イエローナイフ空港に向かうバスの中の人達はみな眠そうである。オーロラビレッジの人に見守られながら、またしてもセキュリティチェックに引っかかってしまった。原因はスキミング防止パスポートケースらしい。もうさすがにウンザリ。テンション下がりまくり。待合室の隣のおじさんにかけられた慰めの言葉がさらに気分を沈ませる。 2時間程度でエドモントン空港に 到着。9時55分のフライトで、5時間半程度でトロントピアソン空港に到着。現地ガイドが迎えに来ている。寝方が良くなかったのか、機内での気分はすこぶる良くなかった。今回の旅行の中で1番辛い時間であった。 空港で待っていたガイドさんから、すぐにナイアガラに連れて行ってくれるガイドさんにバトンタッチ。途中、海のように果てしなく大きいオンタリオ湖で休憩。 | ![]() | ![]() |
エリー湖とオンタリオ湖を結ぶ運河、ウエランド運河に船が航行している様はレアだというのですかさずシャッターを切る。車中からなのでブレブレ。2時間弱でナイアガラでの宿泊場所、オークスホテル・オーバールッキング・ザ・フォールズに到着。13階からの眺めは、カナダ滝とアメリカ滝の両方を望むことが出来る最高の部屋である。 | ![]() | ![]() |
今回の旅行の目的のひとつ、徒歩でアメリカに行き、ハードロックカフェのピンズを買う。ここ、ナイアガラ周辺の治安はすこぶるいいのであるが、暗くなるとアメリカ側は少々注意が必要だとガイドさんが言っていたので、少し身体を休めたいが、荷物を置くなりすぐに外出した。 ホテルからすぐのところにカナダ滝付近まで降りることが出来るインクラインと言うケーブルカーがあるので利用する。片道C$5で券売機はクレジットカードのみ。何回か試したがうまく発券出来なかったので、これをみていた係員が、寄ってきて試してみたがうまくいかなかったので、下の有人ボックスで払ってね、と言って乗せてくれた。下に到着して係員がいるボックスで現金で支払いを済ませる。 | ![]() | ![]() |
ナイアガラの滝は「カナダ滝」「アメリカ滝」「ブライダルベール滝」からなっている。滝を正面から見ることが出来るのはカナダ側からなので、カナダ側のほうが繁栄しているようである。加えて治安もいい。 アメリカ滝の向かって右側の細い滝がブライダルベール滝である。アメリカ滝の左側にかかる橋が目指すレインボーブリッジである。明日のオプションツアーのガイドさんから聞いた話しで、ナイアガラの滝は三大瀑布のひとつであるが、大きさも長さも世界一ではない。ではなんで?。世界一美しいそうである。 | ![]() | ![]() |
19時なってもまだ明るい。しかし次第に日がかげり始めているので、急ぎ足でレインボーブリッジに向かう。20分ほどで到着。少し緊張してきた。¢25硬貨2枚が必要。両替機もある。無人ゲートにコインを入れて、バーを自分で押し進むだけ。 | ![]() | ![]() |
無事出国出来て気分も盛り上がる。橋の上から見たナイアガラの滝もなかなか絶景である。 | ![]() | ![]() |
国境には両国の国旗とボーダーラインを示すプレート、それに双眼鏡が設置されている。 | ![]() | ![]() |
アメリカに入国するには当然の審査がある。ここでパスポート必須なので、もし持っていないでカナダを出国してしまうと大変なことになる。係員はシャレがわかる気が良さそうな人であるが、それでいて公務員らしい毅然とした態度の男性の係員が対応。いくつかの質問後に入出国記録カード(I-94W)の一部の記入をしてくれた。残りは日本語の記入例を渡され、待合室で記入してくればスタンプを押すよと言われる。書き終わると先ほどの係員は車の入出国対応で忙しく女性係員が対応。再度何点か質問を受ける。6US$はクレジットカードで支払う。指紋とおそらく写真も撮られた。 無事アメリカに入国すると、もうすでに暗くなっていた。目指すハードロックカフェは出てすぐの公園を抜けると目の前に、ネオンが煌煌と輝いているので迷わなかった。 | ![]() | ![]() |
もう少し周辺散策をしたかったが、暗くなったので名残惜しくもカナダに戻る。アメリカ出国は、動物園などを出る時にあるような、横に並んだいくつものバーのゲートを回転させて出て行く。すっかり暗くなりカナダ側の街のネオンが眩しい。 ここまでが割合スムースにきたので、カナダ入国も楽勝ムードで臨んだが、意外と質問が多くてあたふたしてしまった。普通会話程度の英語力があれば楽勝なのだろうが、ここでも自分の英語力の無さを痛感させられた。ちなみにI-94Wはこちらから返却する旨を伝えないとそのままになってしまって、アメリカに滞在中となってしまうので注意。 | ![]() | ![]() |
次はカナダ側のハードロックカフェでピンズを購入し、すぐそばのハーシーズショップに立ち寄る。チョコレート好きには外せない。建物の外観からしてワクワクさせる。 | ![]() | ![]() |
キスチョコの姿をしたキャラクターが、店頭と店内で出迎えてくれる。店内の電灯はキスチョコである。お土産を買いたかったが、夜も遅いのでまた出直そうと店を離れる。これが大失敗。次の日は時間が無く、この店に入ることは無かった。正確には来たには来たのだが時すでに遅し、無情にも閉店していた。 | ![]() | ![]() |
この日の夕食は「MAMA MIA'S」という店に入る。この店は事前にリサーチしていたわけではなく、歩いている途中で見つけたイタリアンの店に飛込みした。 隣のお年を召した方たちのグループを見ると、大皿が各自の目の前に並べられている。シェアしないで大皿を1人で平らげているのだ。さすがに残すだろうと、帰ったあとのテーブルの上を見ると、見事に皿はきれいになっていた。やはり日本人とは新陳代謝が違うのだろう。 | ![]() | ![]() |
滝は20時30分から24時までライトアップされている。日によってライトアップ時間は異なるようだ。ライトアップされた滝は昼間とはまた違った雰囲気である。 | ![]() | ![]() |
カナダのナイアガラの滝周辺の治安はすこぶる良いと感じた。夜遅くまで、カメラ片手にブラブラしていても全然不安は感じない。しかし犯罪は皆無ではないので注意を怠らないことに越したことはない。 ホテルの部屋は、眺望もいいが部屋も広い。玄関を入ってすぐのところにソファとテレビがあるウエルカムスペースがある。浴室はシャワースペースとジャグジー付浴槽。浴槽にはハート?白鳥?をかたどったバスタオル。結局このバスタオルは、なんだかもったいないので、滞在中は崩さないでそのままにしておいた。おかげで気持ちよくナイアガラに滞在することが出来た。 | ![]() | ![]() |