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4点支持の座り方を教えて下さい?

楽に座れる4点支持の座り方をご紹介します。
楽に座るには左右の坐骨(座った時に体重がかかる骨のこと)と両足の4点で座ることが大切です。
まず、この4点を意識するために両坐骨と座面の間に自分の手(手の甲が上)を挟んで座ります。そうすると今まで寝ていた骨盤が起き上がります。
左右に何度か体を傾けて坐骨への体重のかかり方を意識しながら両坐骨に同じように体重がのるように座ります。
次にそのまま少しずつ上半身を前に傾けて両足の裏に重心が移動していくのを感じて下さい。両足でしっかりと体重を支えているという意識が持てたら、両足で地面を踏みながら倒した上半身を元に戻しましょう。そうして挟んでいた手を抜いて下さい。
すると4点の土台ができて上半身が楽になります。この時に両脚をグッと踏ん張る必要はなく、床を意識するだけで大丈夫です。
両方の坐骨に同じように体重をのせられない人は坐骨を中心に骨盤が歪んでいます。また、骨盤が起き上がらない人は、腰がまるくなっておりうまく腰がそれなくなっています。そういう人はこの座り方さえできないので当院で施術を受けられた方がいいです。
この座り方をすると足を組んだり横座りをしたりするのがどれだけよくないのかがわかるようになり、足の裏で支えることが大切なこともわかると思います。
毎日いい座り方をすると座っている時に体が歪みにくくなり健康になります。
特に車に乗る時は、座席に横から座ります。そうするとどうしても左右の坐骨に同じように体重がかかりにくくなります。長時間の運転で肩がこるのもちゃんと座れていない場合が多いからです。車を動かす前にいい座り方をして下さい。運転する時は、適度に倒した背もたれにもたれて少し腰が丸くなってもかまいません。運転中は、足で体重を支えられないので信号で止まった時などに一度お尻を持ち上げて座りなおし両方の坐骨に同じように体重をかけるだけでもかなり効果があります。
立ってる時や座っている時には、体の中心になる軸が存在しています。いろんな原因によりその軸がぶれていきます。許容範囲を超えると様々な不定愁訴を引き起こします。この座り方をしていると座っている時の体の軸がぶれていくのを防ぐ効果があります。

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