みよし乗車記・写真1

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7/17(土)

つやま号乗車記の続きです。東城の「ホテル」という名前の民宿を出て、6:10発の備後落合行きに乗る。中国地方の主役(?)キハ120。乗客は私ともう1人、計2人。しかし、隣の備後八幡で降りてしまい、私一人になった。でも、途中で2人乗ってきて、合計3人で備後落合に到着。

 秘境駅として紹介された備後落合駅。芸備線と木次線の接続駅。昔は急行列車が多数走り賑わったそうだが、今ではまさに何もない駅。私も本当はこの備後落合に泊まりたかったのだが、宿泊施設等が全くないため、やむなく東城に泊まったのである。写真の右側が、私が東城から乗ってきたキハ120。左がこれから乗る急行みよし1号。

 サイドボード。「三次-備後落合 普通」と書いてある。

 私も初めて体験する急行型ボックスシート。ずら〜っとボックスシートが並ぶ。

 洗面所には鏡がついている。昔は急行ちどり号として長距離運転していたこともあるらしいので、その名残だろうか。

 全車自由席なので、急行列車であるのに優先席がある。なんだか変な感じ。

 いわゆるボックスシート。リクライニングなどはしない。昔の人は、こんな座席で夜行を乗り通したりしていたのだなあ、と感慨に浸る。

 2号車は喫煙車。灰皿が付いている。

 キハ120を降りた3人は、そのままこの「みよし」に乗り込む。備後落合で降りても、どこにも行きようはないのだ。駅ノートもあり、少しゆっくりしたかったが、あいにく接続は6分しかなかった。

 三次までは普通列車として運行。所々速度制限があり、川のそばの崖っぷちなど、時速15キロくらいの低速で走る。途中の駅で少しずつ客が乗ってきて、三次を出る頃には、喫煙車10人、禁煙車20人の計30人ほどを乗せていた。
 三次に着くと、客が半分くらい(?)入れ替わった。三次から先は急行料金が必要なので、後続の普通列車で行く人もいるようだ。三次から乗ってくる人も多く、禁煙20人、喫煙10人の計30人くらい(さっきと同じだがメンバーは違う)で出発。
 さすが急行、スイスイ入る。先行の列車を追い抜くことはないが、対向車を待たせてどんどん通過するのは快適。甲立・向原・志和口と停車するが、どんどん客が乗り込んできて、志和口を出たときは禁煙車は40人ほどになっていた。1つのボックスに2人が座るくらい。喫煙車は変わらず10人ほどのままだった。

 私のボックスにもおじさんが乗ってくる。荷物を置いて他人が座るのを妨害するような真似はしない。ところが、このおじさん、私の正面の窓際後ろ向きに座ったのだ。普通は、ボックスシートでは対角線上に座るものだと思うのだが。。。膝をつき合わせたまま40分ほど過ごし、広島着。9:24。

 広島電鉄の1日乗車券を買い、宮島線以外全線乗り、完乗。(宮島線は昨年乗車済み)昼は広島風つけ麺を食べる。アストラムラインを全線乗った。可部以北が廃止された可部駅にも行ってみた。レールはそのままで、また列車が来そうな気がした。昨年おやつを買ったパン屋さんはそのままだったが、店員さんは変わっていた。原爆資料館を見たが、半分くらいしかみないうちに閉館時間が来てしまった。夕食はお好み焼きを食べ、駅近くのホテルに泊まった。

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