自作の二酸化炭素消火器の検討

 今までのテストの結果、様々な知見を得ることができた。その知見をもとに、二酸化炭素消火器を作ってみた。



 二酸化炭素カートリッジには、消棒レスキューと同じ64gのものを使用した。従って、大きさは消棒レスキューとほぼ同じになっている。



 使用する材料は、ホームセンターで売られている塩ビパイプ。



 ネジのサイズはG12。



 これにアダプタを付ける。雄ネジ側はG12、雌ネジ側は5/8UNF。中心にはカートリッジに穴を開ける突起が付いている。



 高圧ガス系のネジサイズは色々な規格が入り乱れている。恐らく誤接続防止のためと想像するが、もう訳がわからない。が、そんなこんなで組み付けて完成。



 肝心の消火性能はどうか? やってみた。ムービーには写っていないが、バルブなどが付いていないためカートリッジをねじ込むことで二酸化炭素を噴射する。



 理想的とも言える消火性能。噴射時間も長い。二酸化炭素噴射量自体は同じだが、消棒レスキュー、並びに消棒レスキューもどきを超えている。


 次頁では、二酸化炭素消火器の安全性について考えてみる。