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化石の取り方

では、お楽しみ。化石採集の仕方についてチョット!


1.化石をとる前に

化石を掘るために必要な道具は、1.ハンマー(カナヅチ)、2.タガネです。また服装は砂岩をたたく時に

危険のないよう直接体が外にでないように、できるだけ長ソデのシャツと長ズボン(ハイキングか登山位の

服装が必要でしょう。また岩が飛んで目に入るといけないのでサングラスはかけた方がいいと思います。

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2.化石のとりかた

1. 岩石を掘る前に化石の入りかたに注意し、まわりの岩石と一緒に大きく掘ります。

普通は固くて掘れないので、崖から落ちた石、河原に転がっている石(転石といいます)を砕いて

化石をさがします。

2. 化石はできるだけ岩石をつけたまま持ち帰ります。
3. もし、キャストの場合は、内型と外型と両方持ち帰ります。

(化石の名前を調べるとき必要)

4. いろいろな種類をできるだけ多くの場所で平均してとります。
5. 掘り出した化石は、マジック等でわかりやすいように、日付、採集場所を記入し、

ノート(野帳)と一致するようにして、古新聞等に包んで持ち帰ります。

6. あとから来る人達や地元の人達の迷惑にならないように、あとかたづけをして

きれいにして帰りましょう。

 

渥美半島 赤羽根海岸での採集風景 そこでの化石の掘り出しかた見本?
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3.化石の処理方法

1. もち帰った化石はていねいに取り出し、場所とか地点が間違わないように

番号をつけ、化石とラベルが一致するように整理します。

 
Fosil & Label Clearning
2. 大きな岩石についている化石は、クリーニングをして小さくします。

図にあるように、砂袋の上で小さなハンマーとタガネで注意深く掘り出します。

もし壊れた場合は、接着剤(セメダイン等)でつけます。

 

3. 名前の調べ方

1.化石の名前は図鑑等を参考にして調べます。

  • みずなみの地層と化石(テキスト)「瑞浪市化石博物館発行」
  • 瑞浪市化石博物館専報 No.2 植物「 〃」
  • No.3 貝類「 〃」
  • No.5 サメ類「 〃」
  • 日本標準化石図譜「朝倉書店発行」
  • 日本の化石「小学館発行」等

2.なお、それでもわからない場合は博物館で聞くと教えてくれます。


4.化石の保管

 化石調査の目的は、自然に触れながら、自然科学的な見方を身につけることです。化石を勉強しながら、自然に対する正しい見方を養い、この地球の成り立ちを探ることも勉強の一つです。

 化石の採集は、根気と人手を必要とするだけに、アマチュアの人達の協力や発見が専門の研究にも大きく役立つことも多く、採集した標本はできるだけ私蔵せずに、公共の研究機関に保管し、研究して学問の発達に寄与するような方向が望ましい姿と思われます。


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