還暦"猿頑石"の情報収集(参考文献)

「極楽とんぼ、大西洋を渡る」;中島正景:舵社
「ヨーロッパ二つの窓」;堀田善衛・加藤周一:朝日文芸文庫
「イスラームとは何か」その宗教・社会・文化;小杉泰:講談社現代新書
「宗教世界地図」;石川純一:新潮文庫
「民族世界地図」;浅井信雄:新潮文庫
「ブリューゲルの家族」幸せをさがす25の手紙;曽野綾子:光文社文庫
「ヨーロッパの歴史」;F・トルーシュ総合編集/木村尚三郎監修/花上克巳訳:東京書籍
「猫の目でみたイギリス・ガイド」;パット・オールベック/訳・仙葉敦史:PARCO出版
「ライン紀行1300キロ」;秋本和彦、小塩節:とんぼの本、新潮社
「エーゲ海美の旅」;友部直:小学館
「野の花に逢いたくて・フランス旅日記」;高橋永順
「ポルトガルへ行きたい」;菅原千代志・日埜博司:新潮社
「北欧の小さな旅・ラップランド幻想紀行」;小谷明:東京書籍
「グリムは心の診察室」;矢吹省司:平凡社
「グリム童話のふるさと」;小澤俊夫・石川春江・南川治郎:新潮社
「グリム森と古城の旅」;NHK取材班・宮下啓三:NHK出版
「大人の発見・続メルヘンの世界」;マレ、小川真一訳:みすず書房
「グリム童話とメルヘン街道」;高橋健二監修:くもん出版
「ドイツ、おもちゃの国の物語」;文=川西芙沙文、絵=一志敦子:東京書籍
「ロマンティックな旅へ--イギリス編---」;松本侑子:幻冬社
「昔話の深層」-ユング心理学とグリム童話;河合隼雄:講談社プラスアルファ文庫
「赤ずきん」はなぜ愛くるしいか;金成陽一:ハヤカワ・ノンフィクション文庫
「ヨーロッパ東部」JTBポケットガイド:JTB出版
「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」;野間隆:近代文芸社
「イスタンブール時はゆるやかに」;渋沢幸子:新潮社
「0BUNSHA'S TRAVEL ENGLISH-JAPANESE DICTIONARY」:旺文社
ブルーガイド海外旅行「ひとり旅これで十分ヨーロッパの旅」:実業之日本社
「海の向こうで暮らす〜ヨーロッパ編〜」;グローバル・リンクス・ネット:(株)BNN
「現地危険情報_96-97年度版_ヨーロッパ編」:笠倉出版社
「猿岩石日記 Part1 究極のアジア編」;猿岩石:日本テレビ
「猿岩石日記 Part2 怒濤のヨーロッパ編」;猿岩石:日本テレビ
「深夜特急1 香港・マカオ」;沢木耕太郎:新潮文庫
「深夜特急2 マレー半島・シンガポール」;沢木耕太郎:新潮文庫
「深夜特急3 インド・ネパール」;沢木耕太郎:新潮文庫
「深夜特急4 シルクロード」;沢木耕太郎:新潮文庫
「深夜特急5 トルコ・ギリシャ・地中海」;沢木耕太郎:新潮文庫
「深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン」;沢木耕太郎:新潮文庫
「グリム童話集1 白雪姫」;植田敏郎:新潮文庫
「コンスタンティノープルの陥落」;塩野七生:新潮文庫
地球の歩き方マガジン「'94年初夏号〜'97年春号」:ダイヤモンド社
旅の絵本「グリムありますか」;ひらいたかこ&磯田和一:東京創元社
旅の絵本「マザーグースころんだ」;ひらいたかこ&磯田和一:東京創元社
旅の絵本「アンデルセンください」;ひらいたかこ&磯田和一:東京創元社
地球の歩き方「チェコ・スロバキア・ポーランド('97-'98)」:ダイヤモンド社
地球の歩き方「ヨーロッパ鉄道の旅マニュアル」:ダイヤモンド社
地球の歩き方「ヨーロッパのいなか」:ダイヤモンド社
「ヨーロッパがおもしろい」上・下;紅山雪男:トラベルジャーナル社
「ハーメルンの笛吹き男」伝説とその世界;阿部謹也:ちくま文庫
「レ・ミゼラブル」百六景;鹿島茂:文春文庫
「ヨーロッパ鉄道大旅行」;長真弓:晶文社
「紀行・アラン島のセーター」;伊藤ユキ子:晶文社
「ヨーロッパ1500円の宿」;財団法人日本ユースホステル協会
「ヨーロッパ鉄道時刻表」;トーマスクック:ダイヤモンド社
「夫婦でヨーロッパ」;長谷部洋:星雲社
「ヨーロッパ美術ガイド」;書籍情報部編:書籍情報社
「目からうろこのヨーロッパ」;アンドレ・キャラビ:小学館
「ロングステイガイド」:ロングステイ財団
「パリ発・鉄道でめぐるヨーロッパ ガイドブック」:朝日新聞社
「ヨーロッパが100倍楽しくなる本」:JTB出版
JTBのガイドマップ「ひとりあるきのヨーロッパ」:JTB出版
「ヨーロピアン・リゾート案内」:晶文社
「ギリシャ・トルコ・エジプト自由自在」:JTB出版
「ヨーロッパの心」;犬飼道子:岩波新書
「旅に出たくなる地図 世界編」:帝国書院
「エアリアマップ・欧州」:昭文社
「ベルリッツ・EC9ヶ国語」:丸善株式会社
「ふろしき・包むから飾るまで」;渡辺千寿子:保育社
「ローマ人への手紙」;塩野七生:新潮社
「イタリアからの手紙」;塩野七生:新潮文庫
「イタリア遣聞」;塩野七生:新潮文庫
「アルプスの谷アルプスの村」;新田次郎:新潮文庫

「ヨーロッパの歴史」・・・4/2購入

以前から目につけていた本は¥6800と高かったのですが、内容から帰国後も読めると判断して購入しました。
とりあえず、出発前まで時間をとって読書することにしました。

「猫の目でみたイギリス・ガイド」・・・3/19貸し出し

今日は雨と予報されていたので傘まで持参して通院しました。
今日も帰りに図書館に寄り、写真たっぷり、絵がたっぷりの本を借りてきました。
出来るだけ効率的に情報を収集出きるかと考えた結果でした。

「北欧の小さな旅・ラップランド幻想紀行」・・・3/18貸し出し

美しい写真と易しい文章で綴られて大変印象に残りました。
ラップランドと言う言葉は以前から知っていましたが、

「ノルウェー、スウェーデン、フィンランドとロシア領コーラ半島にわたるラップランドは、
 ヨーロッパ最古の民族といわれるラップ族の住むところからそう呼ばれ、
 北極海から白海に面して地域面積約400万平方キロ、そこに現在約3万5000人のラップ族が住んでいる。
 人々はその住んでいる地域によって海岸ラップ、森林ラップ、山岳ラップと呼ばれているが、
 彼らに共通していることは、トナカイの遊牧である。」・・・本文より引用

私はとかく数字に弱いのですが、
「ラップランドは一年の大半が氷雪に覆われた大地だ。
 北極圏は地図上引かれた北緯66度半の緯線以北の地域で、その緯度線は冬至には1日中太陽が地平線に昇らず、
 その反対に夏至にはたいよううが沈まないところを示す。北上すれば更なるものだ。」・・・本文より引用

私は「ノールカップに行きます」と言いながら、北緯00度が何とやらよく理解していませんでした。
「ラップランド」は、最初から行く予定に入れていました。
この名前を初めて耳にしたのが、冬の北海道で、支笏湖のほとりの民宿「ラップランド」に泊まった時のことです。
出来立てほやほやのログハウスでした。
オーナーの夢を実現したという代物という美しい建物で、あの厳冬の北海道でも小さな暖房でも暖かでした。
一見シャイなオーナーでしたが、話好きで、夜遅くまで話し込んだのは昨日のことのようです。
今から3年ばかり前のことでした。

「グリムは心の診察室、その他グリムについて」・・・3/15閲覧

「グリムのヤーコプさんヴィルヘルムさん、こんにちは!」

“旅の前には健康面で気がかりなところを治しておこう”と「危険情報」アドバイスに従い、
歩行に関係する足の脂肪の溜まった袋を2カ所切除したのが昨日、
時間に余裕があったので医院の近くの区民センター内の図書館に寄ってみました。以下、その事の記録です。
メルヘン街道を歩いてみようと思っている私です。すぐにグリムのコーナーを発見しました。

「グリムは心の診察室」矢吹省司 平凡社
「グリム童話のふるさと」小澤俊夫・石川春江・南川治郎・新潮社
「グリム森と古城の旅」NHK取材班・宮下啓三
「大人の発見・続メルヘンの世界」マレ 小川真一訳 みすず書房
「グリム童話とメルヘン街道」高橋健二監修 くもん出版
「ハーメルンの死の舞踏」ミヒャエル・エンデ 佐藤真理子・子安美知子訳 朝日出版
「グリム童話の誕生・聞くメルヒェンから読むメルヒェンへ」小澤俊夫 朝日選書
「グリム童話を読む」小澤俊夫 岩波セミナーブックス
「グリム兄弟とアンデルセン」高橋健二 東書選書
「グリムの笑い話(大人のメルヘン)」相沢博 NTT出版
「グリム兄弟とロマン派の人々」ルース ミハエリス・シェイーナ 川端豊彦訳 
「だれがいばら姫を起こしたのか」 I・フェチャー 丘沢静也
「現代に生きるグリム」谷口幸夫・村上淳一・風間喜代三・河合隼雄・小澤俊夫・Hレレケ 岩波
「子どもの発見・グリム メルヘンの世界」マレ 小川真一訳 みすず書房
「グリム兄弟魔法の森から現代の世界へ」ジャック・ザイプス 鈴木晶訳 筑摩書房

ざっと、こんなに沢山、あなた方の蔵書がありました。
本当に小さな図書館なのになぜ?と思いました。
お兄さんのヤーコプは1785年生まれ、弟さんのヴィルヘルムは1786年生まれですね。
活躍されたのが19世紀初頭からでしょう?それでもこの人気は大したものです。
グリムさんは童話の採集だけでなく、「ドイツ文法」、「ドイツ語辞典」など
大変立派なお仕事をされた人らしいですね。

何でも、大学の先生として活躍され、
当時の人々からも100年を悠に経た現在の人々からも尊敬され愛されている人のようです。
お二人の業績はいまだに立派に生きながらえているそうですから。
私は知りませんでした。
幸い、縁あって「メルヘン街道」を訪ねることになりましたが、
グリムさんたちの偉大さをこの目で確かめて来ましょう。
美しい町並みも沢山残っているそうで楽しみです。
もう、ドイツはグリムさんの関わりのある町とおもちゃの町を見るだけでいいと思うようになりました。
終わり・・・。

「なぜグリムなのか?」
グリム童話の舞台への信頼感と愛情、底流をなしているのは”正義”。
大人も子どももグリム童話によって自然への愛と正義への信頼とを自然に学んでいくことでしょう。
と、その辺の理由を明かしてくれていたのが{「グリム童話とメルヘン街道」くもん出版}でした。
もう一つ加えるならば、
「大人の発見 続グリムメルヘンの世界」の中で考察されていた「泥棒の名人の傑作」です。
私は話の内容が面白くて、その部分を一気に読んでしまいました。
その物語は主人公ヒーローは、名誉も地位もないが頭の賢い、
それでいて生き馬の目を抜くようなずる賢さでもない泥棒が、
伯爵に課せられた事件を次々と解決していくのです。
非常に親近感を持たせてくれ、むしろ痛快さを感じさせてくれるのです。

「彼は、人々が尊敬し、もしくは、恐れている社会的組織やそれらの代表者を晒し者にし、
 彼らの仮面を剥ぎ取り、彼らの弱点を暴きえてる・・・。
 そのやり方が深い感銘を与える・・・。
 演劇的な分かり易さである。」と結んでいるのでした。

このように私たち大人にとっても気持ちを代弁してくれ、やっつけてくれるヒーローはいるんですよね。
私はそう思いました。

「ドイツ、おもちゃの国の物語」・・・3/8購入

私は年齢を重ねるに連れて「小さき物への愛おしさ」を抱き始め、
我が家の食器棚にガラス越しに眺めるられように、何点か小さいおもちゃを飾るようになりました。
いい大人がこんなものを飾って変かしら?と考えていましたところ、
NZを旅したとき親しくして頂いたジニーさんが彼女の部屋に可愛いドールハウスを飾り、
誇らしげに私に披露してくれたので
「なんだ、外国の人は大人でもこのような趣味を持っているんだな」と気を強くしたのでした。
本当に可愛いものは可愛いですよね!!
長男には理解出来ないらしく、ちょっと呆れたように
「そんなもん、わしには一向にわからん」と言っていました。

「ドイツ、おもちゃの国物語」を読んで、幼い頃「子供の店」で人形やおもちゃを
いろいろ品定めしながら買ったシーンがよみがえりました。
この本で紹介されたところを訪ねて見たいと思うようになりました。
ドール・ハウスが、18〜19世紀頃のドイツの腕のいいマイスター(職人)によって作れていた事、
ニュルンブルクがおもちゃ作りの中心である事、
かってはいろんな地方で人形は作られ、素材の変化と共に盛衰をを見てきたようです。
スズ、ブリキ、セルロイドなどで作られたおもちゃの事、
紙で作られた着せ替え人形などの記述があり、すっかり懐かしくなりました。
さらに羨ましい事に、ドイツには子供も大人も見られる人形芝居がある事です。
いいですね!!
そんな街を是非歩いて地元の人たちと一緒に人形劇を見たいと思っています。

以下、「ドイツ、おもちゃの国の物語」より抜粋。

@おもちゃ関連 *グリム兄弟の育ったシュタイナウにマガーズッペ人形劇場。
*ニュルンブルク「 おもちゃ博物館」は、
 ヴュルツブルクの「リディア・バイエル博物館」のコレクションをもとにして、1971年に開館した。
*ゲッピンゲン「メルクリン博物館」
*ミュンヘン「おもちゃ博物館」
*ローテンブルク「ケーテ・ウォルファルトのクリスマス・マーケット・クリスマス・ヴィレッジ」
*ローテンブルク「おもちゃ博物館」
*ザイフェン「エルツ山地おもちゃ博物館」ろくろ細工の民芸おもちゃ
 (花の子どもたち、くるみ割り人形、ノアの箱船、マッチボックス、クリスマスピラミッドは昔から作られている。
  18世紀の頃には、これがクリスマスの唯一の飾りだった。)
*テディベアの老舗−シュタイフ社;ドイツ救急車に乗っているデディペア

@仕掛け時計、カリヨンとオルゴールの調べについて
*ミュンヘン−マリーエン広場の新庁舎。ドイツで一番大きく、人形の大きさは等身大だという。
 カリヨンの鐘が43個もあって、音域は三オクターブ半にもわたるというだけに、奏でる音色は豊かで美しい。
 1908年に完成したネオ・ゴシック様式の新庁舎。
*ニュルンブルクの仕掛け時計もすばらしい。
 旧市街の中央広場の聖母教会にあって、国王に忠誠を誓う七人の選帝候がつぎつぎに現れる。
*ローテンブルクにあるマイスタートゥルンクの仕掛け時計。
 定時になるとスウィング・ベルが鳴り、広場にある市議宴会堂の、仕掛け時計の左右の窓が開いて、
 左側にティリー将軍が現れ、右側には元市長のヌッシュ。
 これには17世紀の昔から語り継がれているエピソードがある。
*ハーメルンの町のは17世紀の頃、この町の人が結婚式を挙げるために建てた「婚礼の家」にある。
 「婚礼の家」らしく、正面の上部の壁に大小さまざまなカリヨンの鐘がいくつも並んでいるところは、
 若者たちが未来の夢を紡ぐのにふさわしい佇まいでも、
 なかほどの扉が開いて人形たち演じる劇はどこかもの哀しい。
 演じられるのは、この町に13世紀から伝わる「ハーメルンの笛吹き男」の話である。
*ブレーメンのベットヒャー通りにあるカリヨンと近郊の町ヴィルデスハウゼンの仕掛け時計・カリヨン(陶製)
*ライプッィヒの古いアーケード街(陶製)
*メードラー・パッサージュにあるカリヨン
*ヴィルデスハウゼンの市庁舎(陶製)


「ロマンティックな旅へ--イギリス編---」

本を手に取りパラパラめくると・・・

1.ピーターラビットの話し:湖水地方
2.クマのプーさん:ハートフィールド

などなど、懐かしい数々の童話の題名の羅列で、〜物語を訪ねる英国紀行〜、と記されていた。
もう買うしかないと思い、すぐ買ってしまった。後悔しているのではありませんよ。
イギリス行きは漠然としていて大きな目標がなかったので、
今日この本を手にして「これだ!!」これで楽しみが出来たと喜んだのでした。

「昔話の深層」-ユング心理学とグリム童話;河合隼雄:講談社プラスアルファ文庫
「赤ずきん」はなぜ愛くるしいか;金成陽一:ハヤカワ・ノンフィクション文庫
以上2冊も、とても興味があったので購入しました。


「ヨーロッパ東部」JTBのポケットガイド

2/28に購入。
「ひとり旅これで十分ヨーロッパの旅」の中に東欧が掲載されてしないので、
旅に持参するために購入した。


「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」

「ヨーロッパ鉄道と音楽の旅」野田隆を読む。
「旅ノート」を作成し始めてから、かなり地図が頭に入り、しかも訪ねる場所を網羅しているので楽しい。
オーストリアとドイツが中心であるが、ヨーロッパの鉄道は大体似たり寄ったりらしい。
必要な事柄を付箋を付けたり、本の空白に書き込んだりしながら読んだ。


「イスタンブール時はゆるやかに」

私が最初に行く国に選んだトルコについて、この本は安心をプレゼントしてくれた。
以前から聞いていたトルコ人の日本人への関心の強さと優しさと余すことなく語られていた。
アジアでもないヨーロッパでもない不思議な国、行って確かめたくなった。


旅の絵本「グリムありますか」

「狼さん、ごめんなさい!!」(-_-;) m(_ _)m

「狼なんて こわくない、こわくない、こわくない、・・・」
この歌は、確か「3匹の子ぶた」の場面で歌われる挿入歌だったと思うのですが・・・?
本当に狼は悪者だったのでしょうか?

 グリム童話集のメルヘンの世界に親しんできた私達の世代には、狼は本当に「こわいこわい」存在でした。
「赤ずきんちゃん」は、おばあさんに化けた狼に食べられてしまうし、
「七匹の子やぎ」でも、子やぎはお母さんの留守中に、家の中に侵入した狼に次々と食べられてしまいました。

 ところが、NHKの番組(1/15放送)「箱船ノア号の物語;再現!幻の日本オオカミの最期」で、
狼を悪者にしたのはヨーロッパ人だということを言っていました。
森を切り開き、牧場を作り、ひつじ、やぎ、ぶた、うし、を飼っていたヨーロッパ人にとって、
森を追われ、食べ物を求めて人里に出て来ては彼らを食べてしまう狼は憎っくき悪者であった。
反対に、稲作を主に農業を営んできた日本人にとって、畑を荒らす鹿を食べてくれる狼は、
大変ありがたがれ、あがめられていたと言うこと、を初めて知りました。


「ヨーロッパがおもしろい」上・下

 旅のガイドブックの中でも異色であった。
神話の世界から、キリスト教の成立とその歴史、今もなお、生活に密着して息づいていること、歴史的建造物等。
大まかではあるが理解出来た。ヨーロッパ旅行に出て、この情報が生きてくることと思う。

 ヨーロッパの神話・伝説の中で、私が特に興味を抱いたのはギリシャ神話である。
実に色々な神様が登場してくるのだが、道と旅と商業の神・ヘルメスに興味を持った。
ヘルメス神のトレードマークは「蛇の巻き付いている杖」と「空飛ぶサンダル」
さらに、古代ギリシャ人が旅の時に用いた日除け帽子をかぶっている。
ヘルメスの起源は、ギリシャ各地にあったヘルマという石の像。
畑の境界、村の入口、街道の分かれ道、などに立っていたらしい。
私も、蛇は巻き付いていないが登山用のステッキを持っているし、Tevaのスポーツサンダルも愛用している。
おまけに、外出する時はいつもL.L.Beanのキャップをかぶっている。
・・・と言うわけで、旅の神・ヘルメスにちなんで、
私のハンドルネームを「グランマ・ヘルメス」とすることにした。


「ハーメルンの笛吹き男」伝説とその世界

 以前から、この物語が伝説であったことについて、大変興味を持っていた。
書店でこの本に出会い、そく読んでみた。
中世(13世紀)のヨーロッパの時代背景をもとに繰り広げられた世界・・・
そこでは、庶民のうごめくような生活を読みとることが出来た。大変感銘深い本であった。


「レ・ミゼラブル」百六景

 かつて、抄訳で《名作》を読んだ少女時代の私は、「ああ無情」の中でシャヴェール刑事につけねらわれ、
追われ逃げるジャン・バルジャンの幾つかの場面に、一喜一憂したものであった。
 年を経て、今再び「レ・ミゼラブル」を読んでみた。
この時代(1815年)の、庶民のみじめな暮らしを、この書でも知ることが出来たのである。


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