11月2日

 今日は完全なフリーな1日だ。曇りだが、雨もすっかりやんでいる。今日は香港ディズニーランドへ行く予定だ。少し早めにホテルに戻り、毎晩20時から行われている、2005年に世界で最も長期間継続されている大規模な光と音のショーとして認定された、シンフォニー・オブ・ザ・ライツを観に行く。昨日マカオでエッグタルトを食べ損なっていたので、朝食はマカオ料理店に行くことにした。ホテルから5分ほどのところにあり、喫茶店のような雰囲気で、店内は朝食を摂る人たちで賑わっていた。モーニングセットが25HK$前後で用意されていたので、そこからポークサンドとエッグタルトを選んだ。コーヒー付だ。こちらではホットが基本で、アイスにするには追加料金が必要だ。日本語のメニューではなかったが、写真付だったので助かった。味はいけるが、独特な味ではなく、日本でも普通に味わう事ができるものだ。しかしエッグタルトは作りたてで、おいしかった。マカオ料理店モーニングセット
 ディズニーランドまでは地下鉄を2回乗り換える。東京の地下鉄のように入り組んでいないので、言葉がわからなくても、土地勘がなくても楽勝である。しかしもちろん事前に乗換駅はチェックしておかなくてはならない。欣澳(サニーベイ)からはランドのための路線だ。車両も専用で、日本のリゾートラインとほぼ同じで、窓も吊り輪もミッキーで、車両内部にキャラクターの像が飾ってある。尖沙咀から30分程度で到着した。地下鉄電車内のミニーの像
 香港ディズニーランド開園当初は大混雑で、マナー知らずの人たちで溢れかえっていたようだが、最近はそのような事はなく、アトラクションの待ち時間も10分程度で、半日もあればまわる事が出来る聞いていた。混雑していてもイヤであるが、あまり少ないのもさみしいものだ。 ディズニーランド駅駅からすぐのウェルカムゲート
 とりあえず端から一通りまわろうと、はじめにライオンキングにたどり着いた。しかし開演時間までまだ時間がある。ファストパスもこの日は発行していないという。次に向かったのはジャングルクルーズ。入口は北京語と広東語と英語に分かれていた。どの言語も苦手だが、とりあえず英語のゲートから入場した。日本人もいるようだ。このアトラクションはおしゃべりが胆であるが、まったくわからなかったので、面白みが半減してしまったように思う。日本のものと比べ、火を使ったり、水しぶきが派手であった。

 日本にはないフィルハーマジックは、3Dメガネをかけ、ディズニーのキャラクターが飛び出て見える映像だ。自席の前から匂いや水や風が吹いてきて、幻想的な世界に浸ることが出来る。最後は後ろに注目である。3Dは苦手な自分であるが、十分楽しむ事が出来たので、是非日本でも検討して欲しい。

 ライオンキングの時間になったので、戻ってショーを見る。オペラテイストなショーで、、吹き替えかどうか判断できなかったが、実際にライブであったならばすばらしい。

 プーさんはストーリーは日本のものとほとんど同じであるが、ライドがレール式で、動きが事前に予測できてしまう。

 
ジャングルクルーズ入口ゲートライオンキングのショー前の状態
 キャラクターと写真がとることが出来る、専用スペースがあり、待ち時間はミッキーとミニーは10分程度だが、ほかのキャラクターは5分程度だった。折角なので撮ってもらう事にした。始めに自分のカメラで撮ってもらい、次にスタッフのカメラで撮り、購入する場合のチケットをもらう。

 ステッチ・エンカウンターは英語バージョンの時間帯まで待つ時間が無かったので、広東語に入ったのだが、このアトラクションは、観客との対話型アトラクションなので、サッパリわからなかった。バズライトイヤーはほとんど日本のものと同じ。唯一違うのは待ち時間がほとんど無しというところ。

 ほとんどのアトラクションは待ち時間が無いが、唯一列を作っているのがオートピアというカート型アトラクションだ。この日は1時間待ちであった。折角なので並んで乗車した。レール式のアクセルのみのカートで、アクセルを放すとすぐにブレーキがかかり停車する。香港の面積は東京の半分で、交通機関が発達しており、車を持っているのは、商売と金持ちが多いときく。そのような社会事情もあって、このアトラクションの人気があるのかもしれない。事前に入手した情報によると、スタッフからライセンスをもらうことが出来るらしいので、早速おねだりしてライセンスをゲットした。
ポーズをとるミッキー最高の人気アトラクションであるオートピア
 ここのお城は日本のものと比べて高さが低い。日本のものはシンデレラ城で、香港のものは白雪姫のお城とのことらしい。園内を一周する電車とスペースマウンテンが運休していたことが残念である。出口に向かう途中のメインストリートでパレードを行っていたので、しばしのあいだ鑑賞する。

 お土産屋さんでレジに並んでいると、遂に体験しましたよ、割り込み行為を。入場時など割り込みをする人が多いと聞いていたので、身構えていたが、忘れた頃にやってきましたよ。日本語で「並んでるんだけど」。とりあえず言ってみました。相手がこちらをチラッと見てひるんだ隙に、手を伸ばしてレジの兄ちゃんに品物を渡しましたよ。

 なんだかんだで5時間半くらい園内に滞在した事になる。次は夜のライトアップと花火を楽しもうと心に決め、ランドをあとにした。
ジャンボミッキーディズニーランド駅
 夕食は到着時に予約した、滞在ホテル内の唐閣(タン・コート)。ここは各種料理賞を受賞したこともある広東料理店。広東料理は素材の風味を生かす料理なので、香港の本場の広東料理はここにしようと決めていた。係りの人が薦めてくれた、ひとり12,000円程度の楊貴妃コースを選んだ。日本語で書かれたメニューは、いかにも日本人の為に用意されたコースである。フカヒレや燕の巣を使用した料理が次々とでてくる。上品な味わいに満足。 タン・コート入口かきのポートワイン焼きby楊貴妃コース
 夜8時から始まるシンフォニー・オブ・ザ・ライツを観るために港に向かう。時間ギリギリの到着だ。前方には人が溢れており、写真を撮るには厳しいポジショニング。すぐにショーが始まり、音楽と共にレーザービームが飛び交う。クリスマスシーズンにはもっと派手になるらしい。年々派手になっていて、現在は九龍側から香港島を鑑賞したほうが綺麗であるが、近いうちに香港島からの鑑賞もパワーアップされるらしい。

 向こう岸の山がうっすらと見えている。ピークからの夜景も楽しむ事が出来そうなので、再トライしようとフェリーで香港島に渡る。
シンフォニー・オブ・ザ・ライツフェリー
 フェリーターミナルから徒歩でピークトラム乗り場まで行く途中、マンダリンホテルのドアマンに、ここからどのくらいかかるか聞いたところ、30分という答えが返ってきたので、ホテル前からタクシーに乗って駅に向かった。5分ほどで到着する。15HK$だったので、初めからタクシーに乗ればよかったと思った。ちなみに1HK$=15.5円ほど。

 金曜の夜で混雑が予想されたが、それほど混雑はしていない。1回の観光ツアーで、3回もピークトラムに乗ることは珍しいのではないかと思う。頂上に到着すると、帰りの乗り場に列が出来ていた。時間が少し遅かったので空いていたのだなと思った。やっと、100万ドルの夜景を見ることが出来、大満足。あちらこちらから日本語が聞こえる。中には背広姿のサラリーマン風の団体もいる。周りにはかなりの人がいて、ジックリ写真を撮ることも出来ない。やっとめぐり合えた100万ドルの夜景は名残惜しかったが帰路につく。ピークトラム乗り場は到着時よりいくらかは列が短くなっている。1回待ちで乗ることが出来た。

 到着するとオープントップの路線バスが待っていて、乗ろうかどうか激しく迷ったが、2階建てバスの乗り方が判らなかったので断念し、徒歩でフェリーターミナルへと向かった。帰りは下りという事もあって、フェリーターミナルまで20分ほどで到着した。マンダリンホテルまでは10分もかからなかった。

 今まで2回フェリーに乗って、いずれも2.2HK$だったが、今回は1.7HK$だった。今気が付いたのだが、フェリーは2階建てで、今まで乗ってきたのは2階だったのだ。全然気が付かなかった・・・。細かいお金が無く、2HK$入れたのだが、おつりはなかった。
ビクトリアピークからの100万ドルの夜景香港島発のフェリー殻の九龍側の夜景



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