カナダ -オーロラを求めて- 5日目




9月20日

 今日はオプショナルツアーのナイアガラ1日観光である。8時30分集合であったので、それまでにホテル近くのサブウエイにて朝食を取る。ホテルに戻り14階にある展望室に向かう。展望室というので、専用広間があって、かなり眺望がいいのだろうと勝手に想像していたが、廊下の窓に椅子が備えてあるだけ。当然滞在している部屋と1階しか違わないので眺望はそれほど変わらない。オークスホテル
オークスホテル
14階展望コーナー
14階展望コーナー
 「テーブルロック」

 ナイアガラ観光はダブルデッカーバスでまわる。観光気分が盛り上がる。最初に行ったのはテーブルロック。ここからはカナダ滝が落ちるさまを間近で見ることが出来る。かなりの迫力である。
ダブルデッカーバス
ダブルデッカーバス
テーブルロック
テーブルロックから
 「霧の乙女号」

 「霧の乙女号」はかなり濡れるというので、バスの中でビーサンに履き替える。愛機のKISSX6iを防水バッグに入れ、防水ケースに入れたコンデジに持ち換える。準備万端。

 入口ゲートでチケットを受取りエレベーターで下に降りる。配られた合羽は受取った時に着ると遅れてしまうので、すぐには着ないで乗り場で着るようにして下さいとガイドさんが案内する。
霧の乙女号入口
霧の乙女号入口
乗り場
乗り場
 あまり濡れないように天井がある1階に陣取る。その甲斐あってビーサンに履き替えるまでもないような濡れ具合であった。しかし今思えば、ぬれて子供の様に無邪気にはしゃぐこともアトラクションのうちなので、2階にすればよかったもしれない。アメリカ滝
アメリカ滝
アメリカ滝
アメリカ滝
 始めにアメリカ滝の間近まで近づき、引き返してカナダ滝に向かう。周りの人達も声を上げてはしゃいでいて、ハイテンション。折角間近で滝を見るチャンスであったのに、じっくり観察するどころではなかった。カナダ滝の右側には、滝を間近に見ることが出来る「ジャーニー・ビハインド・ザ・ホールズ」が確認できる。カナダ滝
カナダ滝
カナダ滝
カナダ滝
 あっという間の20分であった。楽しいことは本当にすぐである。ズボンの裾が少し濡れただけであった。船尾にかかる虹
船尾にかかる虹
上から見た霧の乙女号乗り場
上から見た霧の乙女号乗り場
 「ワール・プール」「花時計」

 滝の下流4.5km先にある「ワールプール」に向かう。流れが変わるために川が渦巻いている。向こう岸から伸びるケーブルは、エアロカーというゴンドラに乗るアトラクション。風が出ているとすぐに運休になるという。

 次に向かった花時計は、約2万5千株の花から成っていて、直径12.2mは世界最大級らしい。この花時計もそうであるが、ナイアガラ周辺の植え込みは、かなりきれいに整備されている。花時計は近くの園芸学校の生徒さんが手掛けているという。この園芸学校はかなりの人気であり、世界各国から集まっているとガイドさんが言っていた。卒業後はイギリス王室お抱えになることも可能であるという。
ワールプール
ワールプール
花時計
花時計
 「北極」

 日本人スタッフのいるお土産屋さん。滝周辺のお土産屋は、独自判断で観光税を乗せているというので、こちらで購入。日本人スタッフなので気軽に利用できる。

 店内には主に宝石などに加工されてい光るアンモナイト「アンモライト」が鎮座している。限られた場所でしか産出されず、非常に貴重であるため、現在では輸出が禁止となっているという。それがこの店内にあり写真撮影も大丈夫ということでパチリ。

 いままで一緒に行動してきた半日観光コースの人はここで終わり。
お土産屋「北極」
お土産屋「北極」
アンモライト
アンモライト
 「シェラトン」

 1日観光に組み込まれているシェラトンホテルにて昼食のバイキングをとる。窓からの眺望は最高である。
シェラトンでバイキング
シェラトン
バイキング
バイキング
 バイキング会場のコーナーに、1畳ほどのテラスがある。そこからの景色がまた絶景。テラスからクリフトン・ヒルを望む
テラスからクリフトン・ヒルを望む
テラスから滝を望む
テラスから滝を望む
 「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」

 19世紀に、現在のオンタリオ州の首都であった「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」の街並みを歩く。外観が西部劇にでも出てきそうなクラシカルなホテル「プリンス・オブ・ウェールズ・ホテル」に惹かれる。英国皇太子も滞在されたという。ホテル脇には馬車が停まっていた。

 メインストリートを外れると、五大湖のひとつであるオンタリオ湖に出る。そこからの景色はまことに風光明媚である。
プリンス・オブ・ウェールズ・ホテル
プリンス・オブ・ウェールズ・ホテル
オンタリオ湖
オンタリオ湖
 オンタリオ湖に抜ける住宅街の玄関先で、餌をついばむリスが微笑ましい。街の入口付近のメインストリートにある時計台は街のランドマークとなっている。時計台は第一次世界大戦の慰霊碑として建てられたという。餌をついばむリス
餌をついばむリス
時計台
時計台
 こじんまりとした街ながら、メインストリートには観光客が多い。色鮮やかな草植物が街に潤いを与えている。この古き良き街並みを守るために色々な規制があるという。街を彩る植木
街を彩る植木
メインストリート
メインストリート
 待ち合わせの時間まではまだ少し時間がある。駐車場近くの「フォート・ジョージ」の近くまで行ってみた。カナダが英領であった時代、1812年の英米戦争の時に、ナイアガラ川向こうのアメリカに対する防衛拠点となった要塞である。

 入口付近は芝生の公園となっていて、のどかな雰囲気である。擁壁の入口で、正装を着込んだ人が管楽器を奏でていて、小さな音色であったが、人の少ない静かな公園全体を包んでいた。時間が無かったので、公園から眺めた程度であったので、もう少し時間配分をすればよかった。
フォート・ジョージ
フォート・ジョージ
砲台
砲台
 「ピリテリ・エステーツ・ワイナリー」

 ナイアガラ周辺には60以上のワイナリーが点在している。ワインの中でもアイスワインなるものが有名である。ぶどうの実が凍結しても、凍結しない糖分を使用して造られるデザートワイン。若干のとろみがあり甘い。地下のオーナー達のテイスティング場所を見学したあとに試飲会場に。始めにノーマルワインの白、そのあとにアイスワインの白、赤、ロゼを試飲。その場で商品を購入できるがワインには興味が無かったので未購入。

 各ホテルに送り届けられ、ここで1日観光ツアーは終了。16時30分、夕食にはまだ早いので出掛ける。
地下のテイステング場所
地下のテイステング場所
通路に並ぶワインたち
通路に並ぶワインたち
 「スカイロンタワー」

 1階のゲームセンターを抜けてエスカレーターで2階のチケット売り場へ。ホテルの部屋に置いてあったクーポンを使用。エレベーターに乗る前に写真を撮られる。希望者は降りてきたときに購入できる、観光地に良くあるあれである。エレベーター係の兄ちゃんに、チケット半券で展望レストランが割引になるよ、と言われ気持ちが揺すぶられたが、まだ時間が早いのでスルー。

 展望台からは360度ナイアガラを見渡すことが出来る。なかなか絶景。夜に来るときっと夜景もきれいなんだなと思う。
スカイロンタワー
スカイロンタワー
レインボーブリッジ方面を望む
レインボーブリッジ方面を望む
 展望室はぐるっと360度1周出来る。お土産屋もあり小物を自分用に購入。ナイアガラで一番高い構造物だけあり、上からの眺望はここが1番良かった。アメリカ滝とレインボーブリッジ
アメリカ滝とレインボーブリッジ
カナダ滝
カナダ滝
 スカイロンタワーを出て、ナイアガラで一番にぎやかな通り「クリフトン・ヒル」に向かう。滝周辺の植え込みはきれいに手入れをされていて庭園のようである。ゆっくり散歩するにはもってこい。カナダに来ていくつかの自動販売機を目にしてきたが、自動販売機があるということは。治安がいい証拠であろう。ナイアガラ川沿いの道
ナイアガラ川沿いの道
自動販売機
自動販売機
 日が暮れてきてクリフトン・ヒルにもネオンが灯る。昨日も来たが人が多くにぎやかである。こちらの人達はホラー系が好きとみえる。それ系のアトラクションが多く、バーガーキングの看板にまでハンバーガーを持ったフランケンがすましている。今度来る機会があれば、日本より早くまわるという観覧車にでも乗ってみようと思う。クリフトン・ヒル
クリフトン・ヒル
バーガー・キング
バーガー・キング
 今日の夕食はまだ決まっていない。行き当たりばったりで決める。物色しながらウロウロしているとデニーズ発見。話のねたにもなると入店決定。メニューを見るとどれもボリューミーでアメリカン。そんなにいらないんだけど。

 散々迷った挙句。シーザーサラダ、ミートボール入りスパ、チーズ掛けポテト。炭水化物のオンパレード。不本意ながら残してしまった。昨日のイタリアンのときもそうだったけど、ドリンクがアルコールは別にして、甘いものかコーヒーか紅茶しかない。本当はお茶がいいんだけどもちろんない。結局昨日のイタリアンと同じようにダイエットコークを注文。
デニーズ
デニーズ
atデニーズ
デニーズにて
 22時から花火が上がるというので、現場で間近に見るのもいいけど、ホテルの部屋からだと全体を見渡せるのでホテルに戻る。規模は小さいけれど、ライトアップされた滝に更に彩を与えていた。5分間であったけれど贅沢な時間を過ごした。部屋から
部屋から
花火
花火
 日本だったら寝ている時間だけど、遊び足りなかったので再びクリフトン・ヒルへ。ホテルからすぐにあるインクラインに向かう。営業時間を見てみると終了時間を過ぎている。でも電気もついているし係員も待機していて営業してるっぽい。すぐ係員に聞けばいいんだけど、つたない英語では自信が無い。そうこうしながら様子を見ていると、外人が係員に何か聞いている。すると金曜の夜だからまだやってるんだよ、みたいな事が聞こえてきた。クレカ専用券売機でカードを通すも、昨日同様エラー。係員が寄ってきて何か言っている。すぐには何を言っているのか判らなかったけど、なんたらかんたらで今回だけはいいよ、みたいな感じだったのでラッキー。インクライン上から
インクライン上から
インクライン下から
インクライン下から
 夜も遅いというのに、滝周辺にはまだ人があふれている。行きたかったハーシーズショップは閉店していた。昨日せっかくここを訪れているのに・・・。再びクリフトン・ヒルに舞い戻る。カナダであちこちでみられるコーヒーショップ「ティム・ホートン」で購入したミックスベリースムージーを片手にふらつく。ロック好きとしてはロックレジェンド蝋人形館がすごいそそる。次ぎ来た時には必ず入ろう。IMAXシアターも評判がいいのでぜひ行きたかったが時間が遅すぎた。ホテルに戻ったのが24時ちょい前。ライトアップされた滝を見ていると、静かに照明が落とされて、滝も眠りに付いたようだ。ティム・ホートン
ティム・ホートン
夜のスカイロンタワー
夜のスカイロンタワー



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