典型的な悪文で、文字遣いは滅茶苦茶だし、句読点もないので非常に読みづらいですね。
2対、2体、3体は合計9体のはずですが、その後の説明にある3点、4点、4点は合計11点で、計算が合わない。どれがどれだかも分からない。困ったもんだ。
で、肝心の狛犬ですが、弘仁年間とすれば810年〜ですから、奈良東大寺南大門にある最古の石造り狛犬(建久7年=1196年)よりはるかに古いことになります。藤原末期というのもちょっと信じがたいですねえ。看板にあるいちばん新しい足利時代としても、相当古い。
前回は結局見られずじまいだったんですが、やはり、本殿の中にいることは間違いないという情報を持って、再度挑戦であります。
![]() ↑これが問題の本殿(前回のとき)。 |
![]() ![]() ↑左が以前、訪れたときの本殿内部。真っ暗で何も見えませんでした。 で、右が今回の本殿内部。なんと、はっきりと見えているではないですか。大須赤門氏のたびたびの問い合わせに影響されてか、どうやら外から内部が覗けるように、明かり窓を新設しているようです。 |
![]() ![]() ↑どうです! 感動の幻はじめの全貌。素晴らしいの一言。 左右でかなり大きさが違います。稚拙なんですが、味がある。石は赤みがかっていて、かなり柔らかそう。感触は笏谷石にも似ていますが、色はかなり違います。 |
![]() ![]() ![]() ↑上から見てもよし、後ろから見てもよし。下から見上げてもよし。どこから見ても、これぞはじめ狛犬! 確かに、江戸より古いと言われても、そうかもしれないと思わせるものがあります。でも、さすがに弘仁年間(810〜)ってことはないでしょうし、足利時代というのも古すぎるでしょう。本当だったら大変なことです。 |
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