崇神天皇06

2025年6月

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06/01/日
新しい月になった。このページは今年の1月から始めた。まだ5ヵ月しか経っていないが、先は長いと感じている。「崇神天皇」というノートのタイトルをつけたのだが、実質は新たに書く『神宮皇后』のためのノートだ。およそ20年前に書いた3部作の続篇として書きかけたものの、シリーズが3作で打ち切りになったので、出だしのところで終わってしまっている草稿を何とか完成したいというのが、すでに最後の作品と称するものを出してしまったあとの、本当に最後の仕事なのだが、何しろ20年前に出した本なので内容を忘れてしまっている。読み返してみると不備なところも見えてきて、少し修正してから、最後の4作目を書きたいと思い、リライトの作業を始めた。残念なことに、もとの作品のデータが残っていなかったので、原典を見ながら新たにリライトして打ち込んでいく作業になった。手間がかかることは確かだが、作品は確実に生まれ替わっている。ただ4作目を書くための準備なので、早く4作目に挑みたいという思いがある。現在は3作目の30%が終わったところなので、来月の半ばくらいには完了して、真夏の暑い時に4作目を始めることになるだろう。さて、本日は女優の三田和代さんが来たので、駅前の中華料理屋で会食。

06/02/月
昨日、三田和代さんと会食していろいろと話を聞いた。先月の中旬、兄の訃報が届いた。三重県在住で、和代さんが葬儀に行ってくれるというので、こちらは行かなかった。その葬儀のようすなどを聞いた。兄のところは一人娘だが、孫が3人、曾孫が一人いるとのこと。兄には著書が出る度に送り、そのおり電話で話はしたが、もう長い間、顔を見ていなかった。ぼくより九歳上なので、まあ、寿命であったろう。ぼくたちの父は六十六歳で亡くなったので、子どもはみんな、それより長生きしている。中学校の修学旅行に行った時、兄と姉が旅館まで迎えに来てくれて、夜の東京を案内してくれた。ぼくが高校一年生の時に兄は大阪に戻ってきて、父の会社に入った。父が亡くなったあとは跡継ぎとして会社を大きくしたが、世の中全体が不景気になったあおりで倒産した。ずいぶん昔のことで、自分にとっては遠い思い出だ。兄はその後、三重県で農業をやっていた。いまでも兄に感謝しているのは、高校2年の時に登校拒否をして家に引きこもっていると、大阪外語大の学生を紹介してくれて、フランス語の基礎を学んだことだ。結局、大学でサボッたのでフランス語は上達しなかったが、講談社青い鳥文庫で『星の王子さま』の翻訳を出せたのは、兄のおかげだと思っている。

06/03/火
三鷹サテライトで講座。武蔵野大学の社会人向けの講座で、大学を定年退職したあともしばらくは講座をもっていたのだが、コロナになって中断した。ネット配信の録画どりをやったこともあるが、聞き手がいないのは寂しい。で、人を相手の講座ができるようになったというので4回の講座を引き受けた。教え子が一人、聞きにきてくれた。研究室の整理なでを手伝ってくれた学生で、外部講師を招いて講演をしてもらった時は、たいてい飲み会に参加してくれた。久し振りだが元気そうだった。

06/04/水
昨日は三鷹サテライトで講座をもったのだが、御茶ノ水駅から三鷹まで、特快に乗ったのにずいぶん遠いと感じた。ふだんの生活ではリアルな会議があるとしても永田町とか、せいぜい高田馬場で、山の手線の内側だが、それに比べれば三鷹は遠い。大学の教員だったころは、三鷹か武蔵境からさらにバスに乗っていた。ほぼ毎日通っていたので、元気だったなあと思う。慣れというのもあるだろうが、いまはとくに会議もリモートになることが多く、運動量が減っているようだ。本日は深川ギャザリアに行った。車なので歩くことはない。妻が買い物をしている間に、建物のなかを歩き回った。5000歩ほどは歩いたのでよかった。ぼくたちが住んでいる集合住宅は、地下の駐車場から3階のロビーまで、各階に入口がある。そこではルームキーの頭についている電波反射装置をセンサーに近づけてドアを開ける。ロビーの入口にも関門があり、同じことをする。この2回の手間を省くために、電波発信装置のついたキーホルダーを買えという案内が届いた。これだとキーを鞄やポケットに入れた状態で解錠できる。いまは車のキーがたいていそうなっているはずで、住んでから12年も経ってから新しい装置を導入するのは遅れているようだが、とにかく電波発信装置に対応できるようにする工事が完了して、本日から使えるようになった。いままでのキーも使えるので、われわれは一個だけ発信器を購入した。値段も高価だし少しキーの頭が大きく重くなるので、ぼくは不要だと言い、妻だけが購入したのだ。で、今日、地下のガレージから入る時、妻はそのまますっとなかに入り、ぼくもあとに続いた。ポケットから取り出したキーの頭を装置にこすりつけるという手順が不要なのは、確かに楽だ。しまった、ぼくも購入すればよかったと思ってしまった。

06/05/木
日本文藝家協会総会・懇親会。協会ではその年に77歳になる会員を、長寿会員として懇親会に招待する。会費一万円が不要なのでありがたい。今年、ついにぼくも長寿会員になった。いつもの懇親会では、著作権関連団体や、SARTRASの役員、点字図書館の役員など、いつも会議でお目にかかる人々が来場されるので、会場を回遊魚のように歩き回って挨拶するのだが、今年は長寿会員のために用意された席にずっと座っていた。そこに座っていると料理が次々と運ばれ、新しい酒が運ばれ、全体は立食パーティーなのにそこだけは座っているだけでフルコースの料理が運ばれ。これは楽だと思っていたのだが、そうすると関係者が次々と席に挨拶しにくるので、その度に立って挨拶することになり、かえって疲れてしまった。総会前の常務理事会から懇親会のあとのスタッフの慰労会まで、長い一日だった。

06/06/金
午前中のネット会議。本日の最大の話題は引退かと言われていたロジャースがスティーラーズとの契約のためにピッツバーグに向かったという情報がネットにアップされた。スティーラーズは昨シーズンはラッセル・ウィルソンとジャスティン・フィールズという2人のQBでプレーオフに進んだのだが、ラッセルはジャイアンツに、ジャスティンはジェッツにと、ともにニューヨークのチームに移籍が決まっている。ロスリスバーガーの時代に控えQBだったルドルフを呼び戻し、ドラフトの5巡目で売れ残っていた新人QBを指名したものの、先発QBが不在の状況だった。ウラではロジャースと話し合いができていたのかもしれないが、ジェッツでの2年間、まったくの不振だったロジャースは、引退を考えているのではともいわれていた。まだピッツバーグに向かったという情報だけなので、「ごめんね、やっぱり引退する」と言いにいくのかもしれないが、それなら電話一本で済む。おそらく契約書にサインし、すでに始まっているキャンプのようすなども視察するのではと思われる。ジェッツでは不振だったロジャースだが、スティーラーズのオフェンスラインはジェッツよりは強い。さらにディフェンスがほぼ最強なので、ロースコアで勝ちきる力がある。タッチダウン3つとれれば楽勝というチームだ。ただランニングバックがドラフトで採った新人が先発という未知な要素があるが、メトカーフなどのすごいレシーバーがいるので、短いパスでも走って突破してくれる。レイブンズ、ベンガルズという強豪ひしめくNカンファ北地区だが、地区優勝争いに割って入るかもしれない。

06/07/土
週末は休み。昨日、ロジャースがスティーラーズと契約することがほぼ決定したという報道があったので、今シーズンの各チームの全容が見えてきた。そこで各地区の優勝予想をやってみよう。Aカンファ東地区から。ここはビルズの圧勝だろう。QBジョシュ・アレンのパフォーマンスは圧倒的で、補強も充分になされている。問題はカンファの1位になれるかだが、これも問題はない。問題となるのは、プレーオフに向けて徐々に調子を上げていくチーフスに勝てるかどうかで、これは試合をやってみないとわからない。ともあれ地区優勝は間違いない。ドルフィンズのタゴヴァイロアは、毎年、どこかで脳震盪で欠場する。控えはザック・ウィルソンで、先発経験も豊富だが、プレーオフで勝てるQBではない。今シーズンは他地区がレベルアップしているので、2位ではプレーオフに進めないのではないか。ロジャースを放出したジェッツは、スティーラーズからジャスティン・フィールズを移籍させた。昨シーズンのスティーラーズの出だしの快進撃は彼の活躍によるものだが、ラッセル・ウィルソンの怪我が治るとあっさり先発から外された。出だしの活躍は、スティーラーズのオフェンスラインと、堅固なディフェンス陣に支えられたもので、ジェッツにはそこまでの総合力がない。ビリ候補。ペイトリオッツは2年目のメイでいくしかない。徐々に補強が進んで、総合力は上がっているが、いまのところジェッツのビリ争いをすることになるだろう。

06/08/日
亡くなった兄のことをもう少し書く。兄は慶応の独文科にいた。大量の本を読んでいたが、読むべき本を大量に揃えていたということであったのかもしれない。兄は長男で、父が会社を経営していたから、いずれは継承しなければならないという思いがあったのだろう。その見返りとして、読みたいと思った本は会社のツケで買う、ということを励行していた。その兄が、ぼくが高校一年の時に大阪に戻ってきた。大量の本は、ぼくが住んでいた家の三階にある、屋根裏部屋のようなところに収納された。兄はすぐに結婚式を挙げて近くのアパートに移っていった。本はそのまま三階の図書館のような場所に残された。ぼくは自由にそこに出入りできた。カフカ全集、ドストエフスキー全集、夏目漱石全集、プルーストの「失われた時を求めて」全巻などがあったが、カント、ヘーゲル、マルクスなども全巻揃っていた。ぼくは片っ端から読んでいった。学校へ行かなくなったのはそのためだ。ぼくも領収書を母に渡すだけで、自由に本が買えたのだが、自分で買ったのは仏教と物理学の本だけだ。ぼくが作家として生きてこれたのは、兄の書庫のおかげだ。あの大量の本を、兄は全部読んだのかと疑問に思ったが、本を揃えるのが楽しかったのだろう。ぼくも大学の専任教員を早稲田で6年、武蔵野大学で8年つとめた。専任教員だと研究費が貰えたのだが、本屋で買って請求するのはめんどうなので、大学の購買部で注文した。それも一冊ずつ注文するのはめんどうなので、全集を全巻一挙に買う、ということをよくやった。そうした本の大半は、退職する時に大学図書館に寄贈したのだが、一部はまだ持っている。近くのアパートを一部屋借りて、書庫としているのだが、大学からの引っ越しの荷物のまま、箱を開けていないのもたくさんある。読んでいない本もあるだろうが、もう読めない。いまはネットで情報が得られるので、自分の部屋に本を揃える必要がなくなった。困った時は神保町まで行けば何とかなる。確かにもっていたはずだが見つからないので神保町に行くということもあるが、最近は本を買わなくなった。いま頭のなかにある知識と、ネットで得られる知識だけで、充分だという気がする。Footballのシーズンが始まれば、それだけで頭のなかがいっぱいになる。いまは『日本書紀』『続日本紀』を手元に置いているだけで、歴史年表を見ることもなくなった。それでも自分の周囲に本がたまっていく。本に埋もれそうになっている。知人の作家から届いた本を、すぐそばに積み上げてある。これはいつか読みたいと思っている。そのうち会う可能性のある人の本から先に読んでいくのだが、人と会う機会もめっきり少なくなった。テレビのニュースと、ネットの情報は必ず見ている。それだけでもおもしろい。米の問題、年金の問題、戸籍の問題など。今日は日曜日だ。大河ドラマはいま江戸時代をやっている。ぼくは歴史小説を書いているけれども、神話の時代から戦国末期までなら知識がある。『天海』を書いたので江戸時代の始めの方まではわかる。そこから先は、未知の領域だが、歴史時代作家協会の文学賞の選考を10年以上やっているので、その時代の作品もずいぶん読んでいる。そういう意味では、空白の領域が埋まりつつあって楽しい。

06/09/月
午後1時半から5時近くまで、三つ会議があった。すべてSARTRAS関係。SARTRASという組織には設立の準備の段階から関わっているので、責任を感じているのだが、自分としては細かいことにはこだわらないというスタンスでいるので、一度も発言しなかった。とにかく会議は終わったので、少しは前に進んだのだと思う。さて、ロジャースはスティーラーズと正式に契約した。契約前に規定の健康診断を受けたので、問題なくプレーできるということらしい。ジェッツではまったく活躍できなかったロジャースだが、スティーラーズは総合力が高く、ヘッドコーチもスーパー制覇のキャリアがあるので、今シーズンが楽しみになってきた。ランニングバックが少し不安だが、ディフェンスが強いので、ロジャースがいれば僅差で連勝していくのではないか。そのAカンファ北地区の予想。やはりラマー・ジャクソンのレイブンズが強いだろう。去年プレーオフに進めなかったベンガルズよりも、スティーラーズを2位と予想したい。先発QBのいないブラウンズはダントツのビリ。とにかく投げまくる大ベテランのフラッコで行くしかないのだが、1巡指名が予想された人気QBサンダースを5巡で指名しているので、もしかしたら大バケするかもしれない。夢があるという点で、ダークホースと考えたい。

06/10/火
三鷹サテライトの2回目。今月の火曜日に4回の講座を入れたのは、こちらの頭の体操という趣がある。会議がリモートになって、人と会って話をするという機会がなくなってしまったので、人を相手に何かしゃべるということを忘れてしまいそうになっている。老人ボケ防止のために、わざわざ来てくださった皆さんには申し訳ないが、こちらの話したいことを一方的にしゃべることにしている。今回は『伊勢物語』はなぜ伊勢物語なのかという話と、百人一首の一番歌はなぜ天智天皇なのか、という話で時間が来てしまった。源氏物語は来週ということで、江戸時代について語る時間が短くなりそうだ。

06/11/水
Aカンファは北地区に強豪が固まっている。レイブンズ、スティーラーズ、ベンガルズの3強に、ブラウンズの1弱。ただ新人QBのサンダースが、サンダースより先に使命されたガブリエル、あるいはベテランのフラッコが機能すれば、4強という展開もあるだろう。それに対して他の地区は、1強3弱でおもしろくない。南地区はストラウドのテキサンズがダントツだ。ストラウドは新人から2年連続でプレーオフに進出した。今年は3年目。3年目までのQBは新人扱いなのでギャラが安い。チームサラリーキャップにゆとりがあるので補強ができる。今シーズンのテキサンズはトーナメントで勝ち進むチャンスだ。ストラウドが、ジョシュ・アレン、ラマ―・ジャクソン、パトリッサク・マホームズと同レベルのQBになれるかどうかタメされるシーズンになる。コルツのリチャードソンは、新人であった昨シーズン、そこそこ活躍した。ただ今年は負傷が長びいている。控えはジャイアンツでレギュラーだったダニエル・ジョーンズ。パスのタイミングがやや遅くサックされることが多い。ただ持って走ることもできるので、先発の座を奪うかもしれない。いずれにしろ2位候補。新人QBウォードを擁するタイタンズは、去年の全体ビリだ。ドラフト1位のQBを入れても、他の選手のレベルが低ければ、大勝ちは期待できない。ジャガーズのトレバー・ローレンスは5年目くらいか。ドラ1の選手だが、年々劣化している。ビリ候補。ここはもうテキサンズのようすを見るしかない。4地区の優勝チームに、北地区の2チーム。そこに西地区のチャージャーズかブロンコスが加わるだろうが、ワイルドカードのチームに勝ってカンファの準決勝に進めるかどうか。そこで3強のチームに勝って決勝に進めるか。ストラウドに期待したい。

06/12/木
Aカンファ西はチーフスがダントツ。マホームズ、ケルシー、クリス・ジョーンズという三大スターが健在。ということはこの3人でサラリーキャップの余裕がほとんどなくなることを意味している。残りは新人ばかりで回していく。マホームズを守るオフェンスラインに不安があったが、去年、今年と新人を入れて、順調に育てば何とかもたせることができる。懸案だったレシーバーは怪我人さえなければ足の速い人材が揃った。ランニングバックも去年臨時にハントを入れた。怪我から復帰したパチェコが万全なら、心配はない。新人も一人入ったのでローテーションで使える。ハーバートのチャージャーズはようやく陣容が調ってきた。プレーオフまで行きそうだ。ボー・ニックスのブロンコスもプレーオフの可能性がある。さらにシーホークスの先発QBスミスを移籍させたレイダーズもそこそこがんばるのではないか。4チームともプレーオフの可能性はあるが、北地区のブラウンズ以外の3チームもプレーオフは確実。この7チームのうち2チームが地区優勝なので、残り5チームで3枠のワイルドカードを争うことになる。で、予想として、地区優勝はビルズ、レイブンズ、テキサンズ、チーフスで決まり。ワイルドカードはベンガルズ、チャージャーズ、ブロンコス。アーロン・ロジャースのスティーラーズは苦しむのではないか。レイダースもスミスが入ったとはいえ、同地区の相手が厳しすぎる。

06/13/金
本日は公用はないはずであったが、新聞社が急に訪ねてくることになった。さらに著団連の緊急ミーティングが入って、慌ただしい雰囲気になった。新聞社の用件はSARTRASに関するもので、疑問点について丁寧に説明したのでご理解をいただけた。少し遅れてミーティングに参加。一回だけ発言した。終わってから妻と散歩。妻と出かけるのは久し振りだ。秋葉原の先の果物屋がやっているパーラーでパフェを食べる。老人にはややきつい食べ物であった。若くないということがこういう場面で実感される。

06/14/土
Footballの予想はNカンファに移る。東地区。これはもうイーグルスがダントツ。QBハーツはトップクラスのQBとは言いがたいのだが、それ以外のメンバーに隙がない。チーム力は群を抜いている。対抗馬があるとすれば、昨シーズンに新人QBながら大活躍したダニエルズのいるコマンダーズ。去年は接戦が多く、つねに辛勝する勝負強さがあった。カウボーイズはチーム力は調っているのだが、ランニングバックが弱いのと、QBプレスコットが伸び悩んでいる。ランニングバックにエリオットがいたころの輝きがない。3位候補だが、ビリになる可能性もある。ジャイアンツはベテランのラッセル・ウィルソンをスティーラーズから獲得した。モバイルQBの先駆者の一人だが、走力が衰えたので凡庸なQBになってしまった。守備の強いジャイアンツだが、スティーラーズの守備陣に比べれば少し劣る。カウボーイズとビリ争いをしそうだ。

06/15/日
日曜日。何ごともなし。北地区の予想。ライオンズが圧倒的。昨シーズン、驚異的に好成績だったバイキングスは、大活躍のQBダーノルドを放出して、去年のルーキーのマッカーシーを先発に起用する。本来はこのルーキーを去年も使うつもりだったのだが、キャンプで負傷したため、控えのダーノルドを出したら大活躍してしまった。結局のところ、去年のドラフトの時のスカウト陣の眼力が正しかったかどうかが今年証明されることになる。ぼくはダーノルド放出が凶となってビリだと予想する。2位はパッカーズが順当。ラブは怪我さえなければ安定している。3位は去年のドラ1ケイレブ・ウィリアムスを擁するベアーズ。去年は途中で失速したが、その失敗を反省してがんばるのではないか。

06/16/月
今週も来週もハードなスケジュールとなっている。本日はどうでもいいネット会議だけ。インドでの飛行機事故や、イスラエルとイランの戦争など、困った出来事が続いている。心あたたまるような話が少ないし、明日からは猛暑だという。まあ、自分の作業はスピードは上がらないが、少しずつ進めている。

06/17/火
三鷹サテライトの3回目。稗史小説の話をした。曲亭馬琴。これを読んで支えた江戸時代の庶民の存在に感動するし、馬琴に力を与えた中国四大奇書の存在にも感動する。正史を編纂するために集めた資料のうちから、不要なものを捨てていく。これが稗史小説の起源だが、正史には載らないようなエピソードにこそ、語るべきテーマがある。これが結局のところ、フィクションとしての三国志演義につながっていく。それよりも数百年前に、フィクションとしての源氏物語を書いた紫式部の偉大さにも感動する。

06/18/水
車で深川ギャザリアへ行く。車に乗り込んだ妻が、エンジンがかからないとか、ハンドルが動かないとか、何やらつぶやいていたので、ハンドルを動かしたら、エンジンがかかった。結局、つまが電波を発するキーを持っていなかったことが判明した。ぼくは車に乗る時に必ず着るベストにキーを入れているので、ぼくが近づいたのでエンジンがかかったのだ。マウスの調子がわるいのでダイソーで買おうと思ったが700円もするので、電気ショップで1500円のを買った。買ったものはそれだけ。今日はいちだんと猛暑。すごいことだ。

06/19/木
SARTRAS総会・理事会・懇親会。この組織には総会というものがあるのだが、これが謎だ。文藝家協会の場合は、会員が二千人以上いて、それが総会のメンバーだ。ふつうは会員のなかから理事が選ばれるので、理事の人数より総会のメンバーの方が多い。ところがSARTRASの場合は、理事は二十人以上いるのだが、総会のメンバーは6人しかいない。どうしてこういうことになったのか、設立の時に説明を聞いたはずだか、いまだに釈然としない。で、ぼくはその6人のメンバーの一人なのだが、理事会のメンバー全員が揃っている席上で、理事会の6人だけで総会をやることになる。何だかよくわからないが、とにかく総会はシャンシャンと終わり、理事会もつい先日に臨時理事会を開いたばかりなので、議論することもなく終了となった。で、夕方の懇親会まで時間があきすぎて、帰ってしまった人もいた。ぼくは会場に残って一人で自分の仕事をしていたのだが、そこも追い出されたので、行きつけのケーキ屋さんに場所を移して仕事をした。懇親会では皆がビールかワインを飲んでいるのに、店の人に頼んでウイスキーを出してもらった。水割りかハイボールか、と問われたので、ロックでと答えると、水割り用のグラスにドボドボとウヰスキーを注いで、氷を入れてくれた。これは嬉しかった。水割りがガブガブ飲むよりも、ロックをちびちびと飲んでいた方が、飲んでいるという気分になる。

06/20/金
知人の行きつけの店で会食。ビール2敗と焼酎1敗飲んだだけだが、疲れた感じがした。歴史時代作家協会のホームページに連載をすることになったので第1回を送付。評論家の理流さんがすぐにアップしてくれた。これから週1くらいで更新していきたい。タイトルは「女が築いた日本国」。少しストックがあるので、締切に追われることはない。

06/21/土
週末。猛暑が続いている。風が強くなった。Footballはどこまで書いたのか。あとはNカンファの南と西だけだ。南地区は弱いところ。負け越しでも地区優勝という先例がある。昨シーズンも4勝6敗だったバッカニアーズがその後、6勝1敗で乗り切って10勝に到達した。QBメイフィールドは中堅のプレーヤーだが、やや好不調の波がある。好調を維持できれば首位候補。ベテランのカズンズを引き抜いて出だし好調で6勝3敗で首位だったファルコンズは、カズンズの失速で負け越しとなった。今年はカズンズを控えに回して去年のルーキーのベニックスを先発させるが、まったくの未知数なので何ともいえない。2年前のドラ1ヤングを擁するパンサーズは、ヤングの覚醒に期待するしかない。問題はセインツ。ベテランのカーがいるのだが衰えが目立つ。さらに負傷が長びいてリタイア。ということで新人のシャックしか先発がいない。ドラフトでもまったく目立たず、その時点ではまだカーで行けそうだったので、万一の保険で採ったシャックは、大学に7年もいたベテラン。そこそこの活躍は期待できる。とはいえドラ1のヤングよりも下だろう。セインツはビリか。

06/22/日
都議選、千代田区の枠は1人。昔だったら自民が圧倒的に有利だったはずだが、いまは都民ファーストの時代。しかしここも知事の与党なのでおもしろみがない。ということで、全然知らない人に投票。NHKのサイトを見たら出口調査で1位になっていた。そのまま当確が出た。多くの人が、自民にもファーストにも絶望して、知らない人に入れたということではないか。Footballの最後。西地区。昔は最強地区だったのだが、いまは南地区と変わらないくらい最弱の地区となった。昨シーズンはラムズとシーホークスが10勝7敗で並んだものの、何だかわからないルールでラムズの地区優勝となった。このレベルの低さは49ナーズの低迷にある。QBパーディー以外はベテランばかりでサラリーキャップがぎりぎりで、中堅を切るしかなく、戦力が一挙にダウンした。サラリーキャップ制度のおかげで時にこういうことが起こる。今年も49ナーズはビリ候補。3位はマレーのカーディナルス。ここもめぼしい新戦力がなくて期待はもてない。といって、もはやロートルと化したスタッフォードのラムズもダメだろう。ただここはレシーバーが輝いていて、何とか首位争いに加わるかもしれない。シーホークスはベテランQBのスミスがレイダーズに去ったので、バイキングスからダーノルドを移籍させた。昨シーズン14勝3敗だが、ライオンズに負けて地区2位だった。ルーキーのマッカーシーの怪我で控えだったダーノルドが大活躍。だが首脳陣はマッカーシーの将来性に賭けたのだろう。問題はダーノルドの奇蹟的な活躍が、本人の力量なのか、オフェンスラインに守られていたからか。シーホークスも総合力はあるはずで、スミスで優勝争いできたのだから、ダーノルドでも地区優勝を狙えるのではないか。ぼくはダーノルドに期待して、シーホークスの地区優勝。以下、ラムズ、49ナーズで、マレーのカージナルスはビリだろう。

06/23/月
オーファン委員会。ZOOMだが、司会をつとめないといけない。点字図書館の議長は型どおりに進行すればいいが、この委員会はテーマが多様なので、その多様さを意図をもって引き出さないといけない。こちらの意図に応えてさまざまな人がいい話をしてくれた。なかなか意義深い会議になりつつある。終わってから、教育NPOとの定期協議。こちらはリアルな会議で飯田橋まで出かけていく。JRで2つめの駅だから近い。終わってから会食。けっこう疲れた。今日から三日連続の飲み会になりそうだ。

06/24/火
三鷹サテライトの最終回。予定したテーマが多すぎたのと、こちらの話がすぐに脱線するので、物足りない感じが残ってしまったが、リアルな講義というのはそんなもので、こちらの興味の一端が伝わってくれれば思っている。終わってから講義を聞きにきてくれた教え子と、吉祥寺で飲む。大学の教員をしていたころ、ゲストを招いて講演してもらうことがあった。その時に同席してくれることが多かった教え子で、研究室の片づけなどもやってくれたことがある。明日も飲み会なので、飲み過ぎないように注意して、早めに切り上げた。

06/25/水
日本歴史時代作家協会の理事会。リアルな会議なので新宿三丁目まで出かけていく。総会直前の会なので審議する案件が多かったが、何とかすべて片づけて、貸し会議場の表に出ると、二階に居酒屋があったのでそこに直交。ただちに飲み会。これで3日連続の飲み会。無事に終わった。

06/26/木
SARTRASの共通目的委員会の事前審査。午後はABSCとSARAHの会議。開始時間30分違いで会議がカブッてしまった。iPadが2つあるので両方をZOOMでつなごうとしたのだが、古いiPadがZOOMに接続できなくなっていた。電池が弱くなっていて最近は会議には使わなくなっていたが、ZOOMもバージョンアップしていて、古い機種が対応できなくなったのかもしれない。試しにiPhoneでやってみたらこちらは問題なく接続できた。古いiPadもネットの閲覧はできるのでいまも毎日使っているのだが。で、2つの会議に同時に参加する。イヤホンを左と右の耳に挿入すると、異なる会議の音声が入ってくる。さすがに頭が混乱した。iPhoneでつないだSARAHは総会なので決議がある。採決の時は手を挙げるボタンを押すことになるが、小さい画面での操作が難しいので、カメラの前でリアルに手を挙げる。その画像はABSCにも送られているので、意見を述べるために挙手したと誤解されないかとヒヤヒヤした。とても疲れた。

06/27/金
今週は月曜から水曜までは3日連続の飲み会があった。木曜はネット会議ばかり3件があった。週末の土曜、日曜日にも会議の予定が入っている。ということで、本日の金曜日だけ、予定が空白。貴重な休みだが、自分の作業の稼ぎ時でもあるので、のんびりしているわけにはいかない。命短しがんばれ老人!

06/28/土
週末だが近代文学館の評議員会がある。ここは財団で資金はあるのだが、資金を磨り減らしていけばいずれは資産がなくなってしまう。寄付を募り、催し物などが赤字にならないようにして、活動を維持しなければならないのだが、文学そのものが斜陽の傾向があるので、難しいところだ。理事の方々はたいへんだと思うが、こちらにはよいアイデアはないので、発言はしなかった。

06/29/日
日曜だが日本歴史時代作家協会の総会がある。総会はすぐに終わってあとは雑談。建設的な意見も出たが、実際に組織を動かしていくのはたいへんだ。ここも赤字にならないように、とりあえず協会賞の選考と授賞式を継続していかなければならない。

06/30/月
国立国会図書館との協議の前に、図書館内を案内してもらう。このところオクスフォードミステリーを見ているので、オクスフォードの図書館の内部はよく画面に映る。地下の書庫で殺人事件があったりもする。国立国会図書館は日本最大の図書館で、国内で発刊される図書は必ず納本されることになっている。電子化も進んでいて、スキャニングされた書籍は関西館に送られるので、書庫にはゆとりがあった。6000歩くらい歩いた。さて、月末。今年も半分が終わったことになる。まあ、よくがんばって生きていると自分でも思っている。



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