- 空木岳山頂からガスの中を南駒ヶ岳に向かって歩き出した。花崗岩の間を行く道だった。千畳敷から空木岳までに比べて、人の往来が急に人が減った。
- 標識の無い赤椰(あかなぎ)岳を通過し、鞍部まで来ると左に摺鉢窪へ降りる道があった。晴れていればきれいな黄葉を見る事ができたはずだが、ガスで何も見えなかった。
- 南駒ヶ岳山頂への最後の登りは急登だった。本当にここでよいのかと疑うほどだった。急登が終わると南駒ヶ岳山頂に着いた。山頂には約10人登山者がいた。時々薄日が差したので晴れないかとねばったが、ついに視界は得られなかった。
- 南駒ヶ岳山頂からも大きな花崗岩の間を行く道だった。山頂から2-3分のところに単独行が休んでいたので「すぐ山頂ですよ」と声をかけた。次の小ピークでも5-6人のパーティとすれ違った。「ここが山頂ですか」と聞かれたので、「15分程先です」と答えた。このガスでは山頂がどこかも分かりにくいと思った。
- 霧雨の降る中、仙涯嶺へ向かった。黄葉がきれいだった。険しい道が続いていた。ガスが晴れていれば、恐らくもっと迫力を感じただろう。
- 岩場を登りつめると仙涯嶺に着いた。岩場と岩場の間の小鞍部だった。薄日が差したので岩場の写真を撮った。