今日は釧路までの長距離移動となる。朝起きたら空がどんより曇っている。宿を出発した時にはまだ雨は降っていなかったが、知床峠の頂上付近で雨が降ってきた。知床半島を横断した羅臼手前のふもとにある有名な露天風呂「熊の湯」には雨が降りしきるなか入浴。羅臼に出て知床半島を東へ向かう。雨が上がってきた。海の向こうには国後島が見える。これから向かうは日本最東端の温泉だ。目的地手前にある「瀬石温泉」に立ち寄るが空振り。満潮で浴槽が海に浸かってしまっていて入浴できなかった。気を取り直してその先の最東端の温泉「相泊温泉」へ。 |  知床峠 |  国後島 |
最東端の温泉から再び今来た道を引き返し、最東端の駅「東根室」に向かう。終点は根室駅であるが最東端の駅はひとつ手前の東根室駅である。駅からさらに東に進み民間人が行くことができる最東端「納沙布岬」へ。ちなみに最東端は南鳥島である。資料館の北方館に立ち寄り、今宵の宿泊地である釧路へと向かう。現在13時45分。 |  最東端の駅「東根室駅」 |  最東端「納沙布岬」 |
途中、霧多布にある立ち寄り湯「ゆうゆ」で入浴し、厚岸の道の駅「コンキリエ」へ。少々時期がずれてはいるが、厚岸に来たら牡蠣を食べねばなるまい。ここでは1年を通して牡蠣を食べる事ができる。自分でネタをチョイスして炭火焼を楽しめる「あぶりや」もそそったが、夕飯前なので隣のレストランで生がき(8個1,500円)と焼きがき(6個1,200円)を注文した。特に焼きがきが濃厚でジューシーであった。1階では釣りバカ日誌20ファイナルのロケの写真が展示してあった。
|  厚岸の道の駅「コンキリエ」 | 
 (上)生がきと(下)焼きがき |
釧路湿原を望む展望台「細岡展望台」へ行きたかったが日没まで間に合うかどうか微妙である。近くに来た時点での時間により、展望台へは明日にするか今日にするか決める事にした。出来ればスケジュールが楽になるので今日行っておきたいところ。国道から展望台に向かう道路付近で17時15分。きわどかったが向かう事にした。脇道に入ったところでまさかの鹿の飛び出し。やばい、ぶつかった、と思ったが衝撃はなく無事スルー。大げさではなくあと10cmくらいでぶつかっていた。まさに危機一髪。展望台に到着したのは、うっすらと暗くなってきた17時40分。展望台には夕日を待っている人達で溢れていた。駐車場へ戻る途中、キタキツネに遭遇。馴れているようでなかなか姿を隠さない。近くによると逃げ、一定の距離をとっているようだ。
|  細岡展望台から見て釧路湿原の夕日 |  キタキツネ |
釧路に到着したのは、レンタカーの返却予定時間である19時の1分前。我ながらすばらしい計画っぷり。今夜の宿の東急インにチェックインしたあと夕飯を食べに街に繰り出す。釧路といえば炉端焼き。「炉ばた煉瓦」という店に入る。セットモノを注文し、自分で目の前の炭火で焼いていく。炭火により素材のうまさが十分引き出され、風味豊かなになった食材は、ビールにじつに合う。厚岸で食べた牡蠣のせいか、あまりお腹が空いていなかったが、スルスルとお腹に入っていった。
|  炉ばた「煉瓦」 |  炭火焼 |