4.襟首の周りと変型テトラポットの術
人間の首と肩の移動や位置をごちゃごちゃやってるととても難しいんだ。だから衣服を着ている人物を描く時そんなこと考えて描いてたら疲れちゃうね。そこで首と肩を固定して一つの形として頭の中に叩き込んでしまおうっていうコーナーなんだよ。とてもいい方法だから活用していこうね。テトラポットって知ってる? 海岸近くに並べてあるコンクリートのへんてこなあれ。高い波を防ぐ防波堤みたいなの。あれを使って説明していくよ。でもここでは本当のテトラポットの突起が一個少ない人物画テトラポットだよ。

服を着ている人物の肩と襟首について

鉛筆持ってテトラポットを描こう。1.2.3.と順番道理にスケッチしてみよう。まず正面から描いてみる、お絵描きの基本だよ。そこから立体的にとらえる
できたかな? 上手く描けたら今度はそれをいろいろな角度から描けるようになろう。角度が変わったら上手く描けないと感じたら右の図ように骨組みを描いてからすすめよう。

テトラポットに顔をくっつけよう。
上記の課程が終わったらテトラポットに顔をくっつけてみよう。簡単簡単、くっつけるだけだからね。このプロセスはいろんなところで役に立つよ。別にこのまま裸体の状態であってもあまり遜色なく使えるよ。両肩の角度を上手く調節しよう。服をかけるハンガーを描くつもりでね。
それじゃあ今描いたモノにジャケットを着せてみよう。テトラポットで肩の型がとれてるから簡単でしょ。いろいろな角度から描いてみようね。腕を下に普通に降ろしている時はあまりシワはでないので一本ぐらいでまとめようね。
お札貼り付けの術

仕事や学校によく着ていくワイシャツ(white shirts)の襟のところって、結構複雑でよくわかんないって方いない?
難しく考えるからややこしくなって仕上がりが「なんか変だな」って感じるんだよ。でも大丈夫、とーっても簡単に描く方法があるよ。みぞおちのあたりにお札を張り付ける戦法なんだ。鉛筆持ってね。
ね、簡単で上手く描けてデッサンも狂わないでしょ。後は男性と女性でボタン止めるところが左右で上か下か確認して描くだけ。そうだなぁーあとややこしいの襟のへりみたいなちょぼって出てるところ、あの辺はややこしいので最初はほったらかしにして、慣れてきたらしっかり描くようにしていこう。