欧州サッカーリーグ

 リーガエスパニョーラも第17節を終了して、クリスマス休暇に突入した。 その間もバルサは快調に勝ち進み、勝ち点40(12勝4分け1敗)の単独首位に立っている。 この間の得点43、失点14という内容も素晴らしい。 これでチームは公式戦13連勝となり、チーム記録を更新中である。

 先日はロナウジーニョがFIFAの年間最優秀選手に選ばれた。チームメートのエトーもノミネートされ、年間3位となった。 売り出し中のメッシーは21才以下の選手に送られるゴールデン・ボーイ賞を受賞した。 個人の高い才能は疑いないのだが、それを生かせるチームの良さもあるのだろう。 今のバルサは本当に素晴らしい。

 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の組み合わせが発表になり、バルサはプレミアのチェルシーに決まった。 何と昨シーズンと同じ組み合わせである。昨シーズンも事実上の決勝戦と呼ばれたが、今シーズンもまさにそう呼ぶにふさわしい両チーム同士の対戦である。 昨シーズンは、カンプノウでの第1戦こそ2−1で勝ったものの、スタンフォードブリッジでの第2戦でバルサ守備陣が崩壊して2−4で敗れ、2戦合計4−5で敗退した。 いける感じがあったので、余計に悔しい思いであった。

 今シーズンのバルサは昨シーズンよりも数段パワーアップしているはずなので、何とかリベンジを果たしてほしいと思っているし、そうなると確信している。
 リーガエスパニョーラも第13節が終了して、バルサは勝ち点28(8勝4分け1敗)の首位に立っている。 この間、得点34、失点12と圧倒的な攻撃力を見せつけている。 結果も素晴らしいが、内容も素晴らしい。バルセロナらしい攻撃的で美しいサッカーを披露して勝ち進んでいる。 チャンピオンズリーグも1位で予選リーグを突破したし、この間のベルナベウ・クラシコでは0−3とレアルマドリードを圧倒した。

 一時不調だったデコやロナウジーニョも完全に復調した。ロナウジーニョはバロンドールも獲得した。 ガンペール杯で度肝を抜かれたメッシーも、ワールドカップ予選でアルゼンチンA代表に招集されるなど、実力をいかんなく発揮してきている。 エトーも快調にゴールを重ねているし、チームの総合力では優勝した昨年よりも、より強くなっている感じだ。

 ただ、つい先日シャビが重傷を負い、今季絶望となったのが暗いニュースなのであるが、選手層の厚いバルサであるからきっと乗り越えてくれるだろう。 これからも結果はもちろんだが、スペクタクルなゲームを見せていってほしいものである。
 8月下旬、ついに念願だったFCバルセロナ(バルサ)のホームスタジアム、カンプノウでの試合観戦をすることができた。 バルサの日本遠征では過去2回ほどFCバルセロナの試合を見る機会に恵まれたが、やはりホームスタジアムでのバルサはしっくりくる。 そして、カンプノウの雰囲気の素晴らしさにも感動した。前回のスペイン旅行でカンプノウを訪れたことはあったし、スタジアムツアーでスタンドやピッチも踏むことが出来た。 しかし、生の試合となると話は別である。9万人以上を飲み込んだカンプノウの雰囲気は、そこにいた者でしか味わえない特別なものであった。

 リーガ・エスパニョーラも開幕し、欧州チャンピオンズリーグも開幕した。まだまだ序盤戦であるが、来年の5月までこの楽しみが続くのかと思うとうれしい限りである。 ひいきチームのバルサはと言うと、開幕ダッシュには失敗し、チームのパフォーマンスもまだまだ安定していない。 チームの中心選手であるロナウジーニョやデコの不調もあるが、チーム全体が良くない感じだ。

 ライバルチームのレアルマドリードも同じく開幕ダッシュに失敗したものの、ここのところのゲームで勢いを取り戻し、復調傾向にある。 バルサにも早くリズムを取り戻してもらい、昨シーズン以上のスペクタクルなサッカーで快進撃を続けてもらいたいものである。 リーガは第6節を終了したばかり。残り32試合、頑張ってほしい。
 7月末に大挙して海外有名クラブチームが日本遠征を行った。 時期から考えて、遠征の目的はマーケット拡大や金儲けに違いないのだが、有名選手のプレーをこの目で見られるとあって観戦を決めた。 リーガ・エスパニョーラのレアル・マドリード戦、プレミアシップのマンチェスター・ユナイテッド戦、ブンデスリーガのFCバイエルン・ミュンヘン戦 のチケットを確保した。

 これら3戦のうち、一番印象に残ったのはマンチェスター・ユナイテッドのクリスティアーノ・ロナウドだ。 時差ボケやら疲れやら親善試合やらで、だいたいゲストチームのパフォーマンスは低いのだが、クリスティアーノ・ロナウドのキレは群を抜いていた。 スピードに乗ったドリブルや鋭い切り返しなどで、次々と守備網を突破していた。

 Jリーグにはいないタイプで、見ていて本当に楽しい。スタンドもどよめき続けていた。素晴らしいプレーぶりだった。 これを見られただけで、高いチケットのもとは取れた様な気がする。
 6月にFCバルセロナが来日し、Jリーグ2チームと親善試合をした。FCバルセロナはケガやら代表招集やらなどでベストメンバーではなかった。 しかしそこはリーガエスパニョーラのカンペオン(優勝)チームである。 時差ボケのあった横浜Fマリノス戦はいまいちの内容・結果だったものの、その後の浦和レッズ戦はかなりコンディションも回復してスペクタクルな試合を見せてくれた。 個人的には、横浜Fマリノス戦をスタジアムで観戦したが、特にポルトガル代表デコのプレーには魅了された。さすがであった。

 FCバルセロナは7月末に再来日するらしいが、その他にも有名チームの来日が目白押しである。 ひとまず、そちらをまとめて観戦してこようと思っている。
 ついに2004−05シーズン、リーガ・エスパニョーラの優勝が決定した。 優勝チームはFCバルセロナ。今シーズン見事な戦いぶりで、終盤のレアル・マドリードの猛追をかわしたのだ。 やはり、ひいきにしているチームが優勝するとうれしいもので、優勝決定の瞬間の映像は感動ものであった。 関係者の喜ぶ様から、6シーズンぶりの優勝には重みがあるなと感じる。

 そして、今年もFCバルセロナはプレシーズンマッチで来日する予定である。 Jリーグの横浜F・マリノス、浦和レッズと試合をする。 リーガ・エスパニョーラ優勝チームを見ることができる機会だ。今から楽しみで仕方がない。
 いよいよ欧州サッカーリーグにおいても2004−2005シーズンが始まり、楽しみにしていたスペインリーグも開幕した。 特に、応援しているFCバルセロナの試合は毎節放映されるTV観戦を楽しみにしてきた。 シーズンオフに積極的な選手補強が功を奏し、期待通りFCバルセロナはスペクタクルなサッカーでリーグの首位を快走。 主力選手の重傷者を何人も出し、前半戦の終盤あたりからその勢いも落ちてきたものの、前半戦を首位で折り返すことになった。

 FCバルセロナのサッカーは、ボールも人もよく動き、見ていて本当に楽しい。 特に中盤のシャビ、デコは運動量も豊富で攻守に活躍して素晴らしい。 反対にちょっと物足りないのはロナウジーニョ。昨シーズン後半のトップフォームにはまだ遠い感じがする。 早く、昨シーズンに見せてくれたような数々のマジックを見てみたいものだ。

 また一つスペインリーグ観戦の楽しみが増えた。シーズン途中でマジョルカに移籍した大久保嘉人選手である。 そして大久保選手は期待に応え、初出場初先発で1ゴール1アシストのデビューを飾った。 他選手とのコンビネーションなど、まだまだ改善の余地は感じられたが、上々のスタートである。
 2004年夏、かつて無いほどにヨーロッパの有名クラブがプレシーズンマッチとして来日した。 セリエAからはラツィオ、インテル、ローマ、レッジーナ。リーガ・エスパニョーラからはバレンシア、レアル・マドリード、FCバルセロナ。 7チームの来日であった。もちろん注目はスペインリーグの3チーム。 3チーム全ての試合を観戦するつもりであったが、日程の都合がつかずレアル・マドリードとFCバルセロナの2チームに。 運良くチケットもゲットでき、夢のプレシーズンマッチとなった。

 試合観戦記はこちらから・・・東京ヴェルディ1969vsレアル・マドリードジュビロ磐田vsFCバルセロナ
 2003−4シーズンからWOWOWがリーガ・エスパニョーラの独占放送権を獲得した。 映画に興味のない自分がサッカーだけを見るために毎月2300円を払うのは気が進まなかったのだが、 いざ見れないとなると寂しくなり、契約してしまった。 それからは、毎節レアルマドリードとFCバルセロナの試合を中心にTV観戦を続けてきた。 2003年12月と2004年4月の「クラシコ」では、前週の特番からワクワクしながら試合を見た。

 シーズン開始当初はレアルマドリードの方に興味を持っていたのだが、後半戦からFCバルセロナが快進撃を続け、 ロナウジーニョのスーパープレイを見せつけられるうち、いつしかバルサファンになっていた。 2004年8月は、その両チームが日本ツアーをする。スター選手達のスーパープレイがまた見られるのかと思うと、楽しみである。 必見すべきはバルサのロナウジーニョだ。
 1998年の中田英寿選手を皮切りに、2000年あたりから日本代表選手の海外移籍が増え始め、 欧州リーグ所属の日本人選手を中心にWEBのサッカー情報をチェックするのが毎日の日課となった。

 それに伴い、欧州3大リーグと呼ばれるイタリア、イングランド、スペインの各トップリーグの情報も気になり始め、 2001年からNHK−BS1で放映されてきたスペイン・リーグ(リーガ・エスパニョーラ)のゲームを見るようになった。 2002−2003シーズンは、録画ながらほとんど毎節2試合を欠かさずに観戦した。

 リーガ・エスパニョーラは、やはり世界的に有名な選手を集めたリーグだけあって、卓越した個人技や攻撃的な戦術、 スピードの速さや当たりの強さなど、スペクタクルでとても魅力的なリーグである。

 その他、大小ダービー戦に臨む各チーム・サポーターの熱狂加減など、普段Jリーグを見慣れている身には新鮮で驚きでもある。 その背景にある歴史的・文化的な面に興味を持ち始めると、多様な国スペインの奥深さを感じずにはいられない。 ただし、2003−04シーズンは個人的に追加投資の必要がないNHKで放映がないので、大変残念である。

 2003年8月には、東京の国立競技場で開催されたFC東京とレアル・マドリードとの親善試合のチケットを運良くゲットでき (7月中に既にプラチナチケット化)、ラウール、フィーゴ、ロナウド、ベッカム、ロベルト・カルロス といったスター選手のプレーを生で見ることができた。当日の天候や選手達のコンディションは悪く、ゲーム内容も平凡だったが、 スター選手を自分の目で見ることができ、満足した。

 試合翌日から出かけたスペイン旅行では、レアルマドリードの本拠地サンチャゴ・ベルナベウ・スタジアム(収容7万5000人)と FCバルセロナの本拠地カンプ・ノウ・スタジアム(収容9万8000人)を見学することができた。 いずれも、自チームの優勝カップなどを所蔵するサッカー博物館やオフィシャルグッズ・ショップなどを併設した、 巨大で趣のある素晴らしいスタジアムであった。

 また、記録的な猛暑のセビリアでは、セビリアFCの本拠地ラモン・サンチェス・ピスファン・スタジアムで開催された FCセビリアとセルビア・モンテネグロ(旧ユーゴ)1部リーグ所属のOFKベオグラードとの親善試合を、 思いがけずスタジアムで観戦することができた。これまでテレビで見てきたリーガ・エスパニョーラのスタジアム そのままの雰囲気に身を置いてゲームを観戦できたことは感動的であった。 これからも欧州サッカーリーグ、特にリーガ・エスパニョーラからは目が離せそうもない。  ユーロ2004が終わった。契約していたWOWOWがユーロ2004の独占放送権も獲得していたので、 6月12日から7月4日まで試合のある日は必ずTV観戦をしていた。 結果は、決勝で開催国ポルトガルを破りダークホースのギリシャが初優勝。これには驚いた。 ギリシャについてはいろいろ言われているが、個々の選手のテクニックはとてもしっかりしていた。 戦術も徹底しており、試合を見ながら「そこまでやるか」とよく思っていた。

 強豪国が予選リーグで敗退したのもつまらなかった。 大会前から一番応援していたスペインを始め、ドイツ、フランス、イタリアなど、残念であった。 スペインなどは史上最強の呼び声も高かったのに…。ドイツ・ワールドカップは頼むよ。

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