いやぁ年末年始に一番笑はせてくれたのは，たけちゃんでもさんまでもなくて双羽黒でしたな。う〜ん，何百年と云ふ伝統の重みを全く感じない奴が遂に登場した観があって誠に興味深い。親方がぶりばり怒ってゐるのさへ，どうでも良いんだもんなあ。笑った笑った。
でも将来どうするんだらう，潰し利かないよ。相撲取りが相撲を取らなかったら徒のデブではないか。やっぱりちゃんこ屋かね。ちゃんこがまづいっつって飛び出したんだから，旨い物喰はせさうぢゃんよ。
ＴＶをステレオで聴けるやうになって数箇月経つ。ＣＦは半分以上がステレオなんだな（今最も消費者を莫迦にしてゐるＣＦはカコナールの其れだと思ふが──しかもこいつはちっとも効かない──これすらステレオである）。本当は番組とも全部ステレオでやって貰ひたいんだけど，金が掛かるのかしらねえ。
洋画でも２箇国語よりは字幕スーパ・ステレオのが難有い。
"RAIDERS of the Lost Ark"は無理してメイン＋サブで観た方が面白かった。しかしカメラがくるくる切り替はってもマイクは其の儘と云ふやうな撮り方をされたら（そんな事するかな）観てゐて気持ちが悪くなるかもしれない。
これ迄で一番ステレオ感ばっちりリアルな音場と云ふと「地球大紀行」アフリカ_ロケの川下り，僕の愛蔵盤"OPERA DU CAMEROUN" ばりの優秀録音で，絵も綺麗だった。
ラグビー等の野外スタジアムでは大抵スタンドの最上段から双眼鏡で覗いてゐるやうな絵と音になる。
歌番組なら「夜のヒットスタジオ」が良ろしい，司会者がふたり共くだらんので毎週観る気はせんが。去年のエルトン_ジョンの中継は愉快だったな，あんなおっさんになってゐようとは。
僕のＴＶ用スピーカは長岡先生設計のワンボクス_マトリクスである。
ＴＶの置き台を兼ねVCRを収納できるからコスト/パフォーマンスもスペイス_ファクタも頗る高い。８cmの防磁型フルレインジを正面・斜向き・真横向きに２発づつ計６発使ふダブル_バスレフだ。45度斜向きの２発だけがマトリクス用の差信号ユニットでステレオ音場を担ふのは主にこいつら，正面二発は隣接してをり殆どモノーラル，真横向きのが放射波を壁にぶつける事で間接音の増強を狙ふ。
差信号と云ふのは自信号に他chの逆相信号を加へた物を指す。つまり左chが（Ｌ−Ｒ）で右は（Ｒ−Ｌ）だ。モノーラルの場合はＬもＲも同じ信号が這入ってゐるので（Ｌ−Ｌ）或るいは（Ｒ−Ｒ）即ち０となって差信号ユニットからは音が出なくなる。
余談ながらＦＭ放送もマトリクスである。メイン信号に（Ｌ＋Ｒ）が，サブに（Ｌ−Ｒ）がそれぞれ乗っかってをり，従ってモノーラルとの互換性がフルにある。左右両chの信号はメインとサブを足したり引いたりして取り出すのだな。(L+R)+(L-R)=2L, (L+R)-(L-R)=2R と云ふ訳。ＦＭチューナは実は計算機だったのだ。
マトリクス_スピーカから吐き出された差信号は空中で合成されて（実際どう云ふ事なのだ）音場を形成し耳が其れを捕捉する。
普通はフロント左右のスピーカに差信号用のリア_スピーカを付け足して見掛け上の４chにする。結線はリアchスピーカの負極通しを結び正極はアンプの正極に通常通り繋ぐ（アンプの負極は遊ばせる）だけで良い。
大変な陰痴気のやうだが筋は通ってゐる。僕のは差信号ユニット諸共ＴＶの下に固まってゐるので背後から音が聞こえる事は（滅多に）無いけれど，とんでもない所に音像が定位してぎょっとする事は間間ある。いはゆるサラウンドとは方式が違ふが，効果は似たやうなもんだ。
マトリクスにうまくはまったソースを体験するとサラウンド_アンプなんかわざわざ買ふ気がしなくなる。ドルビーサラウンドはどう云ふ回路か知らない。さう謳ってないサラウンドは徒のエコーマシンだと思って良いだらう。
ＥＤβ(EDV-5000)で『ALIENS』を録った。なんちう怖い映画でふか。下げのアイディアその物は前作と同じで先が読めてしまったけれど，映画のパート２とは思へない程オリジナルを凌いでゐる。始まって５分で寝てしまふのが僕の映画鑑賞作法だが，今回はさうさせて貰へず更には半ばで観るのが怖くなっても録画中なので此れも適はず往生した。ＣＦになるとほっとする。此れは保存版にしよう。
さてＥＤβはＴＶ電波の95％程度を閉ぢ込めておけるやうだ。100％まで行かない。『ALIENS』は背景が薄暗いもんだから比較が難しいけれども，何となくVCRが感じられる。さうして前の録画を消しつつポーズ無しの録画をスタートさせると開始後数秒間だけ虹色のノイズがうっすらと出る事がありメカ_ノイズもちょっと大きい，余り気にならんが。それでもレンタル_ヴィディオなんかは目ぢゃない。レーザ_ディスクをも上回るのぢゃないか。
民生録画機としてはやはり最高峰だらう。内蔵チューナも大変優秀で，ＴＶ(KV-19HT1)が持ってゐるチューナより質が高いと見た。尤もＴＶとVCRとではチューナの狙ひと性格が異なる（VCRはテイプに録った絵を綺麗に見せようとする）。僕にとってはＥＤＶの其れがより好ましいと言ふべきか。
テイプの途中で録画モード（βII・III）を切り替へて変速すると繋ぎ目でボリッとかなり大きなクリックが這入ったり画像が乱れたりする。欠点らしい欠点としては此れが唯一と言って良い。
序に山下洋輔のライブ番組も録る。こっちは４年前のロウコスト_テイプにハイバンドと，やや投げやりなフォーマット。
所がみっちょん（わて好きですねん）細部でＥＤに差を付けられはしても想定したほど悪い絵ぢゃあない。拍子抜けしたくらゐだ。ＥＤを実現する為に施した機械的な改良点が非ＥＤにも相当効いてゐるらしい。βハイファイの音質にも感心，これほど良いとは思ってゐなかった。嬉しい嬉しい。洋輔ライヴではラヴェルの「ボレロ」で拳骨打ち肘打ちを披露してくれた。これまた嬉しい嬉しい。やらせかもしれないが，洋輔はそんな面倒臭い事を承知しないだらう。信用しよう。
てな事をだらだらと喋ってゐたら，ソニーが遂にＶＨＳのデッキも発売すると発表した。
う〜ん，到頭来ましたな。数年前にＶＨＳ用のソニー_テイプが売り出された時からβ党員はみな覚悟を決めてはゐたものの，実は……と親分に切り出されるとぐっと来る。
しかして此の報が先であったとしても僕がＥＤβを買ったには違ひ無いし元よりレンタル_ヴィディオなんか相手にしてゐないので支障も無い。
僕のやうにβしか持ってゐないユーザは多くないだらう，ソニーが余程不人情な事をしない限り揉める事は無いと思ふ。今更じたばたする奴は，なーんも知らんといきなりVCRを買ってしまひ其れがたまたまβだったと云ふ慌て者で且つ友達のゐないタハケである。ソニーはディジタルVCRで再起と雪辱と制覇を図るであらう。捲土重来はなるか。
願はくばソニーよ，僕のＥＤβがぶっ壊れる前に録再レーザディスク装置を出してくれ。さうすれば其れにスイッチできる。光磁気ディスクだ，頼んだぜ。
光磁気ディスクに未来はあるか。記録媒体の主流が将来ディスクに移行するのは疑ひ無い。テイプに比してアクセスのスピードが全然違ふからね。記録フォーマットで上回るＤＡＴもアクセス速度だけはＣＤに敵はない。
光磁気にも幾つか方式があるが，有望なのは此れだ（それしか知らん癖に）。
まづフロッピイを裸にしてターンテイブルの上にぺたんと置く。フロッピイには垂直方向に帯磁した磁性体がびっしりと並んでゐる。これが初期状態。次にレイザー_ビームでフロッピイ上の任意の一点を射ると其処だけ温度が上昇し磁極が逆転する。これでビットが０から１になった。記録された訳である。
信号の読み取りはターンテイブルを回しながら少し弱いビームを当てて０と１との反射波の違ひを判別する事で行なふ。かう云ふ説明ができるくらゐだから実験段階はクリアしてゐる。実用に堪へる筈だ。
いま非常にＣＤプレイヤを買ふ気になってゐる。あ，おめえ，ＣＤにゃ手を出さねえって言ってたぢゃねえか。莫迦者，ジャズマンはすかさずジャガーチェインジするのだ。汚ねえな，いつからジャズマンになったんだよ。ええい，やかましい，余は産まれながらにしてミュージシャンなるぞ，その証拠に昔から書道の時間が嫌ひだった。それは習字厭んでせう。
掴みのギャグは此れくらゐにしてと。ＣＤを斜目で睨んでゐるのは本当である（此れ迄は横目で見てゐた。別に敵対した覚えは無い）。それと云ふのもＦＭがもう全く駄目だからだ。何故かＥＤβを入れてからますます酷くなった。電車が通らなくとも歪みっぽくて聴けない。不要幅射ノイズを撒き散らしてゐるのかもしれぬ。
ＦＭが使へないとなるとＰＣＭシステムを活かすのはレコード_コピイしかない。浮世は既にＣＤが主流，僕の周囲でもＡＤは絶滅してゐる。レンタルのＡＤは聴いてゐられないし無論そちらでもＣＤの方が優勢である。自分ではソフトを買はないで，借り捲りでＰＣＭコピイしてしまふ。
ハードまで借りようとすると憎まれるからまぁ仕様が無い，プレイヤだけは金を出すか，てな訳だ。どうせ歌謡曲や消耗ポップスだあな，ロウエンドの吹けば飛ぶヨな将棋の駒にで沢山だ。ディスクマンでも良い。この線で選んでみませう。
しかし何だね，僕は元元ＦＭエアチェッカーである。ラジカセとＣデッキとでヒットパレイドをせっせと作ってゐた。それが上と同じやうな事を言ってアナログ_プレイヤを入れたのだ。そしたら此れもんで力が這入ってしまった。ＣＤも此の轍を通るのかしらん。
ＣＤはどのくらゐから始めれば良いか。最適価格帯は手持ちの他のオウディオ装置のグレイドで決まって来る物だが，まぁ現実には今幾らなら割けるかってな懐具合が決めてしまふ。
大きな山はみっつ，５９８と８９８，それからぽーんと跳んで18万だ。夫夫の代表機種は，さうだなSL-P770(テクニクス)・DP-1100SG(ケンウッド)・CDX-2000(ヤマハ)かな，但し88年１月現在。
更に上を振り仰ぐと40万から60万，これはもう殿上人・お殿様の世界である。鼠の皮衣でも無きゃあとても手に這入らない，さう云ふかぐやを買ふ奴はゐるんだが。
一般的には10万円の予算なら８９８ぢゃなく５９８を採るべきだ。残りは当然ソフトに充てる，ってもマニアの言ふ事など誰も聞かないのでハードで金を遣ひ果たし２・３枚のソフトを否応なく愛聴するやうな淋しい情況に陥るケイスが多い。レンタルＣＤをカセットに落として聴くと言ふならますます高級機は要らん。
自分で買ったソフトをカセットで聴いてる奴が実在する，全くどう云ふつもりなのか教へて貰ひたい。
僕が狙ふのは最廉価帯の３９８，ＣＰならソニー(CDP-750)だらうが敢へてティアック(PD-450)を選ぶ。何故ってシステムがソニーに片寄っちゃふからさ。
此処まで書いて思ひ付いたが，ＢＳで衛星放送のオウディオ番組からダビングすると云ふ手もあるな。あ，おめえ，衛星放送はまだ早いって言ってたぢゃねえか。莫迦者，ジャズマンはすかさずジャガーチェインジするのだ。汚ねえな，いつからジャズマンになったんだよ。ええい，やかましい，余は産まれながらにしてミュージシャンなるぞ，その証拠に昔から老けて見られる。それは妙に爺さんでせう。
とは言へアンテナを建てる所が無い（東京だと14時頃に直射日光の当たる場所），これは却下である。15万掛かるしね。
よく考へたらＣＤプレイヤを買ふ金があったら其れでＬＰを買やあ良いのだ。10枚以上只借りできなければＣＤ導入は赤字になる。それよりも今10枚以上聴きたいソフトがあるぢゃろかい。これが最大の問題ではないか。
去年の夏以来体調が悪い。え，山登りで初心者が遭難したの？ それは隊長が悪いでショ。
半年以上も異状があるのは異常だ。身体の根幹にかなり近い部位が病んでゐるのではと恐怖する。胸の左上部を中心に肺臓全体がシリシリと痛み心臓が吐きさうで胃袋がむかむかする。立ってゐるのが何より辛い。こりゃ参ったね。この文面からは読み取り難いかもしれないが，東京月記は床に座り込んでリラックスしていつでも寝転がれる態勢で書いてゐるからだ。自室でワープロも叩けないやうでは廢人である。一句詠んでしまふ。
こんな症状を放置しておいては危険だ。人間は健康でなければならぬ，生活態度から改める事にした。
早寝早起き。毎朝１kmジョギングしてゐる。エレヴェイタに乗らず階段を使ふ。週に１回泳ぎに行く。毎日菠薐草を食べ野菜ジュースを飲む。鉄分強化牛乳を飲む。電解質飲料を飲む。養命酒を飲む。肉食を控へヴィタミン剤を服用する。煙草を止めた。
上のうち実は僕がやってゐない事柄がある。どれでせう。答へがお解りになった方は官製葉書に住所氏名年齢職業電話番号性別好きな体位御希望の賞品をお書きになって御覧の宛先までお寄せください。当選者は賞品の発送を以て発表に替へさせて戴きます。てな事を言ひつつ医者方面へ居去り行く。
予断は禁物だが慢性肺炎かもしれない。先週から投薬を受けて連日抗生物質を摂り込んでゐる。良くないね。薬物に限らず人が刺激を受ける為に摂取する飲食物は全て青野聰が言ふやうに──山下洋輔からの孫引きですけど──未来から力を借りて来る物らしいのでいづれ何らかの形で落とし前を付けなければならない。免疫の弱体化と引き替へになるが止むを得ない。それほど自分の肉体に自信が無くなってゐる。１箇月くらゐ休みたい。
医者が血液検査をしてくれた。それに依ると，白血球数正常・ヘモグロビン濃度正常・鉄分正常・血中蛋白正常・血糖値正常，胸部レントゲン異状無し・心電図異状無し，貧血でもないし感染症でもないし炎症反応も検出されなかった。ただ赤血球数が標準より僅か少ない，しかし無視できる程度ださうだ。う〜ん，またしても思ひっ切りおまへは元気だと言はれてしまった。
僕はデイタの羅列に弱いのでかう科学的に突き付けられるとぐうの音も出ない。何だろね，これは。長生きだの健康なんざ，ならうと思ったって本当はなれるもんぢゃあない，授かるんでございますからね，えー，寿命の無い人が，どうか俺は長生きしたいと考へても駄目ですな，えー，もう，長生きしますよ，うん，だからもう煙草なんぞ止しましたから，酒も止めたよ，運動してゐる，随分この頃太って来たが自動車にぶつかっちゃった，こらぁどうも仕様が無いですな（以上志ん生風に）。酒も煙草も女もやらず，百年生きた莫迦がゐた，と云ふ都都逸がある程だ。金も要らなきゃ女も要らぬ，あたしゃもう少し背が欲しい，てな名曲もある，関係無いか。
でもでも此の現実に感じる不快感をどうしてくれるのか。後は鍼方面におすがりするしか残された道は無いのか。西洋医学の限界を眼の当たりにする思ひだ。
おいおい，以前恩恵を受け捲った奴の科白ぢゃないね（自然気胸を治して貰った）。他に調べてないのは脳波くらゐかなあ。脳味噌の障害だったらハイそれまでヨ，助かりっこない。さうと決まれば石仮面でも被って人間を止めよう。ＵＲＲＲＲＲＲＲＥＥＥＥＥＥＹＹＹ！
オウディオに於いて一点豪華主義は無意味なので各構成機種のグレイドを揃へなければ大変な無駄が出る。要はやっぱりアンプだ。アンプに一番張り込まう。
言っちゃ何だがＡ−10以前の中級アンプなら今出回ってゐるアンプのどれを買ってもグレイドアップになる。現在オウディオ界を席捲中の激烈な重量競争・電源競争の火種はＡ−10なのである（焚き付けたのは長岡大先生だが）。現用機に不満があるなら換へても損は無い。
高い順に有力機種を挙げると，
君のコンポでアンプ交換・他は据ゑ置き・ＣＤ新規購入と言ふのならＡ−10IVと５５５IIとが一長一短で決められない。前者はメイン_インにＣＤを直結できる（プリを跳ばす）が確かＭＣ入力が無かった（ＭＭに繋いでも平気。ゲイン不足はダビング時のレコーダ側に）。
プリメインとしてはトウタル性能で５５５に分がある。
強いて両者に差を見出さうとするとＡＤ重視なら５５５，ＣＤに鞍替へならＡ−10と言へよう。
プレイヤは抑へてアンプとＣＤソフトに予算を回すのが賢明と思ふ。スピーカ並びにピンコードは自作のこと。スピーカ_コードは2.0SQ（実効断面積２mm2）か3.5SQのビニル_キャブタイヤに交換すべし。ぷぅ，何とか這入った。
とっくに25ｇを超えてゐるので，調子に乗って書く。
プリアンプとはとどのつまりフォノイコライザ_アンプだ。他の入力は何だからちょっとゲインを増してある。
プリメイン_アンプと雖も９割方パワーアンプである。ボンネットを開けてみれば判るがプリの回路はシャシの端っこにどうもスイマセンと言ひながらへばり付いてゐる。だから単体のフォノアンプを買ってしまへばプリは要らん。ＣＰからのみ考へればフォノ_アンプ＋セレクタ＋パワーアンプがベストではないかとＡ−10が囁いてゐる。
セレクタ（石もヴォリュウムも入れない徒の箱。ゲイン零と言ひたいが接点とコードの抵抗で負ゲインになる。へたな回路が這入るより良いと思ふんだが，どうか）は買っても良いし自作でも良いんだけれど，適当なフォノと適当なパワーって無いんだよなあ。強烈に高いか胡散臭いかどっちかなんだ。
僕がもくろんでゐるのはセレクタ（設計中）を自作しフォノ_アンプ(アルパイン/ラックスマン, LE-109; \80,000)を買ひ現用機Ａ−10"暴れん坊将軍"オリジナルのプリをジャンプしてメイン直結で使ふと云ふ方式である。
Ａ−10は20万以下のパワーアンプとしてなら恐らく最上の製品，１０９は30万に近い単体プリアンプのフォノ回路には負けるだらうがＡ−10の其れよりはましな筈だ。君が先に実現してくれて良いけれど，積極的には薦められない。
ＣＤはスペックを比較してもみな同じ，重量と消費電力に注目しよう。何機種かに絞ってさてどれにしようと云ふ時は此れで決める。
ＴＶやVCRにリモコンが附いてなければもはや欠陥商品だがＣＤの場合は其れ程でもないと思ふ，っても漏れ無く装備されてるけどさ，ヴォリュウムをリモウトできない奴は不可だな。
僕は僕の観点からわあわあ言ひ立てるだけなので，買ふ前に当たりくらゐは付けて欲しい。人任せに選んでしまふと僅かの瑕にも我慢できなくなるものだ。
不一
1988年１月吉日
確か松田聖子がにっこり笑って腕を交互に上げ下げしているだけの映像だった。
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故長岡鉄男が激賞していた生録盤。カメルーンの川下りの模様を録音したもので，河馬が水面に顔を出したり蠅が目の前を横切ったりする音が異様にリアルに再生される。もちろんそれなりの再生装置が必要なのだが。ここではCD以前のアナログLP盤を指している。（02.4/6記）
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芳本美代子のことである。昔は不細工ながらもかわいかったのだ。（02.4/5記）
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辛うじて間に合ったが出したのはパイオニアだった。DVD-RWデッキである。（02.4/5記）
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「君子豹変す」の部分訳。誰の発明かは知らないが，ここでは山下洋輔のエッセイからパクっている。
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どれもやっていないが正解。
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ここも山下洋輔から盗用。
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石仮面でも被って人間を止めよう。ＵＲＲＲＲＲＲＲＥＥＥＥＥＥＹＹＹ！
荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』第１部。主人公DIOは重なる悪行がばれて追いつめられ，「ジョジョォー，おれは人間を止めるぞー」と言って石仮面を自ら被ってしまう。石仮面が人間を吸血鬼に変えることを知っての上だ。URRRRRRREEEEEEYYY！は吸血鬼と化したDIOの雄叫び。
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月記は元もと物理郵便の近況報告で，ワープロ書きのプリント出力が基本だった。これはたぶんB5紙５枚に収めようと文章を削ったり行間を詰めたりした結果を言ったのだと思う。25ｇとは封書がそれを越えると郵便料金が高くなる境界である。（02.4/5記）
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この節は誰かにオウディオ機器の選定を頼まれたのに回答したものだね。「人任せに…」の文は，偉そうに言っているが長岡鉄男の受け売りである。本稿は山下と長岡のパクリ大会だ。
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