英雄広場へは、ホテルから歩いて10分ぐらいでした。 衛兵が隊列を組んでいて、何かの行事があるのかと待っていましたが、 20分経っても何も始まらないので、その場を去りました。 歩くと結構遠いので、メトロでセント・イシュート・ヴァン大聖堂へ行って来ました。 しかし、今どこの国も補修工事で興ざめです。 全体的に黒っぽい建物で、内部もかなり傷んでいました。 正面を出ると、その広場前に5〜6人の東洋人がものものしく撮影していました。 そばを通るときに見てみると、NHKでした。 ちょっと威張ったような態度だったので、何者かと思ったのです。 近々放映があるかもしれませんね。 番組名はわかりません。 メトロのキオスクで、ケルティ行きのメトロを尋ねていたら、ハンガリー人のおばさんが 「一緒に行ってあげよう」とトラムに一駅乗って(タダ乗りして)ホームまで連れてきてくれました。 「ツヴァイ(2つ目)の駅で降りなさい」と言って、さっさと去って行きました。 私だったらそこまで親切にしてあげられるかしら? と思うぐらい。 感謝感謝!! 道に迷ってうろうろしている時、メトロ入り口に目つきの良くない人間と目が合った。 「やばそう・・・」と思ってさっと通り抜けようとしたら、 「ポリス、パスポート!」と声をかけられた。 「アテネYHで聞いていたのはこれだな」と思い、 「ノー!」と強く言ってさっさとその場を去りました。 初めてです。これからも気を付けましょう。
ホテルの階下でランチを食べました。 ハンガリースープとチャーハン、コーラで300フォリント、195円です。 さすがにご飯はおいしくなかったですけれど。 カメラのフィルムもオーストリアよりかなり安いです。 こちらでまとめ買い(7本)しました。 マクドナルドでは、チキンナゲット、ポテトフライ、コーラで445フォリント、 289円ですよ。 全く同じものを、ウィーンでは610円でした。 物価の安いところに長期滞在すると出費が助かりますが・・・。 このところYHに泊まらないので、ホテル代がかなりかさんできています。
いつものことですが、新しい地に着いて何がどこにあるのかとても不案内に感じます。 とりあえず宿を確保して、観光の第一歩が始まるわけです。 今日も暑い町中を、観光案内所の情報(ホテルの場所)を頼りに歩いたのですが、 やはり実際には右往左往してしまいました。 それこそ10人ぐらいの通行人に聞いてようやくわかりました。 「ついて行ってあげよう」とか、 「このバスで1ストップ、ゲットオフしてライトです」などと、バス停まで来てくれる人、 様々です。 「知らん!」と言う人は皆無で、一生懸命地図とにらめっこして場所を捜してくれました。 メトロに乗ってみようと地下に降りると、若者が親切に教えてくれました。 モスクワ広場に行こうとメトロを捜していると、英語を話せるおじさんが現れて 「駅名を良く聞いてから下りなさい」と、やさしく言ってくれました。 モスクワ広場に下りてキョロキョロしていると、 「何かお困りですか?」と英語で尋ねてくれたおばさんがいました。 さらに、すぐそばで聞いていた華やかな服装のおばあさん(70才以上)は、 若い私の手を取ってバス道路を渡ってくれ、 「左へ行きなさい、バイバイ」と言ってくれました。 ブダペストは大都会なのに、人々は親切です。 今日もあちこちで音楽辻師を見かけました。 楽器も様々です。 ヴァイオリンが多いですが、やはりほとんどがクラシックです。 耳慣れた曲を弾いていた人に100フォリントあげました。 ハンガリーはコダーイの故郷でしたか? そういう駅名があるのです。 ちょっと耳になじまない音楽を聴いたようです。
ドナウ川も大きいです。 有名なくさり橋を渡りました。 ブダとペストの間には、19世紀初めまで橋はなかったのですが、 自由主義者で大金持ちの貴族セーチェニ伯は、両市の統合を願ってイギリスの技師を2人雇い、 この橋を建設したそうです。 橋の上からは、ドナウ川と旧市街の街が映えて美しい眺めでした。 傷みのひどい家というか建物も多く、社会主義国家の貧しさが目に付きますが、 かといってウィーンのようにきらびやかで物価の高いのも困りものです。 人々はみんな、それぞれそれなりに暮らしているようです。 ところで、ハンガリー人(マジャール人)はアジア系と言いながら、外見はヨーロッパ人です。 白髪のモンゴロイド系アジア人の私がバスに乗ると、みんなが注目します。 ここはウィーンのように日本人をあまり見かけません。
香港の若者と同じコンパートメントだったので、入れ替わり立ち替わり YHのマークの入ったTシャツを着た若い男女が入ってきては、英語でYHの説明をしていました。 他の安いホテルもいろいろと勧誘していましたが、やはり噂は本当でした。 ハンガリーに詳しいBA氏によると、宿の客引きは良し悪しの見分けがつかないので、 観光案内所の方が無難でしょう、とのことでした。
列車内で香港の女性3人と同席となり、片言でおしゃべりしました。 笑ったりしながら楽しく旅程を過ごしています。 6/2から、ハンガリーの入国ヴィザは必要なくなった(日本人)、 と昨日不確実な情報をもらいました。 うわさはあまりあてになりませんね、6/15からだということは ギリシャのアテネYHできいていましたけれど。 ウィーンのホテルの人たちは、まだいるんだ、と言っていましたし、 どれが本当?というところでした。 私の場合、既に日本で取得しているのでどちらでもいいのですが・・・。 パスポートチェックの時、係官は前の規定通り1枚受け取りました。 出国用に、もう1枚残してくれています。
ウィーンのホテルで朝食をとっていると、中年の日本人の方々が見えました。 ハンガリーのことをよく知っている方を紹介しますということで、さっそく色々と情報を頂きました。 通貨のこと、テレホンカード、1日乗車券のことなど。 何かあったら「サクランボkft」を尋ねて下さいと、連絡先や地図まで教えてもらいました。 日本とハンガリーの友好の会だそうで、奥さんが大使館員だそうです。 娘さんが5年前からハンガリーに来ているので、お父さんは単身で教師をしていらっしゃるとか。 本当にありがたい情報を頂きました。 1日乗車券は、300円ぐらいで地下鉄、市電、トロリー登山電車、バス、すべて 何回でも乗り放題らしいです。