第1調節池は、芝川河川改修計画の中で計画された洪水調節容量約1,100万m3のうち、550万m3(左岸側容量390万m3、右岸側容量160万m3)を確保するため、浦和市下山口新田、川口市差間外地内に建設されるものです。第1調節池の諸元および形状は次のとおりです。 |
位置 | 埼玉県浦和市下山口新田、川口市差間外 |
湛水面積 |
73.3ha (左岸側:49.6ha、右岸側:23.7ha) |
調節池容量 |
550万m3 (左岸側:390万m3、右岸側:160万m3) |
計画高水位 | A.P.+6.19m |
調節池敷高 (冠水頻度) |
A.P.−4.30mおよびA.P.+2.50m (約1/3) (約1/10) |
周囲堤高 | A.P.+7.50m |
越流堤高 | A.P.+5.40m |
越流堤長 | 300m(左岸側:210m、右岸側90m) |
排水施設 |
自然排水樋管(左岸側、右岸側共) ポンプ排水施設(左岸側、右岸側共) (貯留水の放流および常時水位の維持) |
用語の解説1 越流堤(えつりゅうてい) 洪水調節の目的で堤防の一部を低くし、その高さを超える洪水の一部を調節池などに流し込む施設です。そのため、流れの作用で壊れないように表面をコンクリートなどで覆い、頑丈な構造となっています。 調節池(ちょうせつち) 洪水を一時的に貯めて、洪水の最大流量(ピーク流量)を滅少させるために設ける施設です。 樋管(ひかん) 調節池に設けられる樋管は、池に貯まった水を河川に放流するための施設で、芝川の場合は、調節池の水位が川より低くなるため、調節池に逆流しないようにゲートを設けています。 排水機場(はいすいきじょう) 調節池に設けられる排水機場は、池に貯まった水を河川に放流するためにポンブを稼動して、調節池の水を河川へ放流します。 洪水調節量(こうずいちょうせつりょう) 調節地などで一時的に洪水流量の一部分を貯めることにより、下流の河道に流れる流量を調節する量のことです。 |