前田整体院 トップ Q&A集 >体の軸と地球の軸について

 

そちらで体の軸がずれると様々な症状を発症すると聞いたのですがもう少し詳しく教えて下さい

私は、20代の頃にバイオメカニクス(生体力学)を学んで体の軸というのはその人自身の問題だと思っていたのですが、伊藤聖鎬さんの提唱する支持骨(重力バランス軸)という考え方を知って、本来は人間と地球の軸が重なっていないといけないことを知りました。人間には体の軸があり、それを決定しているのが支持骨です。支持骨とは体重を地面(地球)に対して受け止めている骨です。立っている時の支持骨は足の骨で座っている時の支持骨は坐骨になります。ですから支持骨が歪むと体の軸がずれていきます。人によって軸の許容範囲があって、それを逸脱すると様々な症状が出てきます。軸のずれが原因で発症する症状はあまりにも多いので、少し例をあげると肩こりや腰痛、五十肩などです。もちろん姿勢の悪い方は、ほとんどの方が支持骨が歪んでいます。足を組まないと座れない方や猫背や側弯症の方は、その典型的な例です。軸がずれて余分な歪力(ストレスやテンション)が体にかかって血液やリンパ液の流れが悪くなるのが一例です。ですから当院では、坐骨や足の関節の調整も丁寧に行っています。また、自分の軸がずれるということは、地球の軸からずれることでもあります。地球の中心から支持骨を経て脳へ情報(自分の存在理由など)が入ってきていると言われていますので、自分の軸と地球の軸がずれると地球からの情報が脳に入ってきにくくなり、ものの考え方まで影響を与えると言われています。最近の研究で支持骨に歪みや緊張ができると対応している頭蓋骨も歪みや緊張を生じることが解ってきました。そして、脳へ影響を与えるようです。もちろん支持骨は、全身のいろんな部位にも影響を与えています。毎朝どうやったら自分自身の体の軸を正常な状態に近づけられるのか考えていた時期があって、何ヶ月か経ったある時に閃いて立っている時の体の軸の付け方を考案できました。当院にご来院されている方にはその体操をご説明しています。。座っている時の簡単な軸の付け方を4点支持の座り方で記しています。参考になるかどうか解りませんが興味がある方は見て下さい。上記の説明が解り難いかと思い追記します。例えば掃除機をかけると腰が痛くなったり洗い物をすると腰が痛くなるというのはよくあることだと思います。どちらも前傾姿勢になりますから立っている時のからだの軸はずれた状態です。頻繁にこういう姿勢をしていると前傾姿勢をとっていない時の軸もぶれてくるということです。それが全身に影響して様々な症状を引き起こします。ですから定期的に軸のぶれを修正する方が快適な生活ができるようになるのです。スポーツも同じでいつも同じ動作をしているとからだの軸がぶれてきますから自分で修正しないと体に局所的な負担がかかり故障してしまいます。例えば野球でいうと右利きの人が左利きの人の動作をするのは非常に大切なことです。ゆっくりでいいですから綺麗なホームで左利きの人の動作を練習すると体の歪みを修正してくれます。自分は、からだの軸がぶれているのではないかと思われる方は、当院にご来院して頂くと納得して頂けると思います。

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