コンパレーター方式、その1

 コンパレーターとは、入力される電圧(今回の場合はF端子の電圧)と任意に設定した基準の電圧とを比較し、基準の電圧より高い/低いで出力電圧が変化する回路である。コンパレーターを使うと、「F端子の電圧が○V以上になったらリレーを動かす」ということができるようになる。よって選択肢の1つとして選定した。
 実はコンパレーターの回路は非常に簡単なため、1つ目基板へ簡単に組むことができる。が、当HPでは再現性を重視するため、市販のキットを活用することにした。加えて誰でも入手できるキットを選定した。
 選定したのが秋葉原にある秋月電子の「光センサースイッチキット」である。名称からするとオルタネータとは全く関係無いが、このキットにはコンパレーターとチャージランプ点灯制御用のリレーがついている。



 回路図と部品一覧。



 動作確認のため、一旦回路図の通り組む。オルタネータと組み合わせるときには、一部の部品を変える。下の写真は回路図通りに組んだところ。



 矢印で示しているのはフォトトランジスタ。この部品は最終的にははずす。



 スイッチは「暗い」方にする。



 電源を接続し、フォトトランジスタを指で触ったり離したりする、即ちフォトトランジスタを暗くしたり明るくしたりするに応じて、赤いLEDが点滅したりリレーがカチカチ鳴ったら正常に組み上がっている。そうならない場合は、ボリュームを適宜調整する。







 次頁では、オルタネータ用へ改造する。