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利尻観光 なぜか 札幌へ 3日目 |
レンタカーでオタトマリ沼に向かった。ここにある2件のレストハウスのうにの軍艦巻きがおいしいらしい。どちらのレストハウスに人はいたけれど、まだご飯が炊けていないとのことで、食べる事が出来ませんでした。利尻でうにと言えば、必ずここのことが紹介されているので、とっても残念でした。ちなみに北海道お土産の定番「白い恋人」のパッケージはここからの利尻富士とのこと。 このまま時計回りに島を海岸沿いに走り、仙法志御崎海岸に到着。ここは利尻富士が噴火した時の岩が海に流れ込んだ浜で、その一部に閉鎖区域を人工的に造り、観光シーズンには稚内の水族館からゴマフアザラシを借りてきて飼育しているそうです。この日のアザラシ君は、暑いのか、いじめられるのか、くつろいでいるのか判りませんが、腹を上に向け、グターとしていました。 利尻と礼文には面白い形をした岩が多数あり、礼文の「桃岩」「猫岩」、そして利尻の「寝熊の岩」「人面岩」が有名です。「寝熊の岩」と「人面岩」は隣同士にあり、一度に見ることが出来ます。海鳥のフンであたりの岩は真っ白です。特に「寝熊の岩」はまさしく熊の後姿そっくりで自然の驚異を実感しました。 もうひとつの利尻のフェリーターミナルの沓形港の近くにある、ホテル利尻に併設されている「利尻ふれあい温泉」でひとっ風呂浴びます。 そこから程近いところに「見返り台園地」という展望台があり、そこからの眺望はすばらしいということなので、早速行ってみました。駐車場からは10分ほど登っていきます。そこからの眺めは、海がどこまでも続き、後ろを振り返ると利尻富士がそびえています。まさしく「自然に囲まれているんだ〜」という実感に沸きます。 そこから10分ほど走ると、右手に「ミルピス」という文字が書かれている家が見えます。口に入れるものとしては、個人的には雲丹の次に有名なものという認識です。思った以上に種類があるのにはビックリ。行者にんにくが新しいメニューの仲間入りをして、かなり興味がありましたが、無難にノーマルとみかん(あれ?りんごだったっけかな)を選びました。最初「どうせカルピスのようなものでしょ」という先入観でしたが、カルピスよりサッパリしているけど、味がしっかり付いていて、しかも後味の切れがいい。おいしかったです。行者にんにく味に興味を持ってる事をはなしていたら、一口だけ味見をさせてくれた。う〜ん、身体には良さそうですけど、にんにくの味がしっかり残っていますね。ここで「まだ飛行機の出発まで時間があるので、どこかいいところありますか?」と聞いたところ、沓形港にある水中展望船を勧めてくれたので、行ってみることにしました。 船の中央の船底が透明のアクリル張りになっていて、そこから覗き込んで海の様子を眺めるというものです。この日は他に客が1組で、船員さんのアットホームな解説のおかげで、飽きの来ない時間を過ごすことが出来ました。年を重ねるにしたがって三半規管が弱体化していて、自分が運転していても、ワインディング道路を走っていると酔ってしまうくらいなので、この時も揺れている状態で下を向いていると、酔い始めてきました。ヤバイ、と思い何回も顔を上げて踏ん張り、何とかしのぐ事が出来ました。 そろそろ昼ご飯どきなので、事前にリサーチしていた、鴛泊魚組直営食堂に行ってみました。港に面している場所に、手書きの看板が掛けてある、現場事務所のような横長の建物を見つけることが出来たのですが、表で漁師さん数人が談笑しているし、中を覗き込むと客が1人もいません。少し入る事に躊躇してしまいましたが、扉を開け席に座り、メニューもろくすっぽ見ないで、うに丼2,000円を注文しました。出てきたうに丼はムラサキうにでしたが、こちらで食べるうにとはまったく別物と思えるほどおいしく、十分に満足できるものでした。多分、保存の時に使うミョウバンが使われていないのと、新鮮だったからだと思います。 飛行機の時間の14時45分までは、まだまだ時間があるので、昨日に引き続き「利尻富士温泉」で、利尻での疲れをとり、レンタカーを返却した後に利尻飛行場まで宿の人に送ってもらいました。次来た時には利尻富士登山に挑戦したいと思います。 新千歳空港から電車で札幌に到着すると、人が多くてなぜかホッとするというか、現実の時間に引き戻された気分です。チェックインしたあと駅前のエスタというデパートの中にある「ラーメン共和国」で「ずん・どう」という店に入り、はしごをしようと思いハーフを注文したのですが、食べ終わってみると腹八分。「げげっ、2件回ることが出来ないジャン」という状態でも、若い時の自分ならばもう一軒行ってしまうところですが、さすがにここはコラエどころと思い留まりました。「折角北海道に来たのだから、ラーメンと寿司は外せない、寿司の一皿くらいは食べられるな。」と思い、同じエスタ内にある「とっぴー」に入る事にしました。ここはチェーン店ながら、安い値段でいい物を出すという事で評判の店です。たしかに、ばかうまっ、というほどではありませんでしたが、こちらの回転寿司では、このパフォーマンスはなかなかお目にかかれません。ということでついつい気になるものを注文していくうちに、普段と同じような量を頼んでしまいました。すでに腹12分です。しかし旅の定番、コンビニでおつまみとビールを買い込んでホテルに持ち込んだのでした。 |