■プロローグ　仕事を完遂し、キャンプウォーク同行を死守せよ！

　出発前夜、7月31日から8月1日にかけて。

　気がついたときには終電を逃してしまっていた。8月1日の当日になっても、まだ、私は会社で仕事をしていた。
　実はその前の夜も仮眠を3時間しか取っていなかった。ふらふらだったのである。それでも、なんとか1日から始まる「鯖街道キャンプウォーク」に参加する為に、強行軍で仕事をすすめていた。
　 何とか午前1時には仕事が完了した。腹が減って眠れないので、コンビニでカップラーメンを買ってはすすり、また会社に戻って仮眠を取った。携帯電話のアラームで強引に目を覚まし、始発で家に帰ってきた。大急ぎで荷作りをして、またＪＲに乗り込んだ。
　 こうして、私の2回目の「鯖街道キャンプウォーク」が始まった。徹夜続きで体力が消耗している体で、果 たして子供たちについていけるだろうか？一抹の不安を抱えながら、私は駅前のコンビニで買ったサンドイッチを口にした。
　 「ああ〜、太陽がピンク色に見える・・・」

（2003.9.6作成）