- しらび平へのバスは超満員だった。ロープウェイは混雑していて3-4台待たされた。
- 千畳敷で登山届けを出して出発した。千畳敷カールの紅葉は、あと1週間後くらいが盛りの様子だった。
- 稜線には花崗岩が多かった。ところどころ三点確保をしながらの縦走だった。ウラスマツツジなどの紅葉がきれいだった。稜線左側の潅木帯の黄葉もきれいだった。檜尾岳山頂からは、東側のなだらかな尾根上に檜尾避難小屋が見えた。険しい縦走路の中、そこだけがなだらかで印象的だった。
- 熊沢岳からはハイマツが増えてきた。木曽殿越へは、正面に空木岳を見ながらの急な下りだった。
- 木曽殿越から空木岳へは急な登りだった。順調に1時間に300mのペースで登って行った。最後は岩場になった。岩の間の細い隙間を通るところがあり三点確保で登った。こんなところがルートなのかと驚いた。
- 岩場を登り終えると空木岳山頂に着いた。すぐ下には、駒峰ヒュッテが見えた。ヒュッテの右下には空木平の黄葉がきれいだった。
- 空木避難小屋へは岩のごろごろした涸れ沢を下って行った。思ったより時間がかかって避難小屋に着いた。小屋の宿泊は17人だった。一人1畳弱のスペースで満員だった。小屋の外にはテントが3張り張られていた。
- 水場は小屋から6-7分下ったところにあった。ちょろちょろと岩清水のように流れているだけだった。水場への往復よりも水が水筒に満たされるのを待つ時間の方が長く、忍耐力の必要な水場だった。
- 翌朝、テントはいつの間にか8張りに増えていた。この日は空木岳に登り返してから、越百山へ縦走の予定だった。明るくなってから出発した。ガスの中、両側のチングルマの穂(実)を見ながらの登りだった。やがてガスが晴れ、まぶしい日が差した。紅葉があざやかだった。
- 空木岳山頂に着くと、展望を楽しむ間もなく、再びガスにおおわれてしまった。ガスの中を南駒ガ岳に向かって出発した。