急行はまなす写真・旅行記1

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 04年12/22-12/26にかけて北海道に行って来ました。使用したのはぐるり北海道フリーきっぷ。首都圏から北海道にJRで行く場合の定番。破格の値段設定です。

 17:56東京発の東北新幹線はやて25号で八戸着21:00。八戸21:17発の特急つがる25号弘前行きで青森22:18下車。いよいよ、9年ぶりの急行はまなすに乗り込みます。

青森駅の時刻表。22:45オレンジ色の急行はまなすの表示。

青森駅の電光掲示板。

私の乗ってきた特急つがる25号が青森に着いた時点で既に入線済みの急行はまなす。津軽海峡線用の赤い電気機関車にヘッドマークが付いています。

客車についた表字幕。

ドリームカーに付いたロビー。おしゃべりや読書はここで。

客車の最後尾についたテールマーク。

3号車と7号車は自由席車。隣の席との間に肘掛けはありません。少しリクライニングします。

5号車と6号車はドリームカーといい、元グリーン車の上質な座席です。リクライニングが深く、少し分かりづらいですが、座面も持ち上がり、非常に寝心地はよいです。反対側の席を回転させて足を投げ出せば、平らなベッドに寝ているのと殆ど変わりません。

5号車ドリームカー(禁煙)には女性専用席があります。

4号車はカーペットカー。犬のマークが目印。

カーペットカーの車内。写真に撮るのが難しいのですが。。。木の床にホットカーペットが敷かれています。2階席は階段を上がった上で、列車の進行方向と同じ向きに寝ます。独立性は1階よりも高いと言えます。
 一方、1階は、通路側を足にして、列車の進行方向と直角に寝ることになります。左右の乗客と隣り合わせますが、顔の部分は仕切のカーテンがあります。通路を誰かが歩くと、足許に人の気配を感じます。
 網棚はありませんので、荷物は、足許の通路のそばに置くことになります。大きな荷物がある方は1階の方が良いと思います。
 シーツにくるまれた毛布があります。これをどう使うかは人それぞれ。敷き布団にする人あり、掛け布団にする人あり。小柄な人は、折り畳んで間に入り、敷き布団と掛け布団の1枚2役にしていました。正直、木の床にカーペットが敷かれているだけなので、どうしても床が固く、そのまま寝ると背中や腰が痛くなってしまいます。私の場合は、来ていたダウンジャケットやセーターを敷き布団にして、毛布を掛けて寝ました。

 参考までに、サンライズ瀬戸・出雲にも似たような「ノビノビ座席」がありますが、床の固さはサンライズの方が固く、その点ははまなすの方が快適です。また、サンライズにも毛布がありますが、サイズが小さく、体全体はおおえません。「膝掛け」サイズしかありませんので、別途掛けたり敷いたりする物が必須となります。その点、はまなすの方が乗り心地はサンライズよりは上です。

 このカーペットカーの車両には更衣室があるので、私はトレーナーに着替えました。トイレで着替える覚悟だったので、更衣室があって助かりました。見たところ、寝間着に着替えているのは私ひとりでした。

2階席を撮ってみたのですが、私のこの写真では、なかなか伝わらないと思います。。。

急行はまなすには車内販売はないですが、飲み物の自販機があります。アルコールはありません。上り・下りとも青森・札幌のホームで売店が開いていますので、必要な物は乗車前に購入することになります。

一号車の先頭の窓から外を見ると、機関車があります。機関車にはなんと「日本海」のヘッドマークが。もちろん反対側には「はまなす」のヘッドマークがあります。向きによって「日本海」か「はまなす」かが決まっているので、いちいち取り外さないようです。

 急行はまなすは青森を22:45に出ると、次は函館1:13まで止まりません。寝台車を除き、車内放送があるので、つい目が覚めてしまいます。発車は1:23。ここで機関車の付け替えが行われます。長い停車時間には駅の外に出てコンビニで買い物をすることも可能です。
 函館までは1号車が先頭でしたが、ここ函館からは7号車が先頭になります。7号車に青いディーゼル機関車が連結されます。

 驚いたことに、こんな深夜なのに函館から乗り込んでくる客が結構多いです。先ほどと反対方向に走りだします。5:40に携帯電話のアラームを掛けて置いたので目が覚め、着替えて下車に備えます。札幌には早朝6:07に付きます。

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