巴里の夜


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巴里の夜

作詞 藤浦  洸
作曲 原  六朗
唄  二葉あき子
1.水と情けは 流れてゆれて
  末はどこかで 消えるものなの
  ボンソワ ムッシュ
  も一度あのひとに 逢えるなんて
  オルボワ ムッシュ
  夢のよな お話ね
  
2.旅の画家(えかき)の パイプのけむり
  風がないのに ゆれているのは
  ボンソワ ムッシュ
  あきらめられなくて あいたくて
  オルボワ ムッシュ
  やるせない ためいきね
3.パリーの夜も 今夜はこれで
  遠いあかりも 静かに消えた
  ボンソワ ムッシュ
  ひとりで帰りましょう 河岸を
  オルボワ ムッシュ
  夜明け星 おやすみね








1951年(昭和26年)


藤浦 洸(ふじうら たけし・・一般には「こう」と読まれている)

 明治30年9月1日、長崎県の平戸出身。同志社大学に入学するが1年で中退。3年間の放浪の末、慶応大学に入学。在学中は少年少女小説を書いたりオペラ館のピアノ演奏などをしていた。卒業後、詩人として出発するが、後にコロムビア・レコードに所属して作詞家として活躍。『別れのブルース』『懐かしのブルース』『別れても』『悲しき口笛』などが大ヒット。NHKテレビ番組「二十の扉」「私の秘密」のレギュラーとしても活躍した。1979年80歳で死去。
【「洸」という名前・・藤浦洸の「ランプの絵」を読む】 http://www.designroomrune.com/magome/fujiura/fujiura.htmlから。