猟銃レポート

現在、日本では猟銃の試し撃ちは出来ないので自分が今までに使ったことのある銃のレポートをしていきたいと思います。 残念ながら既に生産終了となった銃が多いので新銃の購入には役に立ちませんが

まぁ、とりあえず古い順から・・・・

Nikko Shadow

NIKKO Shadow

 これは初めて持った銃です。その時点で既に相当古いものでした。もちろん中古での購入です。 最初は狩猟免許を取っていなかったのでまずはクレー射撃銃をということで銃砲店に勧めて貰った銃でした。 トラップ用の12G上下2連30インチです。伊勢原や大井射場で撃ってました。
当時は性能の良いデジカメが無かったので酷い画像ですが、一応アップしておきます。

 この銃は残念ながらボックスロックのサイドに曇りが出てきてしまったことと、トラップ射撃よりフィー ルド射撃に重点を移したこともあり処分してしまいました。

Beretta A301

Beretta A301

 狩猟免許を取得し、最初に実用の狩猟銃としてこれも中古にて購入しました。オリジナルは1/2絞りの 28インチ銃身でした。1猟期鴨撃ちに使った後、銃身の先をカットしてスラッグ用としてエゾシカ猟に使い始めました。 当時はまだ規制が無い時代でしたので使用装弾はブレネケでした。これもで何とか80m程度の距離で実用になり、 エゾシカ猟の醍醐味を教えてくれた銃でした。これも古くなったことと、ハーフライフル銃身のA-Boltを購入したこと により処分してしまいました。初めての自動銃でしたがジャムも無く、使いやすい銃でした。この銃ではエゾシカ だけではなく、蝦夷雷鳥も獲りました。蝦夷雷鳥はあまり遠くに飛ばないのでスコープ着きの散弾銃は使いやすい ものでした。
 今流行の銃身にカンチレバーが付いたものではなく機関部にボシュロムスコープ(×1.5-4.5)を着けていました。
 この銃は用途が重なるスラッグ専用のA-Bolt購入時に処分しました。

Beretta A390 DX

Beretta A309 DX

 ベレッタのA301はマグナム散弾が使えなかったため、同じベレッタの当時最新機種であったA390のチョーク交換式 28インチを購入しました。まだ、FEGSとかが無い時代でかつ高級モデルのデラックスということもあり結構な値段で はありました。この銃はマガジンカットオフ機能が付いていて薬室からのみ弾を抜けるので猟場での ちょっとした移動にはすごく便利です。また、交換チョークはスチール散弾対応のシリンダー、1/2、Fullと3本が付 いてきましした。
 本銃は現在も所持していて鴨猟や、たまにフィールド射撃に使っています。

 この銃では非鉛スラッグ試射レポートなんかも行っています。

スラッグ射撃動画(WMV FORMAT 295KB)

Browning A-Bolt 12G

 本格的なハーフライフリング12Gボルト式散弾銃です。自分のは木製銃床ではなくストーカーモデルの黒い樹脂製ス トックのタイプでした。 本銃は既に生産が終了してから久しいですが、ブローニングブランドで日本のミロクが作成していたボルト式スラッグ銃 です。 この銃ではこんな記録 も出しています。
残念ながら既に生産終了して久しいので新銃での購入は出来ません。また、あまり中古でも出回ってはいないようです。 後期タイプはライフリングチョーク付きになりましたが、私のは1/2ライフリング(元残し)タイプです。
現在は譲渡してしまって手元には有りません。

 また、英語ですがこんな記事もあります。

新SKB Model 885 Field Model

 フィールド射撃用にと購入した12番28インチ交換チョーク銃身の上下2連フィールド射撃銃です。チョークは追加して Skeet×2,IC,MOD,IM,FULLを用途に応じて付け替えて使っています。また、銃床板をベークからパコマイヤーに替えていま す。これはフィールド射撃では最初から肩付けOKなので、銃床板のすべりを考慮する必要が無いからです。数を撃つには パコマイヤーの方が数段楽になります。 また、照星をオリジナルの真鍮から視認性の良い物に替えています。28インチ銃身ですが、たまに遊びでトラップを撃つ 分にはそんなに不足を感じてはいません。若干のベンド調整と銃床の保護の為と射場で他の銃との明確な区別のために銃 床カバーを着けています。

 お気に入りの射場が閉鎖してしまったため撃つ機会が減り気味なのでモチベーションを上げていかないといけないなぁと 思っている今日この頃です。

 このモデルは今でも発売中です。新SKBのホームページ を見ると写真、スペック等を見ることが出来ます。

Sako 75 Synthetic Stainless Model 300WinMag

sako狩猟ライフル
 上の方がSAKO75です。

 装薬銃10年の経験で初めて購入したライフル銃。北海道では当時ほぼスタンダートといえる状態であった300WinMagを 選択しました。最初からコスト面、精度面を考えてハンドロードとしました。これは散弾スラッグでもハンドロードを していたので当然の選択でした。ロックチェッカー、バイス、シェルホルダー、プライミングツール等はシンクレアから 個人輸入しました。当時は薬莢や弾頭の個人輸入も所持許可証があれば簡単に出来ました。現在は事前に輸入割当を取る ことや、米国の法制度のため面倒になりまた価格的にも高価になってしまいますので個人輸入が良いかは微妙なところで す。

 300WinMagの反動はスラッグとはまた違うものですがベンチレストでも苦になるほどのものではありません。リューポルド の3-9倍のスコープをつけています。エゾシカ猟にはバーンズTSX168gr弾頭を使い弾速3000ft/s以上での使用です。300WinMag としては軽めの弾頭ですが、エゾシカ猟で物足りなさを感じたことはありません。

 この銃の仕様等は今村銃砲店さんのHP をご参照ください。最近はSAKO85という新バージョンが発売になっているようですがまだ実物を見たことはありません。

Winchester M94

Winchester M94 30-30
 本銃は、30-30口径のレバーアクションライフルです。よく西部劇に出てくるタイプです。
自分は西部劇ファンなので、中古を見つけた時に思わず買ってしまいました。チューブ弾倉で5発弾倉に入ります。 オープンサイトで、50mでこぶし大のグルーピングですね。まぁ100m以内の小さなエゾ鹿にはなんとか 使えそうな気がします。排莢はレバーアクションで真上に出ますので、マーリンのレバーアクションのように スコープを付けることは出来ません。そのかわり、タングサイト( Lyman No2 Tang Sight)を後から付けています。個人的には非常にかっこよくなった感じで気に入っています。本当なら 本銃は鞍にくくりつけたスキャパードに挿しておいて馬上でさっと抜き出すのが良いのですが・・・・・。なかなか カーボーイの格好だけは出来ても(自分は怪しいメキシカンになってしまいますが)国内では夢のまた夢ですね。
30-30用のバイス、弾頭(銅弾)、薬莢を入手して本銃の弾もハンドロードしています。

M94射撃動画(WMV FORMAT 284) ※真上に飛び出す薬莢がポイント!

Sako TRG-S Model 338Lapua

sako狩猟ライフル
 下の方がSAKO TRG-S です。

SAKO75モデルの一つ665モデルです。口径は338Lapuaです。現在TRGシリーズ中S(スポーター)は生産が終了しています。 この銃は横浜の今村さんが国内向けに発売したTRG-Sの最後の銃になります。338Lapuaの薬莢は丁度太さが300WSM、 長さが300WinMag程度で、薬量は90grsぐらいです。300WinMagと比べると強力でかつ遠射が効くので遠距離射撃には もってこいです。
 ちなみに、200ヤードでの弾頭エネルギーは以下のようになっています。

 口径    弾頭  エネルギー
・300WSM   165gr  2531
・300WinMag 165gr  2681
・338WinMag 225gr  2855
・338Lapua  225gr  3818

デタッチャブルマガジンで弾倉には2発入ります。弾倉の着脱はM75の方が使いやすいですが、M75の場合、簡単に弾倉が 脱落する場合があるのでM85では改良されているようです。TRG-Sについては脱着ボタンが小さいので勝手に落ちる心配 はありません。エネルギーが大きい分反動も強烈です。

Ruger M77 Mark II 6mmPPC

ruget 6mmPPC
遠距離精密射撃用に購入したルガーのM77マークIIの6mmPPC口径バージョンです。バーミンタータイプのストック が付いていてタスコの36倍の固定倍率スコープがセットになったものです。この銃も生産終了しています。現在ルガーM77に6mmPPC 口径はありません。 6mmPPCということで非常に精度は高いものがあります。ただ、エゾシカ猟の場合はヘッド撃ちしか狙えません。 バーミンターで銃身も太くなっているため重く、開けた良い場所に陣取って、遠距離のシカを狙うという使い方になります。

以下まだまだ続きます


Northern Shotgunner's Home Pageへ戻る

ウェブヘルパー点検でレベルAを確認し、アクセシブル・バナーを貼付しています