木村城砦集落 (太田門遺跡(おおたかどいせき))

概説 最近、太田門遺跡の名称で遺跡登録された。集落北西縁辺に一部堀跡を利用したと思われる水田がある。
 周辺の小字名:表口、東門、門、前、中、入、薬師堂、根田、車堂、経塚、馬場先。[『美浦村遺跡分布調査報告書および美浦村遺跡分布図』より]
 この村は、太田集落の北西部の低地にあって、館郭を形成、屋敷地の周囲に濠を巡らし、館内を門・前・中・入4つに分け、足利時代から木村一族が住んでいたと伝えられている。[『ふるさと美浦の民俗』]
 なお、「城砦集落」についてはこちらにまとめてあります。
西側からの遠景
その他の写真
  1. 堀跡は水田に
  2. 屋敷周囲にも堀跡と思われる水田が巡る
訪問記[2002/4/22]木部落の西側に沿って緩やかなカーブを描く幅広の土手道がありその内側には土手に沿って細長く水田がある。水田の内側は平らな畑地になっている。土手は外側の土塁、細長い水田は堀、内側の畑地は郭、と見えなくもない。
所在地稲敷郡美浦村大字木字門544-1外。
参考書『ふるさと美浦の民俗』、『美浦村遺跡分布調査報告書および美浦村遺跡分布図』