2002年2月の日記

2月9日(土) ◆瀬戸内しまなみ海道サイクリング

天気:晴れ

〜しまなみ海道とは〜

瀬戸内海の中央部には、たくさんの島々が密集している海域がある。 それらのうち、いくつかの大きな島を大きな橋で繋いで、本州(広島県尾道市)から四国(愛媛県今治市)まで陸路で行けるようにしたルート、それがしまなみ海道だ。
 →しまなみ海道の紹介ページ(地図)

サイクリングロードも整備されており、その気になりさえすれば、本州〜四国間を自転車で渡れてしまう。 ルート内の各島には、レンタル自転車のターミナルが設置されており、今治で自転車を借りて、尾道で返却する・・・なんてことも出来る。

尚、水運中心の時代には瀬戸内海は交通の大動脈であったし、中世にはこのあたりの島々(海域)は、村上水軍という海賊勢力の支配地域でもあった。

■四国(今治市糸山地区)

 9:30 レンタル自転車を借りて、出発
海抜80mの高さにかかる、来島海峡大橋を目指す。 遊園地のジェットコースターコースのような自転車(歩行者)道が、ゆるやかに上空に登って行き、高架を走る自動車道にドッキングし、大橋を渡っている。

橋に登る途中、遠くの山頂に城のようなものを発見
波方町の最高峰にある、海山城だと思う。城(防御施設)というよりは、見張台だったらしい。

◇来島海峡大橋

海抜80m、総全長4km超という巨大な橋。
そして海と島。非現実的な世界、しかしすがすがしいサイクリングを堪能。

10:10 大島上陸

●大島

道の途中、店頭に石の彫刻を展示してある石材屋があった。にせトトロ像が怪しかった。

11:00〜11:50 (能島)村上水軍資料館見学
宮窪町公民館の2階が資料館になっている。 この付近の島々には水軍の砦があったらしく、再現模型などがあった。

12:15ころ 資料館を出発して能島付近。資料館でも展示があった村上水軍の砦があった島を眺める。
すごい勢いの潮流を間近で見てややびびる。

◇伯方・大島大橋

●伯方島

"伯方の塩" の伯方である。とはいえ今回は自転車で通過しただけだった。 途中、塩ラーメン屋を見つけたが、素直に入っとけばよかった。 この後しばらく、大三島に入ってからも、何にもない田舎道を選択してしまったため 食事ができる店は見つからなかったのである。

12:45ころ 伯方島の途中

◇大三島橋

13:00 大三島上陸

●大三島

今日の宿はこの島、ここから見て北西にある。 北に行くサイクリングロードを素直に行けば良いものを、知らない土地を堪能しようとわざわざ何もない西への道(この時は"何もない"とは思ってなかったので)をとってしまう。

13:40ころ 分岐点の集落。食事を期待するも、食堂も商店もない、普通の観光客が来るべき場所ではなかったようだ。 目的地はここから真北だが、急な山越えをする気はおきず、さらに西へ遠回りになる海岸線迂回コースを選択。

13:45 野々方トンネル(約800m)通過

14:05 岬の東屋で休憩 良い眺め。海の彼方にこの日これまで通ってきた島々と橋をパノラマに確認。

しかし、自転車というものは、土地の起伏を非常に感じられる乗り物だ。 海岸線を行けば、坂も少ないだろうと思ったが、それでも海岸近くまで迫っている尾根をいくつも越えることに。 島の地形をいやというほど堪能する。

14:20 大三島ふるさと憩の家
廃校跡を利用した民宿。この時期は映画のロケが行われていたそうで、お休み。 ただし自転車を止めて写真を撮ったりしてしばし休憩。

15:10 路上駐車のたこやき屋に行き当たる。 腹が減ったところ "渡しに舟" である。 たこやき屋のおじさんには、無謀な自転車旅行を笑われる。 海を見ながら遅い昼食。

15:40 はるかなサイクリングの末、民宿「湖畔」に到着
16:30〜17:30 風呂。海洋温浴施設(海水の風呂)『マーレ・グラッシア大三島』
18:00〜18:30 めし
20:30ころ 就寝

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