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地縄張り&地鎮祭 '(99.05

6月12日(土)、待望の地縄張りの日が来た。ログハウスのBB社&工務店の担当者とは、午前10時に現地集合の約束。
4月以来ひさしぶりの那須。天気も祝ってくれるように快晴だ。現地を見たいという友人のY夫人をピックアップして岩槻ICから東北自動車道へはいる。
しかし車の調子がいまひとつ。タイヤがかなり磨耗しているので、そのせいかもしれない。道路は空いていたが、時速100kmで慎重に走行。約束の時間に30分遅れで到着。
すでに地縄張りされていた。これでOKならすぐに伐採にかかりたいと工務店の職人さんが待機している。

縄張りをした建物のスペースは頭でイメージしていたものより、かなり小さく感じてしまう。以前お会いしたログオーナーからその話を聞いていたが、なるほど小さく感じるものだ。家が建つと逆に思ったより大きく感じるのだそうだ。
雑誌にもときどき登場するBB社の社長のS氏も営業のA氏のかわりに見えていた。現場責任者のT氏と建築位置の確認や雑木の処分、前回の打ち合わせで確認できなかったことなどを打ち合わせ。
感激である。ついに具体的に土地に手が入るのだから。(建築確認済みの看板もしっかり立っていた。)

「地鎮祭というのは土地に手を入れる前にやるものだ」とに話を聞いておおあわて。
今からじゃ神主を頼むのは難しい。「塩と酒」があれば神主抜きでも形式的にはできるという工務店の社長の提案で、簡単に地鎮祭をすることになった。
キャンプをするつもりだったので積んでいた「調理用の塩」と温泉を売る込みに来たセールスのおばちゃんからお祝にもらった「お酒」。縄張りの四隅に塩をまいて酒をかける。そして、全員で二礼二拍手一礼。気の引き締まる思い。「いよいよ夢が始まる!」


ゲストのY夫人と那須にすでに10年住んでいるO君一家、BB社社長のS氏、BB社の現場責任者のT氏、H工務店の社長と職人さん3人、温泉屋のおばちゃん。そして僕ら夫婦。総勢14人。期せずして賑やかな地鎮祭になった。 神主を呼んで仰々しくやるよりも僕ららしくて良かった気がする。(地鎮祭の様子をmamaに撮ってもらったが、なぜか一枚も????写っていない。残念ながら。)

伐採しない木を選別して、スプレーでマークしていく。ヤマザクラ、ミズナラなとの広葉樹は建築作業に差し支えない範囲でなるべく残すようにした。ツツジ類は土地の境界線に移植。10数本ある赤松は、ヤニで家を汚すのですべて伐採してもらうことにした。長さがゆうに15m以上、直径30cm前後のいい赤松なのだが。セルフビルドなら棟にでも使いたいくらいの木だ。落ち着いたら製材してテーブルなどを作ろうと思っている。
伐採した木は2mぐらいに切って土地の隅に積んでもらう。(後は僕がチェーンソーで玉切りして薪ストーブの燃料にする予定。)細かい枝先や切り株はすべて処分してもらうことにした。( すこしお金がかかるが)
焚き付けにでもしたらとの意見もあったが、半端な量じゃないので場所塞ぎになるし、周り中が雑木林なので
焚き付けにはぜんぜん困らないのだ。

地鎮祭の後、Y夫人、O君家族を招待して近くのレストランでお祝のランチ。ここは「創造の森」という農園レストラン。材料の野菜はすべてそこで有機栽培されたもの。地卵のオムレツなど、シンプルだが味わい深いメニューが揃っている。それに、酵母がいきている生ビールを始めベルギー産の各種ビールがいろいろ。
何はともあれ、ログハウスにカンパ〜イ!

伐採後、すぐにではないが基礎工事が始まる。7月中には基礎完成。ログ組は当初のスケジュールから半月ほど遅れて8月盆休み明けからになった。
それまでに温泉を引くのかも決めなければならない。280万円の温泉権はちょっと高い気もするが、なんといっても温泉、魅力的だ。BB社の社長も、源泉が70度近くあり配給先でも50度という温泉は、自社が手掛けている各地のリゾート温泉地でもなかなかないと、話していた。
う〜ん、どうしようか。引いちゃおうかな〜(オイ、オイ!お金はどうするの?)

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