近頃の世の中
              
中国の農産物って、安いのかと思っていたら、穀物は国際相場より高いんですってね。
だから、東部の沿海地区では、穀物生産をやめて、野菜とかの換金し易い農作物に転換しているとか。
                
この輸出収入で、国内産より安い、穀物を輸入しているらしい。
そういえば、中国から日本に輸入されている物って、冷凍野菜とか、漬物、豆腐、しまいに料理用日本酒までみかけますが、農産物っていっても加工品ですねぇ。
で、何で、農業国の中国の米、麦が国際相場より高いか、言い換えれば、穀物の国際相場が安いかですが、これは、アメリカとかの先進国の穀物はハイテクノロジイの固まりらしい。
           
れいの、ハイブリット米とかの一代雑種。
これの生産性は凄いそうですね。今、農業は、ハイテクノロジイの先端産業だそうですね。
だから、米の国際相場は、古代的園芸栽培の日本の米の7、8分の1だといいますね。
日本が、農業鎖国をしているうちに、世界の農業はハイテクの最先端をいってしまったらしい。
農業がハイテクの最先端をいってから、先進国で食料を輸入しているのは、日本だけになってしまったらしい。
          
米だけは、自給すると頑張っているけど、この自給は古代的な原始農業での自給。
何時かは、日本も開国していかなければならないでしょうね。
でも、開国しても日本の農業者には、篤農家がいっぱいいるから、うまく、開国すると、篤農家が中心になって、アメリカとかの外国の先端ハイテクノロジイより先に行くのは、わけはないっていいますねぇ。
そりゃぁ、そうでしょうねぇ。
               
だから、労働人工の3パーセントで、食料が自給できることになるらしい。食料のハイテクって凄いんですね。アメリカの養鶏って、全消費量を10数社でまかなっているといいますね。
             
農業に限らず、製造業も労働人工の10パーセントで、十分な時代がすぐそこまで来てるっていいますね。
それも、日本の労働人口の10パーセントが、世界中の工業製品需要の殆どをまかなえるっていうんですから。でも、僕みたいに製造業の現場を知らない人間には想像がつきません。
しかし、現場を知らない人間が想像できないのは、当たり前のことらしい。
マルクスは、現場を知らない空想家でしたから、労働者の生活は益々悲惨になるって、共産主義を書いたけど、生産性を上げるのに、悲惨な労働が、かならずしも必要でないことを発見した凡人がいました。
             
フレデリック・ウインスロー・テイラーって言う技師。この人のノウハウ発見は、地味だけど、歴史を変えた力は凄い。このノウハウは、何のことはない、今では常識になっている科学的マネジメント。
熟練工のシャベルですくう作業を分析して、分析して、分業を考えた。
それを、真似して、フォードが自動車の組み立てラインを作ったことは有名ですね。
フォードの組み立てラインの話をしたら、あぁ、あれがテイラーか、って思い出しました?
           
スターリンまで、テイラーのサイエンティフィック・マネジメントを取り入れた、とかいいますね。
でも、現場音痴のマルクスの基本的理論では、壮大な悲劇の70年を経験しただけに終わりましたが。
まぁ、ナレッジ・ワーカー(知識労働者)の話題がかしましいので、今週はえらく堅苦しい話になってしまいました。
          
途中で横道に逸れてしまいましたが、日本の農業も知識労働で、世界のハイテク農業を追い越す日が遠くないように思えるんですが。
日本人は賢いから、現場音痴の坊ちゃん官僚さえ、追い落とせば、日本には篤農家がワンサといることを、みんな知っている。
篤農家の皆さん、頼りにしてまっせ!
              
緊急記事
グレープ・フルーツジュウスは血圧降下剤には禁忌。
        
文芸春秋4月号に近藤誠医師が「高血圧症3千500万人」って記事を書いておられます。
まあ、治療を要する高血圧症でもない人を脅して投薬しているのは公知の事実ですが、別にこのことを緊急にお伝えするのではありません。
        
前に書いたことですが、こんなに多くの人が血圧降下剤をのんでいるとすると、禁忌記事は緊急。
血圧降下剤を服用していて、グレープ・フルーツ・ジースを飲むと、ドバッと血圧がさがることが報告されています。
       
ほとんどの医師は、ご存じないらしく、処方時に患者には注意されていないらしい。
このドバッはジュースを飲んだ途端に下がるとは限らないで、いつ何時ドバッがくるかわからないらしい。
ドバッがくるとひどいときには気を失うそうで、この失神が、階段の途中のこともあれば、駅のプラットホームで来るかも知れないらしい。
         
ところが、このドバッが何故起こるかのメカニズムは今のところわかっていない。
メカニズムが判ると血圧降下剤適量を4分の1に減らせることになるのでしょうがね。
この禁忌のことを話すと、柑橘類一切を止めた友人もいます。
まぁ、そこまでしなくても、と思いますが、用心にこしたことはない。