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礼文観光 そして 利尻へ 2日目 |
この日はレンタカーを借りて礼文観光です。まずはひたすら北に向かうことにしました。お風呂レポーターにとっては、最北限のお風呂は是非入りたかったのですが、途中にある船泊湯は16時からの営業。そのまま最北限のスコトン岬に向かいました。風がすごく強く、駐車場を降りてから展望台まで小走りで向かいました。ここからは運がよければトドの姿を見ることが出来るそうです。ちなみに向こうに見える島はトド島というらしいです。公衆トイレには「最北限のトイレ スコトン岬」の看板が。崖の下には「民宿スコトン岬」があり、ここに泊まる事を検討した事もありましたが、実際に訪れてみると、自然いっぱいなのは良いけれど、ちょっと寂しいかなという感じです。ちなみに最北端は宗谷岬で、最北限はスコトン岬だそうです。違い?よくわかりません。 次に向かったのは「澄海岬」です。初めスカイ岬なんてシャレた名前だな、何て思っていたのですが、このような漢字を使うそうです。駐車場から高台に上って見る眺めは、真っ青な海と絶壁の絶妙なコントラストが眩しかったです。 一度、市街地に戻り東側の海岸に向かいます。「桃岩展望台」から見る桃岩はまんまるとしてはいたけれど、桃に見えないことも無いかな、という感じ。周りには遊歩道があり、高山植物を観察する事が出来る。写真に収めたり、ガイドさんが説明していたりしていたけれど、残念な事に植物には興味が無いのであまり有難みはありませんでした。さらに車で海岸に向かい「猫台・桃台」に行きました。おぉ、ここから見る桃岩は、先っぽが尖がっていてまさしく桃のよう。猫岩も展望台から見るより間近で見ることが出き、哀愁のただよう猫の背中を見ることが出来ました。 しばらく海岸線沿いに走り、元地というところに行きます。ここにはメノウ海岸という場所があり、メノウの原石を拾う事が出来るかもしれない、といいます。メノウ自体もよく知らないのですが、それらしき物を数個拾ってきました。海岸の売店の人に見てもらうと本物かどうか鑑定をしてくれるらしいです。そろそろ昼の時間なので事前にリサーチしておいた店、「佐藤売店」にてうに丼を食べることにします。ガレージのような場所にテーブルと椅子が並べられていて、そこで食べる事になります。壁面にはメニューと有名人の色紙が、所狭しと張られています。スペシャルうに丼2,600円を食べてみたい気持ちをグッと押さえ、1,000円のうに丼を注文しました。薄暗いコンクリートの部屋で、1人で食べる食事がこれほどまで寂しいものと実感したのは、久しくないことでした。しかし味はまさしくバフンうに。マッタリと濃厚で、口の中にぐわっと広がります。この体験を1,000円でできるなんて最高です。食べ終わったあとに折角来たのだからと、とど肉を食べてみた。見た目は鯨の肉みたいだけど、食べてみると大味で、旨味も何もなく、決しておいしいとは言いがたい物でした。しかしとど肉を食べるともらえる、名刺大の証明書がいい思い出となりました。 まだフェリーの時間まで時間がありそうです。市街地に出て少し北に向かって走ると、「うにむき体験センター」があったことを思い出します。普通は絶対1人では行かないだろうな、と思いつつも折角なのでうに剥きを体験しようと思います。客は自分1人だけでしたが、快く対応してくれ、手取り足取り教えてくれたうえに、うに剥き用のムラサキうにのほかに、剥いてあったバフンうにも頂くことが出来ました。感謝です。 礼文にあるもうひとつの公衆浴場は、市街地にある「北限湯」です。しかしここも16時からの営業で、入る事が出来ませんでした。 利尻鴛泊までは45分の船旅なので、多少混みあってはいましたが、2等730円の切符を購入し、14時発のフェリーに乗りこみました。外では桃岩荘のメンバーが見送りの舞いを踊っていて、フェリーからは物珍しそうに多くの人が見入っていたり、写真に収めたりしていました。 ターミナルに到着すると、予約してあった宿の名前が入った旗を持った人が待っており、早速宿まで送ってもらった。部屋に案内されて少しビックリ。思っていたより狭い。あとから聞いてみると、個人部屋はわずかで、ほとんどが相部屋なのだそう。この宿は利尻富士登山の客がメインみたいです。早速レンタカーを借りて、島を時計回りに探索する事にした。所要時間は時計と同じように、1周1時間と考えておけばいいそうだ。宿から10分ほどの姫沼に立ち寄り、来た道を戻り利尻富士登山口にあるキャンプ場からす越登ったところにある、日本最北端の名水「甘露泉水」に向かいました。ここの水は手にとって掬おうとすると、ものすごく冷たく、手にと取りすぐに口に入れなくてはならないほど。冷蔵庫に入れた水より冷たかったです。 今日の予定はここまでだったのですが、まだ夕食まで時間があるので、先ほど行った姫沼の先にある、「北のしーま」でひとっプロ浴びる事にしました。 宿の夕食はフェリーターミナルの食堂で取る事になっているので、レンタカーでターミナルに乗り付けました。用意された夕食でも十分だったのですが、やはり今回の旅のテーマのうにを出来るだけたくさん食べたい、ということで追加で軍艦巻きを注文しました。夜は利尻でもっとも有名な公衆浴場「利尻富士温泉」に出向き、旅の疲れを洗い流しました。 |