礼文に向かう 1日目 |
2004年12月1日に開業したばかりの羽田第二ターミナルから、ANA便で稚内まで飛んできました。さすがに礼文&利尻までは遠く、どう行程を組んでも1日目は移動だけになってしまいます。数年前までは稚内から礼文と利尻に飛行機が飛んでいたのですが、今は廃止になっています。定期便は利尻空港から新千歳空港までしかありません。稚内には12時に着いたのですが、礼文行きのフェリーが15時までありません。そこで稚内観光をしようとバスで稚内駅に向かうことにしました。 バスを降りて最初に向かったのは、稚内駅の裏手にある「最北端の線路」の看板です。ホームには「日本最北端の駅」の碑も建っています。看板を写真に収めバスに乗り、ノシャップ岬に向かいました。バス停を降りて岬に向かう途中に、ピンク色の建物の「樺太」という食堂に立ち寄りました。北海道上陸後、初のうにをここで食します。店内にはメニューなどの張り紙で、壁が見えないほどぎっしり埋め尽くされています。たくさんあるメニューから生うに丼(1,800円)をチョイスしました。二段式生うに丼(5,000円)がものすごーくそそりましたが、この旅行でたくさんのうにを食い倒そうと思っているので、ここはグッと我慢をしました。えっ?なんで我慢するのかって?今回の旅行のテーマを言うと、ほとんどの人がわたしの体型を見ながら同じようなことを言ったのでした。「中性脂肪は身体に悪いよ」。 食べ終わるとノシャップ岬の横にある「市立寒流水族館」に入る事にしました。水族館大好きなわたしは、最北端の水族館ということで、是非立ち寄りたいと思っていました。さすがに新江の島水族館みたいに洗練はされていませんでしたが、マッタリ時間を過ごす事が出来ました。特に入口付近のペンギンとアザラシが可愛く、近くによるとチョコチョコと近寄ってきて、おすまし顔をするんです。まだ時間には早いようですが、見るところがあまり無いので、バスに乗ってフェリーターミナルに向かうことにしました。 夏のシーズンは座るところが無いかもしれないとの情報がありましたので、事前に一等ラウンジ4,300円の予約をしていきました。2時間半という時間と旅の始まりということで、少し奮発してしまいました。さすがラウンジです。ラウンジへ向かうには専用の階段を上がっていくのですが、そこには船員が常時いてチェックをしています。なんかプチセレブになった気分です。この日は客の数が少なく、ラウンジを取らなくても座れたようです。しかし椅子はリクライニングするは、前との席との距離はあるはで、稚内から礼文の香深まで快適な船旅でした。明日のフェリーは時間が短いために、客が多い場合は立っていても仕方が無いと思っていましたが、短時間でもラウンジを利用してもいいかな、なんていう気持ちにさせてくれました。 フェリーを降りて民宿の迎えを探します。一向に見つけることは出来なく、下船した人達が全ていなくなって、1人さびしくターミナルに取り残されてしまいました。民宿に電話すると一組の客を乗せて帰ってしまったとの事。おいおい、事前に到着時間を連絡していたのに、なんですか、この仕打ちは。温厚なわたしもこのときばかりはさすがにムカついてしまいましたよ。20分ほど待って来た宿の送迎車に乗りながら運ちゃんに、「何で行ってしまったんですか?」と聞いてみました。すると「見当たらなかったから」とよくわからない返事。見当たらなかったって、あんた、ちゃんと行く事は判っていたでしょうに。初日から不快な思いをしてしまったのは非常に残念。到着してすぐ夕食を食べて近所を散歩しましたが、まわりには何も無い。部屋のテレビも壊れていて見ることが出来ない。あぁ・・・。 |