世界遺産「知床」を訪ねて 4日目



9月11日

 最終日はこのツアーの目玉の一つである「ノッロコ号」である。座席指定を摂るために前日に指定席を買っておいたので、ゆっくりと朝ごはんを食べるとする。釧路といったら和商市場の勝手丼。最初にご飯を購入し、いいネタを探してあちこちの店を、スチロール製のお椀を片手にウロウロする。気に行った店で、小分けにされて所狭しと店先に並んでいるネタをご飯の上に乗せる。そして場内中央ほどに並べられた長テーブルで食べる。ネタの値段は1品100円から500円ほどまでなのだが、調子に乗って追加して行くとあっという間にいい値段になってしまう。店先に並べられたネタの数々
ネタ達
これで1,800円くらいだったっけかな
勝手丼
 ノロッコ号は釧網本線を利用していて、塘路駅で折り返しとなる。10時56分釧路発の糖路行きの釧路湿原ノロッコ2号に乗り込む。天井は鋼材がむき出し。荷棚には動物のぬいぐるみが飾られている。座席は木製で、見栄え重視で座り心地は短距離専用である。床には動物の足跡。写真撮影用の手で持つタイプの枠など、客を楽しませる工夫がされている。釧路駅に入線中のノロッコ号
ノロッコ号
北海道の動物達
飾られたぬいぐるみ達
 平均時速30kmと言われているが体感速度はそれほど遅くは感じない。名所が近づくと列車のスピードを落として解説の車内アナウンスが入る。列車が釧路川に近づくと、カヌーで楽しんでいる人達と遭遇する。手を振ってみましょう、という車内アナウンスでお互い手を振り合っていた。釧路川でのカヌー体験は人気らしいので、次回機会があれば是非体験してみたい。 ノロッコ号疾走中
ノロッコ号車窓から
釧路川での人気のカヌー体験
釧路川でカヌーと遭遇
 終点の糖路までおおよそ50分。到着するとホームで待っていた団体客がゾロゾロと乗り込んできて、席取りを始めた。釧路へは折り返しで同じ列車を使う。帰りは指定席を取っていなかったので席をキープしようかとも思ったが、折角なので一旦改札を出てみる。が、本当に何もない。時間をつぶすところが何もない。列車に戻るとめぼしい席は埋まっていた。塘路駅から釧路方向に向かい、右側の席が見処が多いと聞いていたので指定席では右側の席を取ったが帰りは左側である。実際両側乗った感想としては、やはり右側がベスト。指定料金を払っても価値があると個人的には思う。帰りの車中は車内販売で買ったプリンを食べながらマッタリとした時間を過ごした。ちなみにこの時のプリンの入れ物は今でもペン立てとしてパソコン横で活躍中である。ノロッコ号には釧路湿原を走るもの以外にもいくつかあるようなので、いつの日かコンプしたいと思う。 駅の周りは何もない
塘路駅
マッタリプリン
車内販売で買ったプリン
 昼食を摂りに「フィッシャーマンズワーフmoo」というショッピングモールに向かう。平日のためかそれほど混雑はしていなかった。1階はお土産屋が並んでおり、2階には屋台村のような食事処が並ぶ。そこでいくら丼を食べ、16時40分釧路空港発の飛行機に乗り羽田空港で夕食のラーメンを食べ家路に着いた。ちなみに「たんちょう釧路空港」が正式名称らしい。何回来ても北海道はまだまだ回りきれないので、また北海道を訪れたいと思います。 フィッシャーマンズワーフ mooでの昼食
いくら丼
釧路空港で羽ばたくタンチョウ鶴
たんちょう釧路空港



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