fig3 Left(左) Hexarthrius bowringi Parry,1862
【分布】 N.E. INDIA, MYANMAR, 北東インド、ミャンマー
【体長】 ♂50−85mm
大型個体のオオ顎は写真のように、基部近くの内歯が2歯状になるが、中〜小型
のものでは、その様にはならず次種 H. davisoniに似てくる。上翅の色は個体により多少変化があるが赤みを帯びて
綺麗なものが多い。以前日本には標本も多くは無かった種だが、北インド産のものが入った事がある。
fig3 Center(中) Hexarthrius davisoni Waterhouse,1888
【分布】 S.INDIA,南インド
【体長】 ♂35−80mm
上翅は特徴のある赤みを帯び、小型のものでも他の種との
区別は容易。南インドに産するが、近年採集されていないらしく見かけるのは
古い標本が多く数も少ない。また、フタマタクワガタの名の由来になったと思われる
オオ顎の先端がこの種のように大型個体でもフタマタ状にならない種も多い。
fig3 Right(右) Hexarthrius aduncus Jordan,1894
【分布】 N.E.INDIA, MYANMAR,北東インド、ミャンマー
【体長】 ♂30−75mm
北インドあたりのフタマタクワガタとして
以前は良く見かけた種で、おそらく産地では普通種だと思われるが、現在
は産地の状況でかあまり入ってこないようである。上翅は赤みを帯びる個体と
黒いものとあり、歯型は 次(fig4)の H. vitalisi や H. tsukamotoi によく
似ているが、前胸側縁のかたちで区別出来る。
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