2002年2月の日記

2月10日(日) ◆瀬戸内しまなみ海道サイクリング

天気:晴れ、一瞬、雪

●大三島

 7:00 起床・朝食
 8:00 出発

 8:30〜10:00 大山祇神社・宝物館 →紹介ページ(大三島商工会のサイト内)

この日、朝一番の観光客であった。楠の大木のあるすっきり広い境内を竹ボウキで掃いている中に恐る恐る入っていく。
日本総鎮守とのことだが、派手派手ではなく、質素な感じが良い。 なんでこんな島(失礼)に日本総鎮守が?と一瞬思うが、古代〜中世における交通の要所、瀬戸内海の中心にほぼ位置する島だと考えると納得。

宝物館がすごい。国宝や重文の武器・鎧などがたくさん展示されている (全国の国宝、重要文化財の武具・甲冑のうち 、およそ8割がここに集まっている・・・という)。 源頼朝、義経の鎧、北条時宗の刀など、ビッグネームが奉納したレアアイテムもあった。 平安〜鎌倉〜南北朝時代のものが中心。

(源氏の鎧といえばファイナルファンタジー・・・とちょっと思ったりして)

あと、変わった形の鎧があるな〜と思ってたら、鶴姫の鎧だった。 胸部が大きくて腰の部分がちゃんとくびれている、珍しい女性用鎧。

10:30 宮浦地区を出発。大山祇神社を出ると、しばらく苦しい上り坂。
10:40 三村峠でちょっと休憩。菓子を食う。
ここを超えるとしばらくは長い下り坂。ペダルをこがずとも良い。

海岸の平坦な道に出ると、昨日会った路上のタコヤキ屋に声をかけられる。
毎日場所を変えて商売しているようだ。

◇多々羅大橋

自転車コースを大橋へ向かって登って行く途中は、空に向かってペダルを漕いでいるようだ。 思わず「ちゃ〜ちゃ〜ちゃらららちゃ〜ちゃ〜ん」と『E.T.のテーマ』を口ずさんだ。

11:10 多々羅大橋に到着。 鳴き龍現象を確認。 →参考ページ
その場所には拍子木が掛けてあった。
そういえば以前、ズームイン朝で紹介されてたのを見たことがあった。

11:20 生口島 上陸

●生口島

12:00 瀬戸田町「万作」にて昼食。たこが名物。

12:30〜13:20 平山郁夫美術館  →サイト
この町出身の画家。シルクロード画が好きなのだが、ここの美術館は地元の風景画中心。

14:00 生口橋到着 10分間ほど、なんと雪がちらつく

◇生口橋

●因島

本因坊秀策とポルノグラフティで有名な島。
途中のスーパーに『紅白出場おめでとう』の横断幕を見かける。

生口橋から水軍城に行くには、かなりハードな峠越が待っていた。しかも自転車路が確保されておらず危険。

因島水軍城を見物。 14:40〜15:30 

なんというかB級観光地っぽかった。大山祇神社の宝物を見てきた後ではなおさらしょぼく感じた。
水軍らしい(?)額の飾りが巨大な帆立貝の兜はインパクトがあった。 もう1つの櫓内には、水軍にちなんで古今の船の展示だったのだが、宇宙戦艦ヤマトのプラモデルが展示されていたのには唖然。イタイタしかった。
尚、ここは水軍の城なのに、山の中にあって海が全く見えない。 案内板によると、昔は山の麓まで海岸線が来ていて入江になっていたらしい。

自転車旅行はここでタイムアップである。本州までは到達しなかった。 ゆっくり観光しつつ、自転車で瀬戸内海を渡ろうと思ったら、3日は欲しいところだ。

15:50 因島のフェリー乗り場着、自転車を返却
16:05発 三原行フェリーに乗船。

■本州(広島県)

三原駅。三原城址(石垣と濠)があるらしいが、見に行かなかった。 ちなみに駅構内を通らないと城址にはいけないらしい。

17:09分発JR山陽本線で、三原やら白市へ。
期せずして渓谷を走る。谷間の地形を楽しむことができた。

17:40 白市駅発 空港行バス。貸切状態。

空港で食事 カキフライ定食、酢ガキ (カキは瀬戸内名物)

19:20 広島空港はなんと吹雪である。飛行機は無事飛んだ。

おしまい


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