10月2日

 うどんは打ちたてがうまい。当たり前ですよね。ツアーでは開店に合わせて行くことが出来るのは1件だけ。前もってルートをシュミレーションして今日に臨んだ。ホテルからほど近い「彦江うどん」に向かった。ナビを使っても判りづらく、何度も近辺を周回してしまった。やっと駐車場を見つけ、そこから徒歩3分ほどの住宅密集地にそれらしき建物を見つけた。看板などは一切無かったが、うどん関係のポスターなどが貼られ、なんとなくここではないかと直感が働いた。開店時間は8時40分だったが、中に入って打ちあがるまで10分ほど待った。先客が1人いた。ここは製麺所で、長机と椅子が並べられている奥の小部屋で、ちょっと食べさせてもらうわぁ〜、という感じ。しばらくしておまたせしました〜、の言葉と同時に無造作に積み上げてあるお椀を手に取り、うどんの玉数を注文すると、茹で上がった麺を水でしめて、そのままお椀に入れてくれる。熱いのがいい人は横のざるに麺を入れて自分で湯がく。そのままお椀をもち奥の部屋に行ってうどんをすする。まさしく「モチモチ」「シコシコ」ということばはこの麺のためにあるようなものだ。ベタな言葉であるが、この麺を形容するにはぴったりの言葉である。もう一玉アンド天ぷらを追加したかったが次があるので控えた。このときなんで追加しなかったのかと、今でも時々思い起こす。帰りに自己申告で料金を支払う。 彦江うどん彦江うどんあつあつ
 車で15分ほど走ったところにある「がもう」という店に行った。ここも有名店で平日にもかかわらず賑わっていた。ここでもヌクいうどんを注文する。ダシは自分で好きなだけ入れる。みんな店の前や駐車場脇に置いてある長いすに座って食べている。空いている席が無かったので、畑を見ながら立ち食いをした。腹に染み入ります。食感は彦江のうどんをしっとりさせた感じだ。しかししっかりコシはある。食べやすく何玉でもいけそうだ。 がもうがもううどんあつあつ
 次は「なかむら」に向かった。道路沿いには何の看板も無く、危うく行き過ごしそうになった。土手から少し下ったところの駐車場に車を停めて店まで30秒。客がぼちぼちといる。かけばかりだったので釜玉を注文する。釜玉は時間がかかりますと言われ、やっぱりかけにする。ここも製麺所系で、隣で若い兄ちゃんがうどんを打っている。麺は冷にして自分で暖かいダシをかける。いままでヌクい麺ばかり注文していたが、それは自分が年のため消化に良いものと思っていたためと、のど越しが良さそうだったからだ。ここの麺はひやでもしっとりモチモチで、スルスルっとのどを通り抜けていく。食べやすく子供でもツルツルいけそうだ。 なかむらなかむら冷
 今回のツアーで最後を締めくくるのは「宮武うどん」だ。ここはかなりの列を覚悟して行ったが客が2組ほどで肩すかし。テーブルとカウンターの店舗型だが、カウンターの奥では人の良さそうなおじさんが麺を打っていた。店員が注文の品を持ってきてくれる。麺があつでダシをひやにしたが、初めてだったことを考えると、無難に両方ともあついものにしておけば良かったかなと思う。ゲソ天が絶品らしいので、自分で積み上げてある盆から小皿を使って取ってくる。う〜ん、すこし時間が経っているのかな。麺も今回の中では個人的にはもう少しコシがあっても良かったかな。 宮武うどん宮武あつひや

 うまいうどん屋は東京近辺でもあるが、1玉100円前後でこの味を出すところは、おそらくないのではないだろうか。

 もう少しいけそうだったが、食べ歩きはこの辺にして、愛媛に向かった。道後温泉近くの媛彦温泉湯快爽快いよてつ店で汗を流すと共に、フライトまでの時間調整をして帰路に向かった。愛媛まで来たのは湯快爽快の全店制覇が目的であった。大宮店で全店制覇かと思ったら、愛媛に新店舗?!。いい機会なので今回足を延ばす事にした。しかし今この文を書いている時点で、また新店舗が出来る予定らしい・・・。

10月1日へ         ひとりごとのトップへ