Plamo1.4.4ネットワークを設定する |
■ ネットワーク設定 |
インターネットに繋げているとか高いセキュリティが必要な人はそのまま真に受けないでしっかり調べて設定してください。これは個人で自分以外のPCがネットワークで接続できないよう物理的になってます(だって部屋のなかだもの)。ここに書いてあることを実行して起きた障害(結果)は一切責任をとりません。念を押しておきます。 |
■ netconfig |
日本語表示なのでkonと打ってからnetconfigとする。インストールのとき設定しているのならこれは必要ない。私も必要が無かった。 |
■ hosts.deny,hosts.allow |
/etc/hosts.denyは名前の通り(deny)拒否するなのでinetdの接続を拒否するホスト(アドレス)を指定する。 ALL : ALL となっている(全部拒否する)。そのままにする。 /etc/hosts.allowは許す(allow)ホストを指定します。 ALL : 192.168.100. としました。これは、192.168.100.0からの接続を許可します。 で2つのファイルでトータルに設定したことは192.168.100.0からの接続は許可して後はだめってことです。denyは必要ないように見えますが逆のとき必要になるのでしょう。Plamoはあえて初期設定で接続できなくしてあるみたいです。なぜなら勝手に接続されては困るかららしいです。FAQか何かになっていたような気がします(MLで一時pingが通らないとかtelnetできないとか賑わした)。 ALL : て書くのは全部に対してってことなんでしょうか?それともdenyのALLに対してってことなのだろうか? マニュアルに書いてあること発見。これを一読してもらいたい。 man 5 hosts_access |
■ hostsの設定 |
DNSを使わないので/etc/hostsに直接IPとホスト名を書いておく。そうすれば、ホスト名で扱うことが出来るようになる。 127.0.0.1 localhost はじめから設定済み 192.168.100.1 apricot.host apricot はじめから設定済み 192.168.100.2 ss6000.host ss6000 192.168.100.3 k6pc.host k6pc としました。ドメイン名は私は持っていないので適当なもの(host)にしました。登録されているものを使ったりしてはいけません(持っていれば別、もちろん)。ひょんなことでインターネットに繋いだりしたときのためです。 |
■ Sambaの設定 |
更新 Sambaのバージョンアップをしました。Sambaをconfigureするときのオプションがあるので、「Sambaのバージョンアップ」も合わせて読んで見て下さい。 |
カーネルでSambafsを組み込んだのでLinuxからwindows98のディスクは利用することができる。しかしこれまで興味はあったがやる気がしなかったのでカーネルに組み込んだだけで終わっていた。今回はこれも試してみる。(私はいらないんだよなぁ、windows98からデータを流し込んでるだけだから・・・) |
■ Sambaの入手とインストール |
CDのcontrib/Networkにパッケージが収録されているのでそれを利用します。samba.tgz,smbmount.tgzをインストールしました。1.9.xなのでちょっと古いです。確か2.0.xが出ているはずです。新しいもののほうが自分では、まる、なのでさがしてみる。日本Sambaユーザ会のホームページからダウンロードできます。windows2000を混在させるには2.0.7(現在ベータ版)を使わないと駄目らしいです。私はwindows2000を使っていないので良いのですが、ここはベータ版のsamba-2.0.7-ja-0.972.tar.bz2を使います。容量は4.4MB(バイナリは別ってないのかなぁ)なので落とせると思います。基本的に10MB弱ぐらいが私の中の目安になっているようです。と書いていたらそんな大きいものFDで渡せないぞって言われてしまいました。ここまで順調に来ていればFTPで送れます。 さて、展開して中を見るとパッケージディレクトリがあります。しかし、packagingのなかにPlamoはありません。RedHatがあるのでrpmをSlackwareで使える方法を試すのも面白いのですがここはソースからコンパイルしてみます。簡単なインストール方法は/docs/ja/textdocs/UNIX_INSTALL.txtに書いてあります。そのほかのマニュアルも読んでみてください(どうもブラウザの言語がどうのこうのとあるが私はlynxを使っているのでどうなるのだろう?)。最初にcontribのsambaを入れたのは保険です。うまくmakeできなかったりしたら(問題があって?自分が知らないだけだと思うけど、動かないようなら)もとに戻すためです。 展開したディレクトリのなかのsourceに移って ./configure make make install として私はエラーも無くコンパイル、インストールできました。日本語も問題無く使えるようになっていました(さすが日本Sambaユーザ会)。/usr/local/sambaにインストールされます。前のファイルは*.oldというふうになっているので新しいものの動作に問題が無かったら消してしまいます。 |
■ smb.confの設定 |
/usr/local/samba/lib/smb.confが設定ファイルになっています。中は日本語の説明が書いてあってナイスです。私はこの辺はもうwindows98、Tera Term Pro を使ってtelnetしているのでそのまま日本語が表示できます。konなんかを立ち上げれば読めると思います。「Linuxネットワーク」(トッパン)の書籍を例にsmb.confが書かれているみたいです。でも、例がほとんどなく良くわからない(私には)ので日本語の設定だと思われるところをコピーしてsmb.conf.default(確かこんな名前)のが同じディレクトリに入っています。こちらのコメントは英語ですがそれなりにわかると思います。これをsmb.confとして私は使いました。 [global] workgroup = kateilan windowsのネットワークのワークグループ名 server string = Samba Server log file = /usr/local/samba/var/log.%m max log size = 50 security = user ; encrypt passwords = yes 場合によってはコメント(;)をはずす socket options = TCP_NODELAY dns proxy = no coding system = sjis client coding system = sjis ここはいらないかも mangled names = yes mangle case = no case sensitive = no default case = upper preserve case = yes short preserve case = yes [homes] 自分のホームディレクトリ設定 comment = Home Directories browseable = no writable = yes path = /home/%S ここはなくても使えた valid users = %S ここはなくても使えた [wind] なんでも放りこみディスク comment = Public path = /mnt/wind writable = yes public = yes create mask = 0770 ここは甘くしてある directory mask = 0770 ここは甘くしてある 上のコメントアウトしてあるところですが、windows95の一部?とwindows98、windows2000はパスワードを暗号化して送るのでコメントを外します。初期のwindows95では暗号化してないで送るのでそのような場合は、コメントはそのままにします。混在するのであれば暗号化して送るほう(windows98等)を暗号化しないで送るようレジストリを変更し、コメントはそのままにします。sambaのドキュメントのなかにWin98_PlainPassword.regというのがあるのでこれを実行しwindowsを再起動します。これでパスワードが暗号化されなくなります。この辺が結構つまづくところではないでしょうか。これをしないと設定されてないほうは、PCは見えるけどアクセス権がないといってエラーになってしまいます。 ここでなんとなくdfでみたら450MBくらいに/dev/hda1(/home以外)が膨らんでいました。500MBほどしか割り当てていないのでかなりびっくりしました。Sambaのファイルは展開すると23MBくらいになります(すごい圧縮率だ)。ってことですぐに前のカーネル(2.0.36ディレクトリの名前を変えてとっといた)とbzip2で展開したtarファイルを消しました。tarなんてとっておいてもしかたないしね。あとは古いsambaファイル*.old(/usr/local/samba/binの下)も消してしまう。これで381MBに減らすことが出来た(これ以上増えてきたらカーネルのソースを圧縮するとかしなければ)。と書いてやっぱり圧縮しました。それと、新しいsambaの展開したファイル(もちろん、インストールしたものではない)も消す。そのなかにあったドキュメントはwindows98にコピーした。324MBになった。 日本語(元は英語、英語のもある)のドキュメントが本当に豊富です。ですからそちらを見て設定します。smb.conf.5.htmlを私は参考にした。 |
■ Sambaの起動 |
とりあえずうまく動くか心配なので動かしてみます。って、/etc/rc.d/rc.sambaがない!!、以前(Plamo1.2のとき)パッケージを入れたら入ってたのに(だから今回もrc.sambaがあると思っていた)。Sambaの新しいやつを入れたら消えちゃったのかなぁ?それとも初めからなかったのかな?ってことで/erc/rc.d/rc.sambaを作る。 #!/bin/sh /usr/local/samba/bin/smbd -D /usr/local/samba/bin/nmbd -D 中身はこうする。そして chmod 755 /etc/rc.d/rc.samba とする。起動時に立ち上げたいので(正式にはどこにかくのかな?)、/etc/rc.d/rc.loaclの最後に書きこむ。 . /etc/rc.d/rc.samba ピリオド.あと半角スペースあります とする。次回起動時から実行されることになる。 |
■ パスワードファイルの作成 |
まず、クライアントとなるwindowsユーザのアカウントを作る。つまり私の場合は、ss6000とk6pcというユーザをLinuxに作る。adduserでこれらのユーザを作るのは、ユーザがない場合はsambaを利用することが出来ないみたいだからだ。試しにWindows98のコンピュータ名を変えたらSambaを利用できなかった。次に/usr/local/samba/bin/smbpasswdを使ってパスワードを作る。 /usr/local/samba/bin/smbpasswd ss6000 とするとパスワードを聞かれパスワードファイル/usr/local/samba/bin/private/smbpasswdができる。中を見るとユーザ名を読み取ることが出来るのでパスワードが作られたか確認できる。このパスワードはwindowsからアクセスする際のパスワードとなる。 guestというのをsmb.confで使って何やら設定するらしいがこれをすると登録されていないユーザでもアクセスすることが出来るようになるのだろうか・・・このへんはもうちょっとドキュメントを読んでみないとわからない。 ここで何を思ったのかNetscapeが使いたいのでCDのcontribのやつをインストール。しかし起動しない。Busエラーとでてとまってしまう。再インストールやバージョンの違うやつをインストールしても駄目だ。何で動かないんだ?。ど〜しよ〜かな〜。homeの設定ファイルが残っているとBusエラーとなってしまうというのを見つけたけど消しても駄目だった。まだどこかに設定ファイルらしきものが残っているのかなぁ。 |
■ windows98/95の設定 |
コントロールパネル、ネットワークを開く Microsoftネットワーククライアント Ethernet Card(これはすでに入っているはず) TCP/IP Microsoftネットワーク共有サービス これらを追加する。そして、TCP/IPの設定をする。識別情報タブのコンピュータ名、ワークグループ名は上記で設定した(Linuxの)ユーザ名とワークグループを使う。これでネットワークコンピュータからSambaServerが見えるようになる。 |
■ Sambaの問題点 |
日本語のファイル名やディレクトリ名を扱うことが出来る。しかし、100%ではない。私の元では2つのディレクトリの名前がおかしくなってしまった。こうなると中に入っているファイルが一切見えなくなる。このおかしいディレクトリ名を改名すると中にファイルが入っていることが確認できた。そのため、コピー中に止まってしまうなどなにか異変があったらファイル名やディレクトリ名がおかしくなっていないか確認してみる必要がある。 原因はどこにあるのかわからない。ベータ版のSambaを使っているが悪いのか、smb.confでclient coding system = sjis を書いているのが悪いのか、はたまた、潜在的にあるバグなのかわからない。 上記に書いたもの以外はとりあえず問題は起きていない。ファイルのコピーの際に気をつければ特に問題にならない。 |
kiaro 2000年5月 |
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