小説工房 / フィクションの小屋

     index.9112.1.jpg (2872 バイト)  フィクションの小屋 wpe15.jpg (12931 バイト)wpe75.jpg (13885 バイト)

        wpe73.jpg (32240 バイト)  index.1101.jpg (2487 バイト)   

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トップページHot SpotMenu最新のアップロードCommunity Space  担当 :  中西 卓

 

      現在公表している小説は、次の5作品です

(1) 人間の座標

        約173Kバイト

(2) 普遍時間

       約125Kバイト

(3) 超越の領域

         約274Kバイト

(4) 人間原理空間

                    約430Kバイト

(5)  唯 心

             約140kバイト

 

  wpe1E.jpg (6745 バイト)

   アップロードの記録

 No.1 人間の座標 1998.12. 8
 No.2 普遍時間 1998.12.19
 No.3 超越の領域 1999. 1.11
 No.4 人間原理空間 1999. 2.11
 No.5 唯心 2000. 7.18
 No.6    

 以下に、私が書き上げてきた作品が、年代順に並んでいます...wpe14.jpg (31298 バイト)

        wpe17.jpg (6106 バイト)

 荒川源流  (短編集)

         枯葉  (一)、(二)  

                 霧雨の中のイチョウ

                          夏の陽射し

                                  夜のスケッチ

                 荒川源流

                           占領軍

                                   夕日

                                        小猫のお話

                                             冬の雨

                                                   五月のある午後

    

       wpe17.jpg (6106 バイト)

  この短編集は、1977年に、私が自費出版したものです。今で言うフリー

ターをやりながら、試行錯誤をしていた時代です。しかし、ともかく形のある

ものとして残しておきたかったので、1000冊を自費出版しました。18才か

ら28才までに結晶化した作品です。1000冊のうち、大半はまだ自分の手

元にあります。

     

<グループ・A>

                                             (約 173 Kバイト)

wpe1A.jpg (9546 バイト)

人 間 の 座 標

wpe19.jpg (7123 バイト)

 

          (2006.9.28/文章のスタイルを整え、挿絵を入れて、リニューアル) 

    この作品は、大震災で荒廃した東京のビルのジャングルが舞台です。

状況は、ベトナム戦争の内戦。この作品を書いていた当時、すでにベトナ

ム戦争は終結していましたが、資本主義と共産主義の冷戦構造の真只中

でした。核戦略体制が世界を支配し、人類及び地球生命圏の絶滅が懸念

されていました。しかし、“人間の座標”という題名のように、この作品には

もう一つ別の側面があります。

 ところで、最初のこの中編作品を書き上げるのに、数年かかっています。

ともかく、短編小説で文章は書けるようになったのですが、どの方向に向か

っていいか分からず、大変苦労した作品です。したがって、上記の短編集

“荒川源流”以後の、私の小説の原点となった作品です。

 

    ( この作品は、1980年代に、茨城県新治郡出島村で執筆しました。)

          < 作品へジャンプ >

 

                            (約125Kバイト)

wpe1B.jpg (3514 バイト)

      普 遍 時 間 

wpe1B.jpg (3514 バイト)

 

           (2006.9.24/文章のスタイルを整え、挿絵を入れて、リニューアル) 

  この作品の題名は、“正法眼蔵”の有時(うじ)からとっています。有時の

現代訳が普遍的時間となっていて、それを普遍時間と縮めました。主人公

は、科学実験用原子炉“富楼那 (ふるな)”で、放射線被曝した患者です。

  この作品を執筆していた当時、まだインターネットという言葉は耳にして

いませんでした。まして、World Wide Webなど、その概念も知りません

でした。私が時々読んでいたサイエンス誌に載っていたのは、パソコンの

画面で使われているスプレッドシートの論文などでした。ただ、たまたま “I

NS”という概念を拾ったので、それは作品の中で使ってみました。ここで

は、インターネットや、WWWという言葉はあえて使わず、当時書き上げた

言葉のままにしておきます。

  時代背景としては、人類の火星基地建設という時代ですので、今よりも

う少し未来ということになります。以後、『超越の領域』人間原理空間

と、小説の時代背景は未来へ向かってジャンプいきます。

 

  これらの私の作品は、未来推計が現在の宇宙開発等よりも早め早めに

描かれています。これは現在の閉塞的人類文明に対する、危機感からき

たものです。また、当時は、宇宙開発と宇宙でのイノベーションに、人口爆

発する地球の未来を託していました。

    ( この作品は、1980年代に、茨城県新治郡出島村で執筆しました。)

 

                 < 作品へジャンプ>

              

 

                                         ( 約 274 Kバイト )

wpe1B.jpg (5535 バイト)

超 越 の 領 域

wpe1B.jpg (5535 バイト)

                              

   この作品の舞台は、地球を周回する月軌道上の重力バランスポイント/

L5にある宇宙天文台です。現在、宇宙望遠鏡“ハッブル”が機動していま

すが、この作品を執筆していた当時、まだハッブルの名称はなく、宇宙望

遠鏡も存在しませんでした。そこで、科学論文雑誌サイエンスにあった“カ

セグレン式のリッチー・クレチャン型”という型式名でのみ書きました。しか

し、そのうちに実物がスペース・シャトルで打ち上げられ、“ハッブル”と命

名された次第です。そこで、Nifty Serveにこの作品を載せた時、リッチー・

クレチャン型”の“ハッブル”としました。しかしこの作品の中では、すでに宇

宙工業時代が胎動を始めていて、次の宇宙望遠鏡の主鏡は、宇宙空間で

制作が進んでいます。

  この作品でアイリーン中原が、“11次元構造における超重力理論”を検

討している風景がありますが、これが今話題の“M理論”でしょうか。M理

論は“超ひも理論”を超える究極的な統一理論として騒がれています。当

時(10年以上も前でしょうか...)、私には“11次元構造における超重力

理論”の意味が分かっていませんでした(今もそうですが)。サイエンス誌

(現在の、“日経サイエンス”)で論文を読みながらも、半信半疑だったのを

覚えています。しかし、私は半信半疑ながらも、確度の高い未来風景とい

うことで、わざわざこのスケッチを入れたのを記憶しています。

 

   (追記/全文公表 )                 (1998.1.11)

 
  現在、日本も参加している国際宇宙ステーション計画が進行していま

す。この国際宇宙ステーションと、当小説の舞台となっている“L5宇宙天文

台”は、非常によく似た風景のようです。ただし、“L5宇宙天文台”はもう少

し時代設定が未来になっています。また、規模もかなり大きく、システムも

数段進化しています。

  この“L5宇宙天文台”の光学望遠鏡は、上記のように宇宙望遠鏡の“ハ

ッブル”を参照しました。一方、大型赤外線望遠鏡“べガ”の方は、1980

年代の赤外線天文衛星“IRAS”を参考にして描きました。

 また、数千人規模の宇宙コンミューンや、L5宇宙天文台において、人間

関係や男女関係に多少錯綜した風景が描かれています。これは、地球表

面を離れた宇宙社会における、人間心理学や社会心理学を推計し、それ

を具現化したものです。

        (この作品が一応完成したのは、埼玉県草加市でした。)

 

             <作品へジャンプ>

 

 

<グループ・B>

                                                ( 約 430 Kバイト

     人 間 原 理 空 間wpe2C.jpg (8221 バイト) 

                                                     

  この作品名が、私の第1ホームページの題名となった“人間原理空間”

です。また、これまでに私の書いた小説の中で、最も長い作品です。

  時代は、“超越の領域”よりも更に進み、宇宙文明時代の安定期に入っ

ています。しかし、そこに、人類文明の思いも及ばなかった進化の形態が

発現してきます。人類文明の情緒を超え、システム論的な生命進化が顕在

化して来るストーリーイです。この流れが、人類文明を大きく押し流していく

ことになります。しかし、その先には、はたして何があるのでしょうか...

 

       (この作品が一応完成したのは、埼玉県草加市でした。)

                                            

       追加 /全文公表                        (1999.2.11)

  第1ホームページのタイトルとなった、中篇小説“人間原理空間”を公表

します。この作品は、“超越の領域”の数ヶ月後から執筆を開始していま

す。完成まで、おそらく1年間ほどかかったと思います。したがって、この

“人間原理空間”も、今から10年ほど前の作品ということになります。

 

 そもそも、この“人間原理空間”とは何か...このあたりの説明は、小説

としてさっと読み下すにはかなり難しい部分です。しかし、理論空想科学小

説としては、面白い所です。人類文明の未来風景を想像する、叩き台の1

つになれれば幸いです。また、表現はかなり難解なものとなっていますが、

言葉は私なりに十分に吟味してあります。

 

  My Workstation で現在、“36億年の彼”というニュー・パラダイムの考

察を展開しています。しかし、この概念はすでに、この作品の中でかなり熟

成されているものです。地球ガイア・システム、グローバル・ブレイン、ガイ

ア・フィールド等の概念です。これらは今後、私のライフワークの1つになる

と考えています。ホームページの展開とあわせ、ご期待ください。

 

  第1ホームページ/ My Workstation の高杉光一は、この作品の主人

公から借用しました。また、My Asisstant Desk の折原マチコは、主人

公のコンピューター秘書“マチコ”から借用しました。

 

                                       <作品へジャンプ>

 

                                                    (約140kバイト)

   唯  心  

                                         

  この作品は、時代は現在です。主人公が、少年時代に預けられて育っ

た、曹洞宗の寺に帰省ります。中国における禅宗の六祖/慧能の話が出

てきます。

  ずっと SF小説を書いてきましたので、ここで一息つくと言うことで、現代

風の落ち着いたものにしました。上記の人間原理空間を完成させたあと、

半年ぐらい後に書き上げました。いずれにしても、三十代最後の頃の作品

だと思います。

 

       (この作品が一応完成したのは、埼玉県草加市でした。)

 

追加/全文公表                        (2000.7.18)

 

  2000年7月19日に、ホームページにアップロードするに当り、もう一度

推敲をしました。

 

推敲                               (2007.6.24)

 

  2007年6月24日に全文を推敲し、MSPゴシック体とし、文節も整え

て、読みやすくしました。

 

              <作品にジャンプ>

 

 

林冠の超世界

 

        この作品は、シリーズで何作か書こうと考えています。

      (1)異世界からのメッセンジャーは、その第一作です。

 

    時代は現代。場所は、熱帯アマゾンの密林の林冠。主人公はそこで、こ

の生命圏そのものの情報系空間と接触します。この、DNAシステムが爆

発する生命圏の情報系とは、どのようなものなのでしょうか...

 

(この作品が完成したのは、埼玉県草加市でした。ここから、勤務先であ

る東京都の荒川区民会館へ通勤していましたが、その時に書き上げた唯

一の作品です。仕事にも慣れ、比較的時間に余裕が持てたので書くことの

できた作品です。)

 

   私の作品は、見た風景の描写ではなく、空間そのものをイメージから創

出していますので、大変な労力と時間がかかります。

 

    (ホームページへのアップロードは、もうしばらくお待ちください)