- 8/16は朝3:15に起床した。テント内の室温は14度だった。ガスの中、レインウェアを着てカムイエクウチカウシ山に向かって出発した。岩場が続いた。時々ガスが晴れて左手のカールが見えた。
- 春別岳にもテント場が有った。1917m峰への途中で、とがった岩に膝をぶつけ、レインウェアとズボンを破いてしまった。1917m峰への登りでは三点確保が必要な箇所が有った。
- 1917峰の山頂は割と広かった。晴れてきたので、お茶を沸かして休むことにした。東側の展望が得られたが、カムエク方面は まだガスで見えなかった。靴を脱いで足を乾かした。
- 1917m峰からは、ややハイマツが厳しくなった。ガスが晴れてカムエクが見えてきた。山頂に人がいるのが見えた。やがて、時々カールの最上部を通るようなり歩きやすくなった。九ノ沢カール入口は、お花畑がすぐそばで気持ちの良いテント場だった。ヨツバシオガマがたくさん咲いていた。
- 1903m峰の肩から鞍部への下りも お花畑が続いていた。気持ちよく歩いていると、真新しい湿って黒光りした熊の糞が踏み跡上に有ってびっくりした。
- カムエクへの最後の登りはハイマツになった。山頂には誰もいなかった。ガスが出始め、ピラミッド峰だけが見えた。
- しっかりした登山道のある八ノ沢カールへの下りは歩きやすかったものの、思いの外急だった。疲れも加わり、ゆっくりと下った。途中で久しぶりの登山者に会った。カールは前回より水が少なく、チョロチョロと流れているだけだった。テントは3張りだった。
- 翌日は朝焼けで赤くなったカールを眺めながら登り始めた。数年前に来たときは、熊の痕跡が多かったが、今回は、真新しいものはほとんど無かった。鞍部からピラミッドへの登りは日陰になり涼しかった。岩が冷たくて気持ちが良かった。ピラミッド峰からは出発点のエサオマンや幌尻岳が見えた。