ヘッドライトの殻閉じ


 ヘッドライトの殻割りとは、レンズ部分と筐体部分を分離することを言う。殻閉じはその逆で、レンズと筐体を再度貼り合わせることだ。ところが、現在の車はレンズも筐体もプラスチックでできており、殻割りの方法を検索してもブチルゴムを切り離すといった方法ばかりが出てくる。レンズはガラス・筐体は鉄という古いヘッドライトの殻割りの方法を検索しても、「バーナーであぶってレンズを外す」という文字が出てくるばかりで、写真やムービーがヒットしない。もはや失われた技術となりつつある。
 そこで失われた技術を復活させ次世代に伝えることを目的とし、AZ−1のようなガラスレンズ・金属筐体製ヘッドライトの殻割り・殻閉じの仕方を記す。今回は殻閉じとヘッドライトとしての再生検討を行う。
 最後になってしまったが、ヘッドライトの光量が足らずに車検に適合できない場合、ヘッドライトを再メッキする必要がある。再メッキのためには殻割りが必要なのだ。今回を含め、殻割り・再メッキ・殻閉じの作業を個人レベルでトライしてみる。



殻閉じ、その1
殻閉じ、その2
ヘッドライトとしての再生検討、その1
ヘッドライトとしての再生検討、その2