口の描き方
口のメカニズムを徹底的に分析して簡単に描けるようになろう 。
  • お口物語り
あるところに話す事ができない丸い柱のオッサンがいました。誰が話し掛けても何も言う事が出来なくて毎日歯がゆい生活をおくっています。近所のくクソガキに悪戯されたり本当にかわいそうです。まったくお話ができないのでなんとかしてやろうと思った太陽のオッサンがなんとお口をつけてあげました。
楕円形をかたどった皮がきれいに剥がれ落ち、丸い柱のオッサンに口らしき物ができました。最初は何がおこったかわからずぽかんと開けっ放しにしていましたが、次第に口が閉じようと動きはじめました
実はごっつしゃべりたいのを辛抱していた丸い柱のオッサンは口を大きく開けたりいろいろ試してみました。彼は大声で叫び続けて、そしてうれしくなって最後は笑顔になりました。悪戯していたクソガキも「よかったなぁ、オッサン」と背中に落書きを最後にいい子になりました。

              おしまい

口紅を塗っている口を無視する重要性
「口紅を塗っている口を無視」って何をわけのわからんこと言うとんねんと言う方もいると思いますが、私達が口をイメージするときって女性の赤く塗られた口を無意識に想像してしまいませんか? 口紅は唇に塗っているだけなので惑わされないように注意しましょう。今から口紅のイメージを一切取り払ってこの課題に取り組んで下さいね。
丸い柱のオッサンの感動物語で号泣しているみなさんには申し訳ないが早速えんぴつを持とう。丸い筒に口がくっついていることを意識して上の絵を描き写してください。気をつけるのが口の皮の厚みだよ。口紅の口は無視だよ。ここはしっかり押さえて練習しよう。丸い柱のオッサンをきれいに描いてやってくれたらとってもうれしいな。
  • 口ってどうなってるの?
考え方を工夫しようね。例えば笑顔の口ってどうなってるかな。ほっぺたの筋肉が口の両端を引っ張ってる感じがするでしょ。口って伸縮性があるんだよ。
左図は唇を少し太めのゴムに置き換えて描いてみたよ。閉じたり開いたりいろいろな形に変化するんだ。
そこで笑顔をつくってみよう。口は笑ったとき歯にそうように曲線を描いてるんだよ。
さあ、引っ張るよ! 唇を想像して考えて、自分で想像するんだよ。
左図を見てね。これでよくわかるでしょ。丁度笑ってるときの唇の状態が下の図になるよ。

  • 正面から見た口はMをプレスしたもの。
口を真正面から描くことは非常に多いです。だから理屈よりもここでは形で覚えよう。とても単純なことアルファベットのMを上から押さえましょう。