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旧野首教会
Nokubi Church
33 11 15.84,129 07 42.41
教会は集落を見下ろす位置にありました。
堂々たる煉瓦造りです。
今回の旅のハイライトは、やはりこの旧野首教会でしょう。きびしい孤島での生活。それに耐えながら隠れキリシタン時代から信仰を重ね、晴れて正々堂々とキリスト教徒をうたうことを許されるようになり、そして自分たちの教会を持とうと決意する。献金を集め、棟梁を呼び、材料を調達し、勤労奉仕で教会堂を作り上げていく。この小さな島で人々はそれを実行し、素晴らしい教会を生み出しました。鉄川与助が手がけた最初の煉瓦造りの教会です。 |
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煉瓦造の壁の後ろに木造の扉が見えます。主廊、身廊構造がそのまま正面に現れています。キーストーンがいいですね。 |
十字架を守るように配置されている胸壁のような飾り。そして煉瓦の組み方の巧妙さが面白い。アップにするといろいろ見えてきます。 | |||||||||||
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小さいけれど、煉瓦が持つどっしりとした力強さが伝わってきました。これなら百年以上持つと実感します。 | ||||||||||||
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内部。リブヴォールト天井は木造の柱と相まって森にいるような気分になります。与助はこの当時は尖塔アーチを採用していました。ヴォールト天井の修理は終わったのでしょうか。 | ||||||||||||
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高台に建っている教会の前には、村を取り囲む山の斜面が遠くに見えています。段々畑ではなく、段々牧草地なのでしょうか。相当の傾斜を持たせながら、でも人の手で加工した斜面が見えています。まだ朝の霧が残っていました。 | ||||||||||||
台風で何度か破損したステンドグラスは、一部入れ替えが行われ、その美しさが保たれています。 | ||||||||||||