リレー方式

 結論からいうと、リレー方式は失敗だった。チャージランプが点灯/非点灯どころか、リレーを付けることで発電しなくなってしまった。


 結論部分の詳細は追って説明するとして、何がしたかったかを記す。やりたかったのは、F端子の信号でもってリレーを駆動させ、チャージランプを点灯/非点灯させようと考えた。使用したリレーはこれ。HY1-1.5Vという、1.5Vで駆動するリレーである。つまり、F端子の電圧で駆動させることができるわけだ。F端子に出ている最低の電圧が0.6V程度であることから、駆動電圧のなるべく低いリレーを選定した(それでも1.5V)。



 ちゃんと動くかどうか確認のため、適当に配線した。F端子に電線を繋ぎ、それをリレーのコイルに接続した。



 結果だが、一時的には動いた。が、短時間でF端子の電圧が0Vとなってしまった。最初は何が起こったのかさっぱりわからなかったが、どうやらリレーがF端子に流れる電気を食いすぎたことをレギュレータICが検知し、異常と判断したようだ。原因は確定できないが、まともに動かないことだけは確かなので、リレー方式はボツとした。


 次頁では、コンパレーター方式の検討結果を見ていく。