に施されて、最終的に敵の親玉?を倒すのが目的となります。

さてさて、いよいよこのゲーム、どこが私を魅了しているのかについて紹介しましょう。

基本的に私はシューティングは下手の横好きだと思ってます。たしかにやり込むゲームは多いんですがシューティングではどうしてもその難しさにお手上げになる作品も最近は少なくありません。しかしこの鋼鉄帝国はその初心者向けのシステムと弾よけがメインとなるすすみかた、いかにも戦ってるぞと思えるボスの強さもあって、いわゆる「ハイプレイヤー」的な気分でプレイできるのがなんともうれしく感じました。ボス戦はどちらかといえば力と力の勝負という感じがしますが、それを実感するにちょうどいいボスの堅さを鋼鉄帝国は演出してくれました。この難易度と堅さに不満を漏らす方も多いようですが、そういう方は是非ともゲームレベルをHARDにしてプレイしてみてください。私はこのゲームのHARDよりも弾よけとボス戦の倒した後の満足感と快感をよりよく感じた作品は未だ持ってありません。

ほかにも、とてもメガドライブとは思えないほど非常にうまい色使いと美しい背景に心奪われました。夕闇の雲間や帝都ダムドの背景などは今見ても全く見劣りしないくらいにきれいな色使いです。実際にこのゲームの色使いを参考にしていたグラフィッカーさんが結構いらしたそうです。とにかく、グラフィックはこのゲームの最大の魅力の一つですし、エンターテイメント性を重視し、ストーリーと演出をからめたそのマッチングのよさをさらに引き出しているように思えます。

冒頭にちょっとふれましたが、鋼鉄帝国はステージのはじめに、自機を2機種から選ぶことができます。
移動性能と攻撃性能に優れたエトピリカと体力性能と下段攻撃性能に優れたゼッペロンから選ぶのですが、ほとんどのユーザーさんは使い勝手悪いゼッペロンは使わないと思います。しかし、そこが実はポイントなんです(笑 ゼッペロンは使い勝手は確かに悪いですが、ある意味「これを使いこなせれば俺ってサイキョー!!」みたいな感じがしませんか?(^^; 実際にゼッペロンを使ってみると、確かに当たり判定も大きく、2面の高速スクロールステージでは移動の遅さがネックになって非常につらいのですが、あの爆雷がたまらなく当たると楽しいのです。非常に当てにくい爆雷も当たると何ともいえない快感があります。はっきり言ってマゾヒスト的な考えですけど、実際になれてくるとエトピリカよりもゼッペロンの方が数段面白くなります。通常キャラ使うより、アナカリスを使ってみると使い慣れるとそちらの方が面白くなるヴァンパイアハンターとおなじですね(笑

では逆に鋼鉄帝国の悪い点は、というと、やはりみなさん言われる難易度が低いという点、後半展開が単調で飽きっぽいという点、ストーリー最期の方が強引すぎるという点、弾よけが思ったほどあつくないという点、あたりでしょうか。どれも確かにそのとおりなので個人的主観の違いだけでは解決できない部分であるとは思います。でも、とにかくまずやってみてください。そしてオプションをいじってみてください。NORMALからHARDに変えただけでも相当変わってきます。そして単調だと思われている方は取扱説明書を読んでみてください。結構取り組み方が変わると思いますよ。

逆に言えば、私もこのゲームでいかにオプションでの設定が大切かを知ったクチですから。

プレイしていての視覚的な楽しさと魅力、誰にでも簡単に楽しめる弾よけのたのしさとボスとの戦い、結構意外な展開とゲーム全般に込められたスタッフのこだわりが私を魅了している原因でしょう。

今このゲームをプレイするとやや古くさく感じることと、今のアーケードのシューティングと比較して圧倒的に楽に感じるのは事実です。でもほかのゲームには絶対にない味や雰囲気というものがあります。過度の期待はしてもらわなくてもかまいませんので、見つけたらやってみてください。

非常に残念なことに出荷本数の少なさと一部プレミア価格販売のお店の影響で現在は最高値で約\20000という途方もない価格になってしまっています。もちろんこんな価格を出してまで買う必要性は全くありませんが、私自身は定価の価値は十二分に堪能させてもらいましたし、その価値はあると思っています。

メガドライバーを自負する方なら是非ともGETして欲しいですし、視点を変えて是非とももう一度プレイして欲しい1本です。一般ユーザーの方もプレイできる機会がありましたら是非遊んでみてください。ふつうのシューティングとはちょっと違った体験ができると思います。



さて今回のレビューはいかがだったでしょうか。正直言ってまとまりがない文章で、かつ文字が多くてしっかり読まれなかった方も多いかと思いますが、私が思っていることは正直に書いてみました(^^;


もしご意見、反論等ありましたら私宛までメールいただけるとありがたいです。

さて次回は・・・・・まだ考えてません(^^;こちらも随時募集いたしますので「これを紹介してくれ〜」とかありましたら同じくメールいただけるとありがたいです。

それではまた次回におあいしませう(^^)




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