日本の城リファレンス:page12(天守の縄張り)
1.独立式
小天守や櫓などはまったくない、一つの巨大櫓がデーンと立っている形式。江戸時代に多い。(例:弘前城、高知城、宇和島城)

2.複合式
大天守に櫓を敷設し、天守入り口付近を強化したもの。(例:備中松山城、松江城、小田原城、岡山城)

3.連結式
大天守に小天守を多聞櫓とか廊下橋塀で連結したもの。(例:名古屋城、熊本城)

4.複合連結式
複合式と連結式をあわせたもの。(例:松本城、広島城)

5.連立式
それぞれ独立した大天守と複数の小天守や櫓が並んでいるもの。これで囲まれた場所が「天守曲輪」となる。(例:姫路城、伊予松山城、初期の江戸城)

【単立天守・塁上天守】
天守が本丸内にドカンと独立して建っているのが単立天守、天守が本丸の石垣や土塁のコーナー上に位置して隅櫓としての機能も持つのが塁上天守。これに当てはまらないのもあるが、それについては説明を省略する。あと、上で挙げた例の中には再建とか、今では櫓だけなくなってしまったものとかある。

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