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「親が知らないから、子供がアトピーになる」康願 健一 (著)(セルバ出版 2015年7月)

→目次など

■何気なく生活していては知ることのできない情報が満載■

期待以上の内容の本でした。アトピーに限らず、食や生き方そのものに対して再考を促す内容になっています。

・早すぎる離乳食の影響
・食品に残る抗生物質の影響
・植物油
・腸内細菌
・幼児にとっての果物の危険性
・夏の果物を冬食べることの影響
・砂糖の影響
・肉食の影響
・牛乳
・卵
・チョコレート
・電子レンジ
・目薬/点鼻薬
・風邪薬
・夜更かし
・小麦アレルギー
・ハーブの有効性
・断食の効果などなど

その一つ一つについてごまかしなく理路整然と説明されているため、わかりやすいだけでなく、軽く考えていた自分を反省させられたり、これまでの知識の修正を迫られたりします。

たとえば、低体温の大きな原因の一つとして夜更かしが上げられており、低体温になるメカニズムが説明されています。 私は、体温を上げることの大切さは知っていましたが、夜更かしが低体温の大きな原因であるとは全く知らなかったため、驚くとともに、日頃の生活パターンを変える必要性を感じることになりました。

このような話題が豊富に詰め込まれており、しかもしっかりとした理論が示されているため、アトピーの根本治療を目指す人はもちろん、多くの人にとって刺戟的な本であるといえそうです。アトピーではないから無関係と考えず読んでみることをお勧めします。

内容の紹介


東洋医学的発想が大切
  東洋医学には、病気を根本から治そうとする発想とそのすべてがあります。 しかし、ここまで読んできた人は理解できていると思いますが、アトピーの原因は、離乳食から始まり、抗生物質の薬で腸内細菌を駆逐するなど、昔の東洋医学の本に出ていないものばかりです。 これが、アトピーをなかなか治り辛くしていますし、漢方の薬でもなかなか対処ができていないところでもあります。 だからこそ、大腸の善玉菌を何とか増やす根本治療が必要となってくるのです。
  NS乳酸菌のようなプロバイオテックスの菌を入れる、断食をしていったんお腹の菌をリセットし直すなど、かなり過激に行わないと生まれ変われないように思われます。
  そして、治った後も、江戸時代のような質素な食べ物の生活を続けるべきです。
  こうしてはじめて、完璧な治療ができるといえます。
  多くの人が、不幸な状態から解放されるには、ここまで覚悟が必要になります。 また、それを実行する必要があります。 西洋医学的な対症療法だけではダメなのです。 もっと多くの人に、根本から健康になっていただきたいと思っています。 - 183-184ページ

具体的な内容については、ぜひ本書でご確認ください。アトピー治療を通して、さまざまなことが見えてくると思います。

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「ルビリン」は東山動物園にいたアムールトラの名前です。土手で出会った子猫を迎え入れ、「るびりん」と命名しました。

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